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バルコニーでガーデニング

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2015/03/21
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カテゴリ:読書
今日も調子は上々で花粉症の重い症状はなくなった。
ところが、久しぶりに口内炎ができてしまった。
一難去ってまた一難、というところだ。

最近、太宰治の小説を続けて読んだ。
昨年、アマゾンの電子書籍リーダーのKindleを購入し、夏目漱石の「こころ」「吾輩は猫である」、坂口安吾の「堕落論」を読み、そして、続いて太宰を読んだ。

最初に「人間失格」を読んだのだが、これはまたすぐに読み返し短期間で二度読んだ。
主人公の感覚に共感することはなかったが、しかし、こういう人間もいるのではというリアリティはあったと思う。
太宰の自伝的な要素も多く感じられ、その後の自殺を暗示しているようでもあった。
ただ、そもそも人間失格でない人間とはいったい何だろうか。
皆、心の闇はあるだろう。
とすれば、それをうまくカモフラージュできたものが「人間失格」でない「人間」というのだろう。

そして、おととい読了したのが、「斜陽」だ。
こちらも全編どんよりとした重苦しいタッチで描かれた小説で、どうにも息苦しかった。
貴族が時代とともに衰退していくという大きな流れの中で生まれる人生の悲哀が切ない。
母が衰弱して死に至る描写は見事だと思った。
私の場合は、母の死をこのようにして看取ることはできなかったので、何か余計に感じることがあったように思う。
この小説も弟の自殺があるなど、太宰自身が色濃く投影されているようだ。








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Last updated  2015/03/22 12:21:54 AM
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