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2013.02.19
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THE UNLIMITED 兵部京介 第7話 「超能部隊 前編 -Generation ZERO PART I-」


「それでも求められるなら!」

今回は兵部と不二子の過去編。


公式HPより


時は戦時下——ひとりの少年が日本に降り立つ。彼の名は兵部京介。縁ある蕾見男爵のもとに引き取られた彼は、そこで一人の少女と出会う。彼女の名は蕾見不二子。兵部がまだ少佐と呼ばれるようになる以前、超能力という才能(ギフト)にまつわる兵部少年の過去がいま語られる……。




今回のOP、白黒だったのにビックリ☆
途中、刺し色として入る赤が印象的でした。
フィルムノイズも過去編を意識して・・・なのでしょうか?


海の底に沈む戦争の残骸ーーー

「この国では戦争があった」

大陸生まれの兵部が日本に戻ってきたのはまだ空爆されるなど誰も知らなかった頃。
人々は戦争などどこか他人事で・・・。


hyobu4

「とうとう来たんだ!お父さんの国に」


「お父様♪」

港まで出迎えに来た少女は幼き頃の蕾見不二子

「兵部京介といいます。はじめまして!」
「わたくしの事は本当の姉だと思ってね!」

超常能力者とわかった上で蕾見家に引き取られた兵部。
まだ、彼も不二子も可愛らしいです。
不二子の方が若干年上の様ですね。

「そうよ、私も超常能力者」

そして不二子もまた能力に目覚めていた。



既に亡くなった兵部の父(@賢雄さん)。父の言いつけで蕾見の家にやってきた兵部。
そして兵部の父と蕾見男爵は友人で、共に超能力について研究していた仲だった。
能力者を探す為に大陸に渡った事など聞かされた。
その筈なのに、自分には厳しく能力を使うな!と言い渡していた父。

「超能力など不要だ!人間らしく生きたいならそんなものは捨てろ!」

自分にはそう言っていた父。


そこに入ってきた不二子。
からかうつもりで手紙を取り上げ読もうとした瞬間、兵部は力を使って手紙を取り戻した。

「防ぎきれなかった!このわたくしが」

今までこんな相手いなかったのでしょうか。兵部を馬乗りして押さえ付ける不二子。
でも、どっか姉弟のじゃれあいに見えるところが微笑ましい。

「やめたまえ、不二子君」

そこに現れたのは軍服姿の2人の男。

早乙女英治大尉(@森功至)と宇津美清司郎伍長(@坪井智浩)だった。

早乙女は大学で蕾見と兵部の父の後輩に当る男。
だが、不二子は早乙女は能力を兵器にしようとしている!とあまり好きじゃない模様。

「私も男爵も君たちの力を世の為に役立てたいんだよ」

わかりやすく成果を出して世の中に認めて貰おうというコンセプト。
軍はあくまでその踏み台と言い切る早乙女。

「人の為に?」
「我々の同士になってくれないか?」

どうやら、兵部をスカウトしにやってきたよう。
だが、一瞬、早乙女の笑顔に父の顔が重なり息を飲む。

「我々が作る新しい組織、超能特務部隊の仲間になって欲しい」

この部隊はそもそも蕾見が作り、能力者を世間に認めさせ英雄という形で受け入れさせたいと考えていた。
しかし、不二子はその考えこそ戦争の道具として利用しようとしていると考えていた。

正直、男爵はそこまで考えていたのかはわからないけど、不二子の方が頭がイイ気がします(^^ゞ

この話は不二子が割って入った事で今回は話を聞いただけとなった。
さらに、紙と文字を操る宇津見が兵部が亡き父に宛てた手紙を拾った際に兵部の父の思いと兵部がその父の思いに従おうとしている事を読み取り、仲間には加わらないのでは?と言う。

不二子と兵部が下手すれば兵器にもなりかねない能力を後ろめたく感じている。
だからこそ男爵は2人の親としてなんとかしたいと考えての事だった。
兵部博士も同じと言う早乙女

saotome2

「きっと2人共入隊してくれますよ」

人とは持って生まれたものを生かす為に生き、認められたいという誘惑には勝てないと。

しかし、このシルエットのせいかどうも胡散臭いですわ(^^ゞ



「それでも求められるなら!」

父親が捨てろと言ったこの力を人の為に役立てる?
揺れた末に出した兵部の答え。

そして同じ頃、今のところ確認されている中では自分の力が一番強いと言われていたのに、咄嗟とはいえ自分の上をいった兵部の力。

女の自分が男に頼らず生きていく道ーーー

兵部に負けたのが悔しかった
この力を認めさせ自分が世界最高と認めさせたい!

「わたくしは誰にも負けたくない!」



翌朝、入隊すべく荷物をまとめた不二子は、やはり荷物を持った兵部に声をかける。

「行くわよ!」



2人がいる事に驚いた顔をしつつも大歓迎する早乙女

「ようこそ、我が超能部隊へ」



映画館を使って軍をアピールしている。
その中に当然、超能部隊のアピールシーンも入っていた。
だが、「異形の力」「怪物のようなその力をお国の為に」「秘密兵器となるや否や」と言い方は散々。

酷い言われよう。そして自分の紹介も無く笑い者にされた不二子は怒り心頭だったが、能力をこういう形で広く知って貰うのも大事な仕事と、宇津見や菊池カンジは受け入れているようで。

その間、父の形見の懐中時計の修理の受け取りにやってきていた兵部。
ところが、みんなと合流しようとして警官とぶつかってしまった事から大変な事に。

そもそもは、不二子が選んだ兵部の服装をチャラチャラしていると因縁つけられた事からだった。
だが、兵部は穏便に済まそうと必死にお説教に耐えていた。
そこに割って入り火をつけたのが不二子。

「くだらない説教を続けるのは公務ではありませんわ!」

この時代のこと。
日本男子とは
男とは。女とは!を繰り返すこの警官と、女性の独立を考えている不二子。確かにマズイ取り合わせ。
さらにマズイ事態になったのは、止めに入った海軍士官まで一緒に蹴り飛ばしてしまったからだった。


当然、連帯責任で全員謹慎。
現在、蕾見男爵の別邸に匿われていた。
海軍としては超能部隊の今回の事件で潰したいと思っているようだ。
だが、潰す事も軍仕様に染めさせる事もさせない!と断言する男爵。
そして今、個性的こそ力を発揮できるのだという話し合いに出席してるのが早乙女だった。

こんな事態になったのに未だ謝れずにいる不二子に「謝っちゃいなよ」と促す兵部。
謝りたいのにプライドが邪魔をする。

「わたくしは・・悪く・・・ないもん」

そう言う彼女に「いいよ」と言う志賀タダシ。

「ただ、自分の力を認められたかっただけ」

みんな同じと優しくそう言う彼と宇津見。




そのころ早乙女は、野放しにしている!早く他の軍と同じような訓練を!と言う軍人たちの前に立っていた。

「変革は常に異質なものから生まれています。
第三帝国はいち早くそれに気付き超常能力に目をつけました」


我々も早く手を打っておかねば対抗出来ないと、彼らの存在をアピール。
しかし、その必要性を知らぬ上の者たちは頭から否定。

それをハトを利用して会話を聞いている犬神初からみんなに様子を報告される。

「化け物には化け物の意地があるからな!」

本気で潰す気ならこちらも!というなんとも悪い空気
だが、早乙女の提案がそれを変える。
しかし、その提案は同時にとんでもないものだった。

「我が国の最新兵器と勝負させて頂けませんか?」

負ければ潔く解雇&解散させると約束する早乙女。
そして相手は今問題になっている海軍
どうです?と煽る早乙女。

時期主力戦闘機を発注。
その実験機が今組み立て中という情報を入手していた早乙女は、それと彼らをぶつけ能力を認めさせようと言うのだ。
蕾見を通し、陸軍中将には既に話が通っていた

A6M1計画

「決闘や!俺らのほんまの力を見せつける時が来たんや」






決闘させようというのはあの有名なゼロ戦ですよね!
果たしてこの決闘、どうなるのか?
そしてどういう流れで兵部は早乙女に撃たれるのか?

しかし、1回で済むかと思ったら次回まで引っ張るんですね。
それだけ重要という事で。
兵部がああなってしまった始まりですからね。

でも、兵部が日本に来ていなかったら・・・また彼の人生は違っていたんでしょうか?

軍に我が子を利用されたくなくて厳しく能力を捨てさせようとしていた兵部父。
共に研究をし、我が子に能力者を持ちながら考え方が真逆になってしまった蕾見男爵。
そしてどうやら口ではイイ事言いつつ、彼らを利用する気満々な早乙女。
だいたい、言葉がたくみ過ぎる(泣)


エンディングは兵部キャラソン♪
欲しいけどM費がぁぁぁー!そ、そのうち・・・!
そして例のみんなとの集合写真を写すまでの楽しげな彼ら。今後、彼らを襲うだろう事を考えるとその様子すら涙を誘います。



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Last updated  2013.02.20 00:03:23
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