SOLILOQUY

BRAVE10 第11話「闇の慟哭」


「アンタなんかに私の氷は溶かせないわ」


伊佐那海の悲しみが涙と共に闇となって広がっていく
このままでは・・・！
そしてアナスタシアの秘密が・・・





「やめて！もう才蔵を傷付けないで！」

涙と共に闇が出現する。

「ほぉ、これは面白い。ひょっとして貴女の悲しみが奇魂の力を生み出すのですか？」

その隙に瞬光で倒そうとするが、易々とかわし、逆に火生三昧を受けて傷付く才蔵。

「貴女と出会わなければ・・貴女に関わりさえしなければ、才蔵はこんなに傷付かずにすんだ」

言葉で伊佐那海をいたぶる半蔵。

「伊佐那海、聞くな！」

他の勇士たちも今頃、虫の息かくたばっている頃だと。

「それもぜーんぶ貴女のせい」

どんどん精神的に追い詰められていく伊佐那海





その頃、みんなが伊佐那海伊佐那海と言うのに腹を立てて町の中を歩いていた鎌之介。

「才蔵と滾り合いてぇぇー！」

そんな鎌之介の目の前に雨春に似た鼬が。
追いかけると突然鎌之介は闇に包まれてしまう。

「何をしているんです？姫様」

鎌之介を姫と呼ぶ男が。
伊賀異形五人衆の１人、朽葉だった


「ここに隠れてらっしゃったのですか？姫」



Σ(￣ロ￣ｌｌｌ)　鎌之介が女の格好してる～～～（汗）


どうやら朽葉は幻術使いのようで
甘い言葉を吐き、鎌之介もすっかり女言葉。
ってか高城さんの女性ボイス、遜色なく可愛いー！ジタバタ (((o(><;)(;><)o))) ジタバタ

しかし、その合間にも朽葉の体温を感じては別の誰かを思い出させていた。
でも、その事を思い出そうとするとメイドに呼ばれてしまったり・・・

それでも、つまらないパーティの最中に、自分はどんな人と結婚するのか想像すると浮かんでくる黒い影。
でも、それは誰だかわからなくて

「何か・・・大事な事を」

そこに鎌之介がいる事も知らずに陰口を叩いている他の令嬢たち。
嫌な気持ちにさせられていると、そこに迎えに来たライズ(朽葉)
もう、すっかり身を委ねているような鎌之介の姿。

「もしかして、運命の相手ってのは案外近くに居るの？」

自分を慈しみ甘い言葉を囁いてくれる男。
脳裏に別の男を思い浮かべながらもライズに心を向ける鎌之介。

「私、ここが好き。好かれるって心地イイ。ずっとここに居たい」
「ずっといればよろしいでしょう」

嫁がずにここにいてくれれば嬉しいと言うライズ。

「ここに居て下さい。姫」



このままこの心地よさに身を任せて・・・

「ずっとこのまま私と共に」




「仲間が１人１人消えていく気分はどうですか？」

余裕で才蔵の攻撃をかわし、伊佐那海を追い詰めていく半蔵。

「一々、うるせぇんだよっ！」

才蔵のその言葉が届いたかのように、唐突に、自分が求めている男はもっと刺すような冷たい視線である事を思い出す鎌之介

「求めるのは血の臭い・・・甘い匂いなど反吐が出る」

フラフラっと風呂から上がり、鋭い視線をライズに送る



「アイツは痺れるような人殺しの目」

決して破られる事の無い強い幻術が破られた瞬間だった


気色悪い思いをさせられたと怒り心頭な鎌之介は一目連を繰り出す
術を解かれた事で悔しそうな朽葉
完璧な快楽を与えたと語るが、鎌之介の求める快楽は違う！
朽葉の身体から血が迸る。
それを見てウットリとする鎌之介。

しかし、彼はやられてはいなかった

「そうか。痛みが好きか。ならば与えてやろう。血奉」

血の刃が鎌之介に一斉に降り注ぐ




「はじめまして。十番目の勇士さん」

一方、のんびりと釣りをしている甚八の所にも伊賀異形五人衆の手が！
アナスタシアだった
金髪偉人爆乳美女の噂通りの容姿にニコニコの甚八

「一回、試してみねえか？」

おー！何気に大人発言（笑）

「触れてご覧なさい。凍るわよ」

槍氷華を繰り出すアナ
それに対し、甚八も得意の槍でやり返す。
すると次は獄氷筍で甚八を閉じ込める。

「勇士だからよ」

どうして俺が狙われるんだ？という甚八の問いにそう答えるアナ。
殿様が言ってるだけと言う甚八だったが、アナは問答無用と命令を遂行する。

「唇を塞ぐなら、唇でお願いするぜ
男と女だろ？」
「速攻殺す」

あははっ！この辺はさすが大人の男女の会話ですなー。


おとなしく死になさい！と言うアナに対し、自分には夢があるからおとなしくやられるわけにはいかないとアナの攻撃を受け止める

「なんて顔してるんだよ・・・」

しかし、間近でアナを見た際にアナの表情を指摘する。

「氷の顔が溶けてるぜ」

動揺するアナ

「やるのよ！夢の為」

日本に流れ着いた時、一緒に渡ってきた母は既に死んでいて
たった１人、必死に生きてきた。
王族の証を取り戻し、王家復興の為に・・・



お姫様だったんですね～アナって

そしてその証をチラつかせたのは半蔵
それを渡す代わりに協力を迫ったんですね。



「欲しかったら密約を結びましょう」

ずっと揺るがなかった・・・夢の為に
しかし、ここにきて真田の中に潜り込んでいる間に



みんなの・・幸村の顔と声が思い出される。

「心地イイ場所なんて無い。全てまやかしよ」



一方、未だやられっ放しの才蔵。

「勇士の１人と言いながら、その実、アレは君達を憎んでいた」

アナの心をかき乱すような事ばかり言う半蔵。

「君たちの家族ゴッコには反吐が出る・・・そう言ってた筈ですよ」

半蔵の言葉一つ一つに伊佐那海の悲しみが膨らんでいく
「聞くな！」と言う才蔵を刺す半蔵。

仲間とは綺麗事で空虚なモノ・・・それに気付いたモノは半蔵の下につき、気付かない者は傷付き死んでいく


そしてそのアナは容赦なく甚八に斬りつけ腿を刺し貫く。
距離を取ろうとする甚八の足を凍らせ動きを止めると再び剣を向ける。
間一髪、止めを刺される事は避けられたが、馬乗りされクナイを突き付けられる。

「悪いけど、あなたはここで死ぬの。それは絶対の決まりごとよ」

アナの言葉を聞き、絶対とか決まりごとなどに縛られないと言う甚八。

「押し付けられるのはゴメンだぜ」

弱き者は自由など無いと言うアナにおまえもなのか？と問うと、アナの顔色が変わる。
イタイ所を突かれたアナは永久凍土で甚八の身体を完全に凍らせてしまう

「これで永遠にあなたは不自由よ。
自由なんて捨てた。それが私の生き方。
アンタなんかに私の氷は溶かせないわ」



「泣くな、伊佐那海！誰も死なねえ」

しかし、彼女の目の前で傷付き倒れていく仲間達。
自分が弱いから！戦えないから！みんなを苦しめる！


力が欲しいーーー

「欲しい！欲しい！欲しい！！」

伊佐那海の思いがイザナミノミコトの問いかけに応えてしまった

「そのかんざしを打ち捨てなさい。さすれば得られるでしょう」

次の瞬間、伊佐那海を拘束していたモノが千切れ、伊佐那海はかんざしを外す。
すると太陽が欠けていき辺りは闇に包まれる。
異変に気付いた幸村

「伊佐那海っ！！」


一歩。また一歩近付いてきた伊佐那海は見た事もない笑みを浮かべるーーー




ギャー！とうとう、イザナミノミコトが！！(>_<)
みんなを助けたい気持ちからなんだけど・・・彼女に支配されちゃったらどうなっちゃうの？

こうなったらやはり主役・才蔵がなんとかするしかない！
早く半蔵をやっつけて伊佐那海を助けてあげて！！

しかし、半蔵って案外お喋りな方だったのね？（笑）

それにしても、ここら辺から突破口？と思っていた鎌之介も甚八までも・・・
あまりに一方的で主役枠の十勇士としてどうなの？！と見ていてハラハラ。
次回の最終回は見事敵をやっつけてくれるとは思ってますが。




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