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カテゴリ:大阪国際女子マラソン
****前回のスタート3分前から さよならパーティまで**** 女子ランナー404名が 本部前に整列します。 スタンドはぎっしりと応援の方々でいっぱいでした。 スタート1分前 30秒前 10秒前 スタート!とアナウンス。 みんなニコニコで スタート。 トラックを3周する間にトップのランナーはとっくにスタジオを去っていきました~。 私はトラック周回1キロを4分25秒 といい感じでまだ走ってました(笑) いよいよ私らもスタジオ後に 大阪の街を駆け抜けます。
今回も4分半ペースを保ちイーブンでいく計画のびっち。 でも脚がとっても軽くって(カーボであんなに体重増えたのに変だなあ?) 心臓は4分半ペースなのに脚が勝手に動いていく感じでちと 速い。 5キロの給水で まずは 主人のメッセージカードを読みました。 「走れる喜び、娘たちの応援、を感じながら ゆっくり楽しんで!」と書かれてありました。 そうだ、そのとおり 娘たちが応援してくれているこの大阪のコースを速く走ってはもったいない! とスピードを緩めました。
が、10キロの入りが43分になってしまい、まずくない?と自問自答。 次の15キロでなんとか4分半ペースに落ち着きました。 でも給水をとりそこなって失敗! 自分のスペシャルと同じ飾り付けが施してあるボトルが両隣のテーブルにあって とおりすぎてしまったんでんです。(真似したなあ~ と思った) それでも 娘のメッセージカードを見ないわけには行かない!と 逆走を決断。 取りに戻りました。後ろのランナーには迷惑だったろうなあ ごめんなさい。 やっぱりメッセージを見るために走ってるんだもん。当たり前に行為です。 「じじばば ちい まあ らぶ くり みんながついているよ。ひとりじゃないからね」とまあ嬉しいメッセージです。 読みながら走るのも楽しいですよ。 そのうち「おかーん!おかーん!」と200デシベルくらいの声が前から聞こえてきました。 娘たちです。全身から声を出して ちぎれるほど手を肩から振ってくれていました。 もう、ジーン・・・・・ ときてしまいました。ありがとう、おかんはあなたたちに元気な おかん の姿を焼きつけられるように がんばって走るからねえ と心に誓いました。 やがて 折り返し近くなると 反対側の道路をトップ集団のランナーがとてつもない速さで駆け抜けていくのを目の当たりにできます。みほちゃんの姿もあったなあ。がんば!って声かけたけど きっと聞こえないだろうなあ (道路が広すぎてね) ハーフは1時間33分と貯金が1分。このままいけばまったく問題ないタイムなのですが・・・ 25キロあたりで大阪城にさしかかります。ここが一番ペースを乱すアップダウンの多いコースなんです。案の定 乱れっぱなし。 でもハーフマラソンでゴールしたランナーや一般の応援の方々が 本当にたくさんいらして力になるんです。大阪城はへたるけど気持ちが元気になるところなんです。 そこで、またもや「おかーん!おかーン!」と爆音のように連呼している娘たちがいました。嬉しくって近づいて娘たちに パン パン とハイタッチ。親子で大喜び! (このあと娘たちは係員の方に 失格になるようなことをしたら駄目ですと注意を受けたようでした。ごめんよ、娘たちよ) 大阪城2周目の外周にも 娘たちが先回りをしてくれていました。(大阪城の外周と内周を繋ぐあの地獄の階段を猛スピードで上がり、足の力がなくなり スライディングごけ をした娘たち だったことをこのときは知らない 私。) 大阪城では、T田くん、せっちゃんらの応援も聞こえました。 その他たくさんの応援の声が名指しで先々で聞こえてきます。トムオジサンもチャリで応援してくれてました。ありがたい気持ちでいっぱいになります。 30キロを超えると北風ピューピューと疲れ切った太ももに当たりだしました。 スピードはどんどんダウンしてくるので寒さはさらに強くなってくるんですが、この熱い応援のおかげで心はあったかくてしかたありません。 このまま娘たちが待っている長居陸上競技場まで 絶対に行ってやる!と気持ちは強気です。(脚はぼろぼろですけど) このくらいになると 座りこんでいる人 倒れている人 歩いている人 と動けない自分と闘っている人たちが増えてきます。みんながんばれ!みんなでゴールしようね! 40キロで長居公園に入り、もうあとわずかで競技場です。ここでもすごい応援です。みんなに力をもらって元気よくスタジオに入りました。すると左側から「おかーん!おかーん!」と叫ぶ娘たちの声が聞こえます。嬉しくってしょうがありません。最後の力を全部使ってトラック300m爆走! ごーる!最高のマラソンでした。 みほちゃん ベスト出せてよかったね。待っていてくれてました。 嬉しそうなミホちゃん 本部のスタンドにT田くんとせっちゃんがおめでとう って待っていてくれました。
バスで収容されてしまったのに待っていてくれた大阪の友人と思わず抱き合って泣きました。 私の帰りを待っていてくれた 直美さん。彼女もバスに収容されてしまったけど みんなのゴールをちゃんと見届けてくれていました。 一刻も早く娘たちと抱き合いたいと気持が先走ります。 やっと娘たちのいるスタンドの下に回りました。 最後のメッセージカードを握りしめてゴールしたよ と娘たちにアピール。 娘おお泣き 私もおお泣き。このあとスタンドにあがって 立ち入り禁止区域 でも係りの方が 見逃してくれて 娘たちのところに行き3人で抱き合って喜びました。 3人でおお泣き。 彼女たちはきっと心配で心配でしかたなかったでしょうね。私は彼女たちが生応援に来てくれたおかげで なんのためにマラソンをやってきたかが 分かりました。いろんなことがあって走ることをやめようと思ったことも何度もあったけど、やってきたことは間違っていなかった。そしてマラソンをすることでこんな素晴らしい感動を得られたんです。最高の日です。 あとはさよならパーティに行くだけ。動かない足を引きずりながら更衣室で着替えていると「バス 出るからねえ はよ 着替えて行ってやあ 。よーあんたたち頑張ったなあ。あ、そこで化粧してる人!きれやで しなくても みんな 十分きれいやから はよ 出てってーナ。これが私の仕事やねん。みんなを無事にパーティ会場に送ることがこの好かんおばちゃんの仕事や」といつもの大阪の役員のおばちゃんの人情味のある言葉を聞くのが恒例です。 ホテルニューオオタニ到着 橋本さんと目があってしまった。いい感じの人でした。 表彰式です。渋井さん へこたれず挑戦してよかったですね。おめでとうございます。 毎年 シモンさんも 出てくれていて この人はママになってもずっと続けていてすごい人です。 また、私も また来年 きっと来るねえ!
長々と読んで下さり お疲れになったことでしょう。読んで下さってありがとうございました。
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