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先日、星野仙一さんの追悼番組としてNHKが2003年阪神タイガース優勝時のNスぺを再放送していた。
VTRの中の星野さんは、激しく怒ったり、灰皿投げたりしながら、「こうでないといかん」というご自身の考え方で統率していた。 その様子を見ながら、この統率の仕方は野球だからできるんだなと思った。 何しろ、野球は長い年月で、完成されたスポーツなので、成功パターンを知った経験値が高い人が自分のやり方を指示するほうが効率がいい。 垂直統制が機能しやすいのだろう。垂直統制が効果的なのは、市場環境の変化が遅く、成功パターンが明確なときに効果がある。 でも、近年は事業サイクルが短くなり、またどんどん環境が変わる中、成功パターンが確立されたとしても、それに連綿としていられない。そこで、多様性を活かし、ひとりひとりが能力を発揮し、新しいチャレンジを生む組織に変容することが求められている。 水平共創の実現だ。 水平共創を実現するには、既存のヒエラルキー型の組織体ではまず難しい。 なぜなら、ヒエラルキーをつくると、各マネージャーが垂直統制をしようとしてしまう。 「管理」し始めると、とたんに組織は上しか見なくなる。 本当はマネージャーは、部下をやる気にさせて、自発的な成長と成果を生むのが目的なのに。研修やマネジメントの本にもしっかり書いてあるのに、知っていてもできないものなんだと思う。 なので、やはりホラクラシー的に「役割」で組織づくりをするほうがいい。 先日、帝京ラグビーの岩出監督のTVを少し見た。 帝京ラグビー部は前人未到の9連覇達成している。 さぞや厳しい練習なんだろうと思っていたが、意外なことに、1年生の世話を4年生がするという。脱体育会系を目指しているのだとか。 1年生の間は、しっかりラグビーに専念し、上級生になるに連れ、チームのメンバーの世話をする。そうすることで、後輩の育成やチームマネジメントを学べるのだろう。 水平共創だな、これ。 こんなことを思った土曜日でした。 ハナちゃん posted by (C)かずめ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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