たーみねえちゃんの練習日誌

雷ゴロゴロ　横殴りのみぞれが降っている寒い午前中の事。

4車線の道路を走行していました。（近岡交差点からドンキホーテ方向に向かう県道）

右側の歩道からから　傘をさしたおばあちゃんが　横断歩道のない車道を

渡ってきているのが見えました。

「危ないなあ…　最近　こんなお年寄りが多いなあ」なんて思っていたら

私の前の車が　なんでもないところで止まった。

その前方を見ると　さっきまで　おばあちゃんがさしていた傘だけが

左側の歩道に転がっていた。

まさかと思いましたが、２台前の車がそのおばあちゃんを撥ねてしまったのでした。

加害者とそのすぐ後ろの車の目撃者と私はすぐさま車を止めて

おばあちゃんのもとにかけよりました。

みぞれ交じりの水たまりの上におばあちゃんは仰向けに倒れ、

後頭部からの流血が止まらない状態でした。

加害者の女性はパニクッて電話どころか何もできない状態。

目撃者の女性と私でおばあちゃんに毛布をかけ、脈・呼吸・意識を確認し

救急車を呼びました。

１１９番に電話するのはこれで５回目で慣れてはいるのです。

でも、こんな道端でするのは初めてです。

住所はと聞かれましたが、分かるはずないじゃん！とおもいつつも

あっ、そうだ　この前　目ざましテレビで特集していたなあ。

そうそう、自販機に住所が書いてあるんだった。

と思いだし自販機を探しますが、ない！　　豪雨の中走り回っていました。

そこで、信号機のあるところまで猛ダッシュ。信号機には必ず地名が書かれているので

あった！すぐさまそこの位置確認ができました。

これはお勧めだと思います。

土砂降りの冷たい雨の中、おばあちゃんを励ましながら救急車を待っていました。

待っていると本当に遅く感じるもんです。

おばあちゃんの体は冷えて行くし血はどんどん流れているし…

その７分後救急車は来てくれました。

とりあえず、県立中央病院に運ばれて行きました。

加害者の無理な追い越しとおばあちゃんの無謀な横断が重なってこんな事故になってしまいました。

最近、高齢者の死亡事故が過半数を超えると聞いています。

加害者にも責任はありますが、やはり加齢による判断力や体力の低下で無理な運転や横断をする高齢者が増えてきていることに原因ありです。

これから悪天候が続きますし、さらに道路状況も悪くなるので運転する方も歩行者もランナーも気をつけましょうね。とくにお年寄りには。

自分も行く道ですから・・・


夜になって警察から連絡がありおばあっちゃんの意識は戻り元気だけど頭の血腫がね　と

教えてくれました。どうか加害者の女性のためにもおばあちゃんが元気になりますように

と祈りました。