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ラベンダーの風に吹かれて

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日本滞在中は電車の移動が多かったので何冊かの本を読めました。



最近はなんと言っても荻原浩さんの作品に夢中なんですが



やっと念願の『明日の記憶』を読むことができました。



これは渡辺謙さんの主演で映画化されたので皆さんもご記憶に新しいと思いますが



若年性アルツハイマー(認知症)におかされた中年のサラリーマンの物語です。



とてもとても哀しくて最後には号泣してしまいました。



こう書くといかにも闘病物、お涙ちょうだいものと思われるかもしれませんが



最後の最後までは・・・いやほとんど全部文章は淡々と、どちらかといえばほのぼのと日常を描いています。



時にはユーモアもたっぷり(荻原さんの真骨頂ですよね)



ただ、形態が主人公の日記という形で書き進められているために



病気によって忘れていく彼を読者は客観的に観察することができるのです。



うまいなぁって思ったのは彼が、何度も同じことを日記に書いたり、漢字を忘れてひらがなだったり。



そのたびに読者は切なくなるんです。





最初のほうは読者も気づくか気づかないほどのかすかな漢字の間違いなのです。



鈍感な私は、最初校正のミスか?なんて思ったりしました。



それが読み進むにつれてだんだんと頻繁に、そして重篤になっていきます・・・



本を読むとき、すでに映画化されているものは帯に映像が宣伝されていますよね。



だからいやでも主役や配役を事前に知ってしまいます。



メディアでも騒がれるし。



原作を真っ白な頭の状態で読んでみたい私としてはこれは好きではありません。



常に頭のなかに映像としてその人物が浮かぶからです。



わりあいにイメージが近い俳優だと許せますが、そうじゃない時は怒りますね(笑)



払いのけたい~~邪魔になる~~



(特に「四日間の奇蹟」の 吉岡秀隆くん・ごめん。彼は私の中では「北の国から」の純以外の何者でもない)




でもこの本では渡辺謙さんがすんなり~と私のイメージと合致。



どの場面でも無理なく溶け込んでくれてました。



さすがに、原作を読んですぐに荻原さんに手紙を書いて出演を懇願直訴しただけあります。



ご本人も白血病というたいへんな病気を克服されているのですから



きっと私たちの想像を超える思い入れがあったことでしょう。



奥さん役は樋口可南子さんだそうですが、これもとてもいいと感じました。



しかしこの何年か自分自身も冗談半分に「アルツハイマーか!」っと言ったり思ったりしていました。



けれど軽はずみに口にする言葉ではないかもしれません。



私自身もいくらでもこの病気になりそうな可能性は持っていて



(最近の忘れっぽさはすごいし~~(汗)



他人事ではないし、少し恐怖を覚えます。





帰りの飛行機では同じく荻原さんの「母恋旅烏」を読みました。



やはりほろりときたり、大笑いしたりと、これも流石の作品でした。


21.jpg




ところで今日はフランス全土で久しぶりに大掛かりなスト。



なんと1995年のスト以来の規模だそうです。



当時は3週間に亘って交通が麻痺し、通勤者のためにパリでは政府が軍用トラックまで駆り出したそうです。



今回は全フランスの公務員が年金の改革に抗議してらしい・・・



フランスでは年金を受給するためには40年働かなければなりません。



公務員は37、5年で現行の法律ではいいそうです。



ところが今回、サルコジ大統領がこれを一律40年に引き上げようと改革案を出しました。



どこの国も年金問題はますます厳しくなっているようで。



私としてはこの改革は当然って気がします。



公務員側の主張は



「公務員はほかの仕事より、早朝や深夜もあって、大変。その割りに給料が少ない。



よってこういう特別扱いは当然であり、断固として改革には反対する」



ですって!!!



ああ~~ん?



わたしゃ、一瞬耳を疑いました~~(笑)



私の知ってる限りフランスの公務員って(県庁や市役所、郵便局等で見た限り)



えらそうで、ぐうたらで、権利はいっぱいあって、役得もいっぱいあって



時間通りに終了して、休暇はめいっぱいとれて・・・etc



小学校の先生なんかも、祭日と休日の間の日はpont=橋と呼ぶ休みを作って連休にしてしまうんですよ!



って一部の公務員しか知らないので、偏った意見かもですが・・・



ともかく自由と平等を掲げる国なのですから、この際、平等に40年でいいんじゃない~~?







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Last updated  2007年10月18日 21時05分00秒
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