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2011.01.23
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GOSICK─ゴシック─ 第3話 「野兎達は朝陽の下で約束をかわす」


「私は囚われの姫なのだよ」


鳴り響く一発の銃声
ヴィクトリカと一弥は?



公式HPより


自分たちの乗っている船が、10年前の<QueenBerry号>事件を再現したものだと気づいたヴィクトリカたち。いつ殺されるか分からないというギリギリの状況の中、生き残った者たちがお互いに疑心暗鬼になっていた時、イギリス人の俳優ネッドが突然、一弥たちの目の前で倒れる――!?





船に轟く一発の銃声ーーー
しかし、倒れたのはモーリスだった
撃ったのはジュリィ

「君の銃も投げるんだ」


ネッドの言う通りにしてそのまま先に進もうとしたジュリィが一弥と接触し、バックを落す。
それを拾ったヴィクトリカは何かに気付いたのか?ジュリィに返した後、一弥の手をギュッと握る。


暫く話しながら歩いていた一弥達だったが、先に行ったネッドの悲鳴が聞こえた
慌てて向かうと、倒れているネッド
一弥が確認すると、既にネッドはこと切れていた


「同じ・・だわ」


死因を調べようとした一弥だったが、ヴィクトリカに来いと強く言われる
「恐いんだ」と言う言葉に素直に彼女の下に戻る。・・・と突然、ネクタイを引っ張られ

「このままでは殺されるぞ」と囁かれる


そのまま手を取られ、「走れ!」というヴィクトリカの号令と共に走り出す
続いて走り出すジュリィ

「手近な部屋に入れ!そして武器を探すのだ」

3人は部屋に入り、武器を探す
慌てて隠れると、扉が開く
そこには斧を持った男が


「野兎は狩らなくてはならない
俺は猟犬だからな」


そこに立っていたのは死んだはずのネッド
まずはヴィクトリカに襲いかかる
彼女を守ろうと跳びかかり、一発お見舞いする一弥
その際に、ヴィクトリカが大事にしている金貨のネックレスが飛ぶ

ジュリィがネックレスを拾ってくれて、そのまま3人でその部屋を出る
簡単には出て来れないように厳重に扉を封鎖して


無線室の前までやっと辿り着いた

「どうしてわかったの?ネッドさんが死んでないって」
「そうよ。あの時だって脈は確かに止まっていたのに」

その際の映像・・・やはりジュリィさんは野兎の1人?

「テニスボールだよ。ずっとあの男はテニスボールを弄んでいた
あれで強く脇をしめると一時的に脈が止まるのだ」


ヴィクトリカの説明に納得する2人
しかし、いつの間にか出てきたネッドが、ジュリィを捕まえる

ジュリィの悲鳴が上がる
だが、ジュリィの命は奪わず、放り投げるとまっすぐ一弥達に歩み寄ってくる
急いで無線室にヴィクトリカを押し込もうとする一弥
ここに連れてきてしまった責任があると

「ただ・・ただ僕は君を助けたいんだ!」

ヴィクトリカを強引に無線室に閉じ込め、自分は扉の前に仁王立ちする

「九城、嫌だよ傍にいて!一緒に帰ろう。1人じゃ嫌だよ!」

だが、その声を振り切って一弥はネッドに飛びかかっていく
しかし、馬乗りにされ殴られ続ける一弥


そんな自分を過去の兄の前で立ちあがれずに何も出来なかった時と重ねる

「あの時と違うのはここで倒れたら全ては終わる」

自分の命だけでなくヴィクトリカも・・・
そう思った時、反撃に出る
しかし、その次の瞬間、ジュリィが斧をネッドの背中に振り下ろした
笑いながら海に落ちていくネッド


「大丈夫?青年」
だが、その声が聞こえなかったかのように一弥はヴィクトリカのところに走る
無線室の中ではモールス信号を送っているヴィクトリカ

扉の開く音に一瞬、ドキッとするが、入ってきた一弥を見て笑みを浮かべる
(すぐに表情を戻してしまったけど/笑)

だが、傍に近寄るとギュッと一弥の手を握ったーーー



沈んでいくQueenBerry号
無事、助け出された3人

静かに海を見るヴィクトリカ

「綺麗なものは嫌いじゃないのだよ」

そう言って微笑むのだった




「お嬢さん、お手を」

自分の事、名警部です・・って・・・・ドリルなのに大笑いわははっ

ジュリーに手を差し出したグレヴィール
その背後には複数の警官が

「どうしてわかったの?私が犯人だって」

自己紹介の時に嘘をついたと説明するヴィクトリカ
そしてジュリィのクセを真似してみせる
少し歩いてはターンする・・・これは広い屋敷で育った者の行動ではないと

さらに、モーリスを撃った武器は見つけたと言ったが、最初から持っていたと
最初、一弥の頭にバックがぶつかった時、すごく痛がっていたのに、落ちたバックをヴィクトリカが拾った時、それは羽根のように軽かったから。

悔しそうな顔をしながらも、ヴィクトリカの推理にやっと口を開く

「私達はみんな孤児だったわ」

鉄格子のはまった馬車に乗せられ、意識の無いままQueenBerry号に乗せられた自分達。
国が違うので、会話もおぼつかなかったが、境遇が同じため通じあえていた。
しかし、殺人が起こり互いを疑うようになってしまった

「この中に犯人がいるのよ!」

最初の殺人から互いを疑い、殺し合いが始まった
それをニヤリと笑っている少年

しかし、そんな惨劇の中でも小さな友情は芽生えた
ジュリィの首にかかっているハートのペンダントはその少女から貰ったものだった

「置いていかない。一緒に逃げるんだ」

ペンダントをくれた少女と必死に逃げようとするジュリィ
そしてやっと辿り着いたのは無線室の前

「もうすぐ助かるからね」


ところが、やっとの思いで無線室に辿り着くと

「ようこそ、勇敢な野兎達よ」

出迎えたのはモーリスをはじめとした大人達
口々にどこの国の野兎達が生き残った?と問う大人達
それについて答えたのは死んだと思った少年・ネッドだった


「1人の青年がもうすぐ死ぬ。それが全ての始まり」

車椅子に乗って現れたのはロクサーヌ

「これにて野兎走りを終える
ただちに箱を沈めお告げどおりに行動せよ
そして野兎達は太らせよ」


ヴィクトリカの言葉から自分を含めた子供たちが、ロクサーヌの占いの駒にされたと知るジュリィ

国籍の違う11人の子供たち
意味深なロクサーヌの言葉
そして10年前の春にこの事件が起こった事

10年前の春といえばサラエボ事件が起こった年
それが引き金となって戦争となり、国々の政府関係者は占いで世界の未来を読もうとした
QueenBerry号という箱を作って、国籍の違う子供たちを放って・・・


その戦争で勝利したのはフランス、イタリア、イギリス、アメリカ、ソビュールの連合国。
ロクサーヌの占い通り

ショックから回復出来ずにいたジュリィは長い間サナトリウムにいた
太らせろという言葉通り大金を手に入れて
そしてその金で今回のQueenBerry号を作った

「ねぇ、小さな探偵さん、いつから私が犯人だって気付いたの?」

最初に疑ったのは目覚めた時
扉が開かないと騒いだ時(おっ!一緒だ)
その事に気付いていない一弥が親しげにジュリィと話していたから、ずっと手を握っていたんでしょう?と微笑むジュリィ


そしてそのままグレヴィールと出ていく
廊下を歩いていると、目の前を再び捕まったロクサーヌ殺しの犯人が。
その顔を見て「リィ」と呟くジュリィ
ハートのペンダントをくれた少女だったのだ
何も言葉を交わさずすれ違う2人

「そう、リィもやったのね 10年後の復讐を
リィ!」


ジュリィの呼ぶ声に振り返るリィ
投げてよこされたハートのペンダントでジュリィの事がわかった彼女の眼には涙が・・・




その後、学園へ戻って行った2人だったが、またもやグレヴィールの手柄として新聞に記事が載っており腹を立てる一弥
だが、ヴィクトリカの方は欠伸しててあまり気にしていない?(笑)

「兄は俗物だからな」

なんと!このドリル、ヴィクトリカの兄貴だったのかーーーっ!!!Σ( ̄ロ ̄lll)
一弥のこの事実にビックリ☆

「まぁ、兄妹とはいっても腹違いではあるけどね」

グレヴィールはブロア侯爵家の嫡男
ヴィクトリカの母は危険人物として政府に睨まれている
そんな境遇のヴィクトリカは、ブロア家の奥深くで隔離されて育ち、この学園に入れられてからも侯爵の許可なくしては外出できない

なるほど~それで外出の際のグレヴィールの言葉と、ヴィクトリカの嬉しそうな表情の意味がわかったわ!
専用のエレベーターの事も

「私は囚われの姫なのだよ。どうだ?似合わないだろ」

寂しそうな彼女の顔。
神妙な面持ちで聞いていた一弥だったが、
次の瞬間、下界に降りて面白そうな事件を探して来いと命令されてしまう

「退屈過ぎて死ぬかもしれない」

そんな・・・駄々っ子みたいに(^^ゞ

「九城、ただでさえ少ない友達が減ってしまうぞ」

自分を友達だと認める言葉に嬉しそうな表情になる一弥

囚われのヴィクトリカ
不思議な不思議なヴィクトリカ

ヴィクトリカは僕の友達





細かな理由と、猟犬の存在はさすがに見抜けませんでしたが、野兎=犯人に関してと目の付けどころだけは当たっていてよかったです(^^)
しかし、ジュリィとメイドのリィは手分けして殺していたのかと思いましたがそこは違いましたね~
だから招待客の中にロクサーヌが入っていたのですね。
互いに罪は犯したものの、久しぶりの2人の再会シーンはなんかちょっとウルッと


さて、次回はまた新たな登場人物が。
まだキャストが発表になっていないので、どなたになるのか?楽しみです♪





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Last updated  2011.01.23 05:47:49
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