たーみねえちゃんの練習日誌

ー後編ー

こけたんか？という言葉がけが多いのは　ひょっとして足が血だらけ？
とちょっと不安ぎみ。
でも、そんなこと気にならないほど一生懸命になれるこのマラソン。

大文字山を後にした坂道は　最高に楽しいんです。
なぜかって？
落ち葉がいっぱいで　足に優しくって　　         　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ジェットコースターなみのスピード感で下れるんです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この下りへたっぴのびっちでも怖くない下りなんです。
一度走ったら　やみつきですよ～。

ようやく二つ目のエイドの日向宮

エイドには水・アミノバリュー・バナナ・チョコなどなど。
紅葉がきれいです。

次の上りで　あひるさん発見！なんとなく追いついてきてる感じ。
あひるさんパス！
後ろからあひるさんが「脚、大変なことになってるよ～」
血がでてる～。かなりの血だよ～」
と脅かすので
「言わないで～。傷のことは！」と一言。
傷見たら走れなくなると思っちゃいそうでしたので
レース中は一度も足の裏側を見ませんでした。
　結構余裕の顔ですね

こんなふうにトレイルのアップダウンを終え
次はロードのアップダウン。
　
こんな坂が延々と続きます。
のほさんがやっと前に見えてきました。
頂上付近でかわしましたが、すぐに下りで抜かれる　というパターンから脱出できない。

さんざん登ってさんざん下ってラスト５キロ　って看板が見えてからも
山の厳しいのぼりがまた始まる　このマラソン。
ここでずっと　のほさんと　「先に行け」とか「お先に」とか　そんな言葉の掛け合い。
そんな中のほさんが「サブスリーは無理かなあ」と弱気な発言。
びっち「まだ１４分ありますよ。いけますよ」と自分にも言い聞かせました。

ここまで来るとほかの選手もへたばってきています。
ここで、はじめて女子選手発見。
招待選手の佐藤さんのようでした。
こんなすごい選手をぬかしてもいいんかい？と思いつつ
先に行かせてもらいました。（１ヶ月半も走ってなかったらしいですね）
私の同志　のほさん　とずっと一緒にがんばりました。
最後のくだり。足の合わない段差の高い階段が続くとのほさんはもう見えないけど、
伏見稲荷の賑やかなざわめきが近くなって　嬉しくなってきました。

「おかえりなさーい！」とたくさんのスタッフの方々の出迎えが嬉しいかったです。

ごーる！　３時間００分５８秒　で　なんと優勝してしまいました。
（自分よりも強い方がめずらしくいなかっただけなんですが。）
サブスリーはなりませんでしたが、　　　        　　　　　　　　　    　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　足場があまり良くない状態でのこのタイムなら満足です。

やっと　自分の転んだあとの脚を見ることができました。　　　              　　　　　　　　　　　　　　　　　　なるほど、同情されるわけです。　

レース中に見なくてよかった　と実感。
のほさんも転んだらしく一緒に医務室へ。　いたたたた　しみたー！

表彰式
のほさん　Ｄクラスで優勝

優勝者の　のほさんにマイクが向けられ　
プレゼンテイターの鏑木さんに向かって一言。
「・・・・・　石川さんに会えて嬉しい・・・」周囲一瞬　シーン　と静まる。
なにを言ってるんだ　（汗）　この　お　や　じ・・・　やばいですよ　、石川弘樹じゃないし

のほさん！

次に私も表彰されました。
　一位なのに一番低いびっち。

　鏑木さんとツーショット

賞品はこれ→　ノースフェイスのダウンベスト

今回のマラソンは　たなぼたでしたが、この大会は、自然に自分の身を置き自然にお任せできる反面、ロードレースのシリアスな面もありますから、自分にとっては奥深く楽しめる大好きな大会なんです。そんな大会を今年の〆そして怪我もなく楽しく走り切れたことは最高にうれしいことでした。
でもこれは、仲間がいればこその楽しさです。一人で行ってもこの喜びはないでしょう。
なかまのみなさんありがとうございました。