SOLILOQUY

Ｓｔａｒｒｙ☆Ｓｋｙ　第８，９話


第8話 ～Episode Aries II～


「そう、これが俺の守りたいものだ」
恩師・天羽英空のすすめに従い、星月学園に入学した一樹。屋上庭園で星を眺めながら、英空の言葉で一樹はある決意をする。それから、一樹は生徒会長に就任した。自分の力で、学園の生徒を、大切な人達を守るために――。



また笑えるようになるのか？
１人じゃなくなるのか？
大切な人を守れるのならこの力を持って生まれた事にも意味が見出せるんじゃないのか？


全校生徒の前で生徒会長になる事を宣言した一樹

そして英空から貰った約束と目標を守る為、自らの身体を犠牲にして誰かを守る日々。
それでも自問自答する。

誰かを守れているのかーーーと


「一樹が無理をするなら、自分を見てあげられないなら、僕が一樹を見ているよ」

そう声をかけてきたのは金久保誉（＠パッピー）
自分を大事にしていないから見張る人が必要だと

「だから、早速言うよ。無茶し過ぎ！」

と、いきなりデコピン

「全く、誉には敵わないな～」


そして、生徒会室には一樹に呼び付けられた颯斗と月子が、強引に生徒会メンバーに。
さらに、強引に連れ込んだ？（笑）天羽翼
こうして少しずつ忌まわしい力と折り合いをつけていく一樹


失ったものが少しずつ少しずつ戻ってくるーーー
自分を犠牲にするのはなんでもない。
ただ、みんなに笑っていて欲しいだけ


「泣きたい時は泣け」

それはかつて自分が母親にかけられた言葉
同じ言葉を幼馴染が居なくなった悲しみを抱える月子に言う


一度失ってしまった。だからもう失いたくない


「変わらないんじゃない。変りたくないんだ」

ある日、力で野球のボールが飛び込んでくるのを予知出来た事で月子達を割れた窓ガラスから守れた
しかし、そんな一樹を桜士郎はズルイと言う

「誰かを守る為に傷付いて傷付いて・・・それが一番身勝手だって気付いてよ」

みんなも一樹を守りたいのだからと


桜士郎の言葉に一樹はやっと気付く
みんなを救う事で自分も救われていたのだと
ならば、自分を守る事でみんなを守れるのだと

「ああ、考えておく」

自分の力は自分の一部。
そしてそれは自分が忌み嫌う事で忌むべきモノになり、逆に受け入れれば忌むべきモノではなくなる。

そして戻ってきた月子達
眠そうな保険医・星月琥太郎（＠石田さん）を連れて
心配そうな翼達

そんな彼らにくすぐったい気持ち

大切なんだ
そう。これが俺の守りたいモノ
コイツら程大事な者達はいない
何を犠牲にしても失いたくないモノ

まだ、自分以上に大事なものがいるから、自分を大事には出来ていないけど・・・
それでも一樹の顔には笑顔が戻ったーーー




本当に不器用ですね～一樹も
しかも、誉に言われた時には気付けず、桜士郎に言われてやっと気付くなんて(^^ゞ
確かに、両親を失い、大事な幼馴染（＝月子）の記憶を失って自暴自棄になるのはわかるけど。
それでも、ちゃんと一樹を見ててくれた英空の言葉通り、仲間を掴めて、どうすればいいのかがわかって本当によかったです(^^)





第9話 ～Episode Taurus I～


「――僕は、プレッシャーに弱い」
生徒会室の一角に作られた茶室で、金久保誉は生徒会長の一樹にお茶を点てていた。一樹が、誉のお茶を飲むために作った茶室だ。穏やかな時間を過ごしていると、突然、白銀桜士郎が茶室に飛び込んできた。誉は、一樹と桜士郎の掛け合いに笑いながら、あることを思い出す――。



今回のお当番は８話にも出てきた誉＠パッピー




「けっこうなお手前でした」

誉が立ててくれたお茶を飲む一樹

そこは生徒会室の一角。
茶道の家元の子である誉のお茶を飲むために改造したのだ
（この人は本当にいろいろ改造する人ですな／笑）



誉と一樹が出会って２年・・・３年になった彼らは今年で卒業
星月学園であった一瞬一瞬が誉にとって宝物
そこにズルイー！と言いながらやってきたのは桜士郎

「仲間外れなんて心が痛いよ」

留年しているから誉より１つ年上のこの２人の子供っぽいやり取りに、微笑んでしまう


プレッシャーに弱い自分
いつも悪い方に考えてしまい、自分の限界を勝手に決め付けて可能性を見ようともしなかった。
それがどれだけつまらない事かを教えてくれたのが桜士郎と一樹だった・・・



１年の頃、弓道の練習試合でプレッシャーに押しつぶされそうになっていた
１本も的に当てられなかった誉

「僕には無理なんじゃ・・・」

「無理じゃねえよ！」

そう声をかけたのは一樹だった

「おまえは出来る。余計な事を考えないで弓に集中しろ！」


その言葉に反論しかけた誉だったが、ずっと自分の弓を見ていたからと言う一樹の言葉にハッとする。
学校のも周りの際に偶然練習風景を見かけた一樹

「目を奪われたよ。なんて美しい動きをするんだって」

１人の時はまっすぐな弓をする。だから出来ると

「俺が楽しめないだろ？わざわざおまえの弓を見に来ている俺がな」

その言葉に思わず笑い出す誉

「君は噂どおり横暴ですね」

部の為ではなく、自分の為にと言う一樹に
しかし、そう言われた方が気が楽・・・と考えた時、自分が難しく考え過ぎていた事に気付く。

「やっとわかったか」
「ありがとう」


そこに遅れてゴメンと入ってきたのは桜士郎

「同じクラスだけど話すのは初めてだよね」

一樹から所作が美しいと聞いたから取材に来たと誉を「ちゃん付け」して呼ぶ桜士郎
取材させてと口説く彼の言い方が可笑しくて笑ってしまった誉

「僕も自分勝手に弓を引くよ」

そう言って微笑む誉だったーーー




８話では一樹に対して結構言いたい放題にも見えた誉が実はとてもプレッシャーに弱い子だったなんて。
でも、きっと一樹と桜士郎がいればこその今なんでしょうね。

それにしてもなんか生徒会長という立場だから？
なんかどの話にもビミョーに関わってる気がする一樹（笑）

それにしても、今回は今までと違って暗くなくてありそうな性格に悩んでいたという内容なのが親近感を感じました(^^)








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