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2011.02.27
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英田サキ:原作 山田ユギ:漫画
「たかが恋だろ」 B’
ムービック

 


倉田泉巳:日野聡
高津戸真:遊佐浩二
椹木恭介:森川智之
倉田誠:石塚さより
原口愛:咲乃藍里
倉田千晶:矢野理香
谷沢:松田健一郎
園児の母:小池美輪
客:森川竜太
店員:倉富亮



出逢った瞬間、嘘が始まる…!?

妻を亡くし、男手ひとつで息子を育てている倉田泉巳は、ある朝、思いがけない男に再会する。
中学時代、最悪の別れ方をした友人・高津戸真だ。
何事もなかったように振る舞う高津戸に困惑する泉巳だったが、さりげない高津戸の態度に昔の面影を重ねてしまう。
そんな折、泉巳は高津戸に抱き寄せられて…!?
不器用なひねくれ者・高津戸×今は真面目な元暴走族総長・泉巳――素直になれない二人の恋物語






原作、CD共々リアルタイムでゲットしていながら、なかなか時間が取れずで、どうせなら一度に!という事で(爆)
今回まとめてUPしてみます。
本当は「愛想尽かし」と一緒にUP予定でしたが、字数の関係でダメだったので(笑)分けますね。




まず「たかが~」ですが・・・

こちらは中学時代、友人だと思っていた高津戸から酷い言葉で別れてしまった泉巳
そんな彼は妻を妊娠中毒症で亡くし、その時生まれた誠と2人暮らし。
そんな彼らを温かく見守ってくれて仕事まであっ旋してくれた亡き妻の兄・椹木
椹木とは、妻を亡くした時に傷の舐め合いのように一度だけ身体を重ねている


いつものように誠を幼稚園まで送っていくとそこでバッタリ出会ってしまったのは高津戸。
誠が一番大好きな愛ちゃん(男の子です/笑)の叔父だった。

まるで中学卒業の時に自分が言った言葉をすっかり忘れているように平然と自分に話しかけてくる高津戸に心が乱される泉巳

互いの子供たちの関係でちょくちょく会うようになった2人だったが、言動の端々に過去の高津戸を思い出し切なくなったり腹が立ったり・・・


ある日、店までやってきた高津戸は義理の兄である椹木と縁を切れと言いだす。
さらに高津戸の存在を知った椹木もまた高津戸を意識するような物言いを

また、とうとう高津戸に身体を触られた後に店にやってきた椹木に「アイツには余計な事は話すな!」と言われただけでなく、高津戸は警察の人間で泉巳を見張っていると聞かされて・・・



ヤクを流していると噂のあった椹木の事を調べる為に自分の姉の子が泉巳の子と同じ幼稚園に通っている事を知った高津戸はわかってて近付く為に愛ちゃんの送り迎えを買って出た再会劇だったんですよね。
そして組の人間だった椹木もまたすぐに高津戸がサツの人間だとわかったのでしょう(自分を見る目付きでかな?/笑)

互いに泉巳には詳しい事は話せずにただ相手を遠ざけたくて・・・
もちろん、その感情の中には泉巳に対する愛情と心配といろいろあったと思いますが。

そして椹木はその愛情を身辺を綺麗にして自首するという形で表現し、
高津戸は何故中学の時にあんな事を言ったのか。そして今もその気持ちが変っていないという事を告白し、謝り倒して恋人というポジションを手に入れます。




とにかく2人の男に振り回される泉巳が可哀想というか・・・
それと仕事とはいえ、どうもこの高津戸に私の心が動かず(^^ゞ
読んだ当時、「どうして椹木を選ばないんだ!」と何度思ったか(>_<)

確かに893さんが身内にいるだけで大変な事なのでしょうが、高津戸がどうにも不器用過ぎて・・・
どう考えたって大人な椹木の方がイイおとこだろう!と(笑)


それとは別ににかくユギさんの絵が好きだな~
若い奴もオヤジ~なキャラもそれなりの哀愁があったり可愛かったり・・・
ユギさんのギャグ絵がまた英田作品のイイスパイスになっていた気がします。




そんなこんなで、実はゲットしながらもなかなか聞く気になれずそのまま放置されていたCDでした。
せっかく遊佐×日野の組み合わせだったんですけどね~(^^ゞ


さて、それでもとにかく聞いてみた感想ですが・・・

CDは割に忠実だったと思います。
ただ、高津戸姉のシーンが丸っとカットされていたのが個人的にちょっと残念だったかな?


モリモリのやや低音に設定されたオヤジボイスは絶品きらきら
迫力はあるし、色っぽいし、包容力ある声にただただウットリでした。



ただ、一番心配だったのは遊佐さんと日野さんの声バランス
個人的には遊佐さんの声が高津戸とちょっと違う印象だったので、その辺も踏まえて聞いたのですが
正直、心配が現実に・・・かな(^^ゞ
遊佐さんの声が高津戸と違うというのは最初だけで、あとは話の筋を追うのに集中する事にしましたが、やはり日野さんの声と同い年に聞こえるか?というとどうしてもね~(^^ゞ

もちろん、同い年でも若く聞こえる声とそうじゃない声があるのはわかってますが、
ご本人たちの本当の年齢も10歳くらい違いがあるせいか・・・(^^ゞ
しかも、パパなのは日野さんの方と考えると遊佐さんが老けて聞こえるというよりは日野さんの声がパパに聞こえない?(爆)

なんか逆にモリモリと遊佐さんの組み合わせだったら?なんて事まで考えてしまいました(笑)

キャスティングって難しいんですね~
人気者同士でも、こういううるさい奴が聞くと矛盾として感じてしまうし・・・
キャラ重視だときっと売れる組み合わせになるかがわからないですよね。
BLCDは登場人物が少ないだけに(^^ゞ






それにしても、コミックのCD化の常に付きまとう問題点かもですが、
シリアスな展開のモノやほのぼの系はイイのですが、ギャグシーンがどうしても絵から訴えてくる可笑しさが音にしずらいんでしょうね。

それと声が付く事でさらに良くなる時もあるのですが、反対の時も多々あって。
特にユギさんはご自身の作品の中でもよく出てくるギャグタッチの表情が、この2作品にもよく出てくるので、そのユギさんの絵から発する可笑しさが、そのままの可笑しさでどうしても聞き手に伝わってこないのが。。。


なので、今回のこの2作品は是非原作片手に聞いて欲しいと思いました。




「愛想尽かし」の感想はコチラ




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Last updated  2011.02.27 21:53:18
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