フレンチポップス
こちらでテレビを見てもほとんど理解不能で、実際恥ずかしい話なのだが。ecouter(リスニング)の為、前に観たことのある映画などは筋が解っているのでなるべく観たりしている。ニュース番組ではさすがアナウンサーの発音はくっきりと聞き取りやすくかつゆっくりなのでちょっとはまし。ちなみにシラク大統領の発音は素晴らしい。わかりやすい!多くの人種が混在している国での優秀な(?)政治家の一つの条件かもしれないが。でも最初の頃から好きだったのはMTVというのだろうか、ミュージックビデオ専門チャンネルだ。一日中、最近のHIT50とかかつての懐かしい曲を流している。おかげで少しフランスの最近の音楽事情を知ることが出来る。そしてベテランの歌手はもちろん、若い歌手もなかなかの歌唱力を持っている。けれど残念ながら日本ではほとんど無名の人が多い。ジャン・ジャック・ゴールドマンやガルー、フローラン・パニイなんて言うフランスでは超一流の有名歌手のCDも日本に帰った時にタワーレコードなど何軒か大きなお店で探したが見つけることはできなかった。フランスではtutayaみたいなCDのレンタル屋は存在していないみたいで気に入ったら買うしかない。幸いなことにこちらでは、いろいろな歌手の曲がまだはやっている時期にオムニバスでアルバムとして発売される。たとえば『2005 summer hits』みたいな具合。今年の初めに買った『ソリダリテ』というアルバムは趣旨は「アジアの貧困を救おう」というもので全収益をチャリティとして寄付するというものだった。ベテラン歌手や若い実力派の歌手やグループのリアルタイムな曲がいっぱい詰まっていて本当に価値ある1枚だった。日本では忙しくしていたのでCDTVとかで見る程度だったから比べるのもどうかと思うが、外国のミュージックビデオの完成度というのは格段上、素晴らしいように感じる。凝ったものも多いしストーリーもわかりやすく面白い。最近はアニメーション物が結構上位を占めている。おととしMarc・Lavoineという歌手の『dis-moi que l'amour』の粘土細工が動く映像のもよかった。Micky3Dというグループの『respir』もアニメだが映像と曲がマッチしていて素敵だった。今ベスト5の内に二曲も入っているilonaちゃん(だったと思う)の曲はアニメの主人公の女の子がとっても可愛くていろんな動物が出てきて、色も綺麗で大好き。ともかく可愛いの一言。曲もテンポよく覚えやすい。けれどアニメで知ると実際の歌手の顔とかがわからない。ilonaちゃんの声は子供のような感じだった。どんな子かな~と興味を引かれていた。昨夜たまたま、6月の音楽祭の日、録画していた番組をみたら出演していて、実物にやっとお目にかかった。13,4歳くらいだろうか、ちょっとというかかなりぽっちゃりさんだが素朴で可愛い子だった。服装もTシャツとGパンで超質素!子供でもセクシーさを前面に出す日本のモー娘とかとは大違い。でも顔立ちは将来美女に成長する可能性大。ただ今のお気に入りにもう一人。Jonatanというイケメン君。たぶん2003年に夏やっていた番組『ヌーベルスター』で1位になった男の子。日本で言うスター誕生みたいな番組だ。その時はそれほどでもなかったがこの間初アルバムを出して、視聴したらとっても素敵で、おお、歌唱力伸びたね、よくぞ成長した!と思わず母のような気持ちになって1枚買ってしまった。テレビのこともっと書きたいけど夫が退屈そうなのでこの辺で。続きは明日。ilonaちゃんやジョナタンの写真も明日貼り付けたいと思います。(↓写真は以前ホームステイしていたToursの街。)