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2012.11.07
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※ 今回は私にしては若干辛口です。
作品に満足されてる方は読まないで下さいね!




円屋榎英:原作
「年下の流儀(3)」 B’
徳間書店





俺は確かにガキで弟だけど、今さら何もなかったフリなんかするな――!!

CM試写が好評を博し、友介に依頼が急増!! 同時に、伊東からは「俺の手を取って、楽になればいいのに」と改めて告白されてしまう。敦士への想いも断ち切れず、将来の選択にも戸惑う友介──。けれどある日、焦れる敦士に強引にキスされ、それをとーさつされてしまい…!?

年の差兄弟の禁断の恋、ついに感動の最終巻!!





やっと完結しました。

じれったくてもどかしくて・・・。兄の戸惑いと葛藤はある種「受け」の王道(笑)それに対して思いのまま正面からぶつけていくだけというのも「年下攻め」の王道だったかもしれません。どうなる?どうする?で読ませてきた作品で、さらに伊東というスパイスで揺れる2人・・・

でも、ここまで引っ張った割にラストに突然迎えに行った兄の心境が私の中では少々唐突に感じました。
その前にハッキリ心を決め「迎えに行く!」という表情のカットとか欲しかったかも。
そもそも、敦士の方は年下だろうと子供っぽいだろうとどーやっても諦めたりする事は出来ないという時点で友介が決意するしかなかったわけですからねぇ。
この話の肝であるそのシーンを描き込まないでどーする!という気持ちが(^^ゞ

それと、伊東という人もあれだけやった割には中途半端。
イイ人にも悪人にもなりきれてなくて。やったやり方は策士策に溺れるという感じで。
てっきり伊東さんがそこまでやっちゃうのかと思いきや、飼い犬に手を噛まれたみたいな結果となって、それが友介の心を決めさせちゃったという一番ダメダメパターン。
多分、伊東さんをそこまで悪人にしたくなかったんでしょうが、そうなると本気で友介が欲しかったの?という疑問もわいてきて。


確か、記憶通りなら円屋先生の中で一番長い連載だった筈!
3巻使って・・・( ̄~ ̄;) ウーン
円屋先生じゃなかったら挫折していたかも。


やっぱり、イラストのお仕事の方が合ってらっしゃるのかしら?
デビュー作を越えるモノが未だに無いのが残念過ぎる!
せっかく、こんなに素敵絵を描かれる方なのに・・・







かんべあきら/島みのり:原作
「【出版社ペーパー付★】ご奉仕の時間!? 」 
日本文芸社




ふたりの社長に愛されて、遂に英太、本番やります(●´艸`)ヾ

一之森グループの跡取り修行中の英太は、健志郎、涼真の二人の社長から愛されてラブラブ!
ところがある日イタリア人デザイナー、アメディオが契約違反だと訴えてきた。アメディオのご機嫌をとるために出向いた英太は、なぜかアメディオの初恋話を聞かされてなにやら事情がある様子。さらに健志郎と涼真の秘書、今泉と藤代の謎めいた行動…。
みんなが幸せになるために…!
一肌脱いだ英太の勘は…!?




シリーズ完結。

全体を通しては決して面白くなかったわけじゃない。
確かに2巻までは面白かった。

でも、なんだろう?この3巻は読んでて「モヤモヤ感」が払拭される事なく終わってしまいました。
ラスト、どっちと最初に結ばれたかはファンに託すというのはイイとして、その間の別キャラの恋模様がよくわかんない。
わかっているのは登場人物たちだけみたいな?
読み手が置いてけぼり食ったみたいな気分。これって必要だったのかな?
英太が初Hを決意するのに関係なかった気がするし。



そもそも、2人の後継ぎたちに好かれてしまって、まずはどっちと付き合うか~?みたいなお話だった筈。
それがどちらも選べない程、2人共魅力的で結局は3○カップルというあり得ない展開になってしまって(^^ゞ


んで、こちらも3巻使って「さて、英太くん、どうするの?」な展開だった筈なのに・・・。
そのお騒がせ外国人の展開が、英太に1つの決心をさせたとかならわかるんですが。
何がどうなってどう納得しているのか2回読み直しても私の顔にはベッタリと「ハテナ」という文字が貼り付けられてしまって。
だったらむしろ、2巻でお騒がせだった健吾とジュリオのその後の方が読みたかったです。


全ての関係がうやむやで「完結ですよー!」と言われても・・・
かんべ作品でこんなにモヤモヤした作品は個人的に初でした(泣)





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Last updated  2012.11.08 00:29:15
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