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有名なカフェレストラン Excelsior 内装は超素敵、外観はいまいち。 最初ナンシーに行こうって言ったとき、夫の反応は次のような感じ。 僕はもっと田舎がいいな~ ナンシー行ったことあるもん。 スタニスラス公の領地だったとこだ~ 実は夫はその近くのヴェルダンという小都市がとっても好きで 以前からそこに私を連れて行きたがってました・・・ というのは、若かりし頃に兵役でその地で駐屯したとか。 彼の青春がつまってるみたいです。 ちなみに兵役ではつらい経験もあったみたいです。 へ~へ~映画みたい! 彼の言によるととても美しい風景の街だそうです。 そしてナンシーのすぐ近くなのでどうせ行くなら ナンシーより!ヴェルダンに行きたいそう。 でも今回は強行しましたとも!ナンシーに(笑) 夫は結構歴史は好きで、なんでも物識りなのですが (理系は弱い!夫婦そろって・・・汗) 近代に関しては戦争関係以外はあまり興味なしみたいで すなわち私が熱愛してやまない19世紀末の芸術や20世紀初めの文化には 触手をうごかしませんでした。 でも今回ナンシーに行ってみて アールヌーボーのエッセンスを思いっきり吸い込んだ私たち・・・ どこに行っても懇切丁寧な説明文やパンフが備わっています。 ナンシー派美術館に行ったときなんざぁ、 各作品の説明を聞けるイヤホン付きの昔の携帯電話みたいな機械を(名前なんて言う のかわかりません) 無料で貸してくれました・・・ しかし、フランス語のみ~(あ、英語もあったかも) で私は使わなかったんですが夫は熱心に一つづつ聞いて回ってました そして街のあちこちに点在するアールヌーボーの家をめぐる時も 地図をめずらしく熱心に見ながら探してくれました そして旅が終わるころには アールヌーボーもなかなかいいもんや~って思ってきたみたいです。 ナンシー派美術館 反対に私はちょっとナンシー派美術館ではあまりの装飾過多な家具や調度が多すぎて ここまでくどくせんでもいいやろ~っと突っ込み入れてました。 ガイドブックをよく読んでみたら(遅すぎ・笑) ナンシー派美術館はアールヌーボー芸術のパトロンの大金持ちの人の私邸だそうで 思いっきり自分好みの芸術で自分のお家を装飾してたみたい・・・ ここまでするんか 私はどちらかというとちょっとアールデコっぽい香りのするアールヌーボーがより好みだと 認識をあらたにしました。 家具もリヨン美術館においてある方が好きです。結構シンプル。 ナンシー派美術館のベッドとかは蛾のモチーフ。それも燐粉をふりまくイメージ。 あんましぞっとしません・・・ アールヌーボーではよく植物や昆虫の図柄が使われます。キノコとかも。 ああ、いそぎんちゃくとかクラゲなんてのもありましたよね~ あまりグロいのは好みに合わないんです。 トンボは好きですけど~ で、アールヌーボーは建築が一番好きなような気がします。 よく皆さんおっしゃってますが鉄の曲線。 窓枠や扉ですね~今回はたっぷり見れました。 あ、そうそう。ナンシー派美術館は子孫の方が今も住んで経営されてるとかで私立美 術館でした。 それで写真撮影禁止でした~(庭はオーケー) でも窓から見た庭の眺めが素敵だったので撮ってもいいか尋ねたらアカンと却下。 絵葉書とかの著作権関係らしいです。 なかなかケチくさいですわ(笑) ますます嫌いになりました(爆) 一番お気に入りの通り。可愛いお家が軒を並べていました。 巨大化したアリスが手足を出しそうなお家たち。 ともあれ、私の趣味に合わせて旅行してくれた夫には感謝です。 ( 願わくば、パリ好きに育てたいのですが・・・ ) いつかはヴェルダンに行ってあげますからね! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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