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2013.03.23
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PSYCHO-PASS 第21話「血の褒賞」

「私はあなたも救います」

先週書けなかったので、一週遅れになりますが。
それと、先週だったかな?OP6位、ED11位おめでとうございます\(^o^)/


公式HPより


狡噛と槙島の後を追い、巨大穀倉地帯へ足を踏み入れた朱たち一係。狡噛、槙島、朱、三者の想いがついに邂逅する。果たして朱は槙島を捕らえ、狡噛を止めることができるのか――!?




「善玉ウィルスが本物の病原菌になるとはな」

さすがに行動が早い!(笑)
ヘリに乗り込み出雲大学のラボに向かう一係。
中では、本を読みながらその一節を自分の手で実現する為に毒の麦を作り出す準備をしている槙島。
そして彼のすぐ傍まで近付いているのは狡噛。

しかし、セキュリティは生きていてこのままでは入り込めない。どこか入れそうな場所は?と探していると頭上を朱たちが乗っているヘリが。


着陸し、施設の規模の大きさとこれだけのシステムを完全無人化で運営されている事に驚きと、着眼点がいかにも槙島らしいと感心しているとそこに狡噛から連絡が。


「思いのほか早いお出ましだったな」
「公安局をナメないで下さい」

既に槙島がウカノミタマウィルスの調整に入っている事を伝え、それをまき散らす前に止めるため電力を落とすよう指示する狡噛。

「その場合、セキュリティシステムも全滅です。あなたの狙いはそれですね?」

狡噛を止め、確実に槙島を捕えたい朱としてはその手に乗るか!と言わんばかりだったが、この国を守るためにはそれしかないと譲らない。

akane3

「私はあなたも救います」

殺人犯にはさせない!と言う朱に競争だなと言って回線を切る。

結局は、朱の作戦では時間がかかり過ぎてその間に槙島が全てを終えてしまう可能性が高いため、宜野座は全ての電源を落とす策を。
しかたなく、朱はみんなに1つ頼み事をする。
もし、中で狡噛と遭遇し、その際に犯罪係数300以上でエリミネーターになった場合は発砲せず自分を呼んでくれと。

「切り札があります。大丈夫です、任せて下さい」


実は、事件現場に行く前にパラライザーのまま固定するようドミネーターに指示を出したのだ。
当然、最初は拒否。だが、それに対し、半ば脅す形での取引をする朱。
槙島を生きたまま捕獲したいシビュラとしては飲むしかなく、今の朱のドミネーターは犯罪係数の数値関係なく生きたまま捕獲できるのだ。

ただ1つ、この特例は他には知られないようにとだけ約束させられた。


「局長に呼び出されてからこっちちょっと変だぞ
何もかも背負いこみ過ぎじゃないのか?」


突っ走り過ぎた監視官を何度も見たくないと言う征陸。
その言葉に視線をそらす宜野座。
心配してくれる征陸にドミネーターを向けさせ、係数を測定させるが、朱の数値は相変わらず。

「今の私はシステムの望みどおりの人間なんですよ」

驚く征陸に苦笑しつつそう話す朱。
そして弥生に指示を出し、電力を落とさせる。
止まる装置

makishima9

「やってくれるな・・公安局」

「よし!」

外でこの時を待っていた狡噛も中へ侵入し、槙島に向かって進んでいく。
銃とナイフの確認をして。



これでバイオテロは完全に失敗。
問題は槙島が次にどうするか?

征陸は逃げる算段をすると予想。
しかし、朱はまだ足掻くと予想し、予備電源に向かうと予想する。
そのため、朱と弥生は予備電源に。征陸と宜野座は槙島の退路を断つ為二手に分かれる。


一方、狡噛は槙島が既に制御室からいなくなっていた事で、急ぎ後を追う。



「厚生省で何かあったんですか?」

朱と行動を共にしている弥生の突然の問いかけ。

「今の貴女は誰よりも前向きなのに、誰よりも落ち込んでいるように見えます」

鋭い観察眼。今までの全てが朱の脳裏を一瞬横切る

「立ち止まっていても何一つ解決しない。今はただ進むしかない」

どんなに小さくても希望はあると返してきた彼女に弥生は

「貴女になら命を預けられます、常森さん」

最高の褒め言葉にも関わらず、シビュラと影で取引をしている朱は素直にその言葉を喜べなかった。



「間に合った・・・のかな?」

目指したそこに槙島はいなかった。
しかし、本当に槙島はここに来るのだろうか?弥生の問いに朱は槙島だけじゃなく狡噛までもいない事に違和感を覚える。

「何か見落としてる気がする」



その頃、逃げてくる槙島を捕まえるべく出口付近にいた宜野座と征陸。

「狡噛の逃亡をほう助したな?」

こんな時にも関わらず、突然そう質問してきた息子に老いぼれを虐めるなと苦笑する。

「狡噛が罪を引っ被る事で、結果として悪が潰えると思っている
それがアンタのような時代遅れの猟犬の野蛮で身勝手な正義感だ!
結局、頼りにしてるのは狡噛だ!俺には何も期待してない!!


どれだけ父離れが出来ていないんだか・・・(^^ゞ
やっぱりこの子は自分があまりに普通の子だというのを実感し過ぎてるから・・・頼って欲しくて期待して欲しくてしょうがないんだね。

だが、征陸の思いは同僚・上司とかではなく。遥かに父性愛

「おまえは今でも違う道を歩み続けている。それでよかったと心底俺は思ってる」



「宜野座さんたちが危ない!」

自分たちの先入観が謝った判断をしてしまった事に気付いた朱。
現在、窮地に立たされているのは自分たちであり、それを誰よりも理解しているのは槙島。そこまで行きついた朱は、宜野座たちの所へと駆け出していく。
必死に宜野座に呼びかけるが返事はない



その頃、朱の予想的中で槙島にロックオンされていた宜野座と征陸

「待て!」

征陸の声は一歩遅く、槙島の罠に引っ掛かってしまった宜野座は左腕が完全にコンテナの下敷きに!

ぎゃあぁぁぁぁー!ギノぉぉぉぉー!(叫)
急いでコンテナをどけようとした征陸だったが

「後ろだ!」

征陸の後ろに立っていたのは槙島
敵の攻撃を義手でかわし、さらに激しい攻防の末に槙島を拘束するのに成功する。
そんな時、槙島は爆弾に火をつけた。
それは征陸自身にではなく。動けないでいる宜野座に向けてのものだった。

「絶対にその男を離すな、執行官!!」

アンタは刑事なのだから役目を果たせと。
息子を助けたい気持ちと任務の間で揺れ動く征陸の心。
そんな中、とうとう槙島は宜野座の方に爆弾を投げた・・・

うおぉぉー!と槙島を離し息子に向かって走る父
爆弾を拾い投げると同時に爆発する

爆音と共に・・・・
それを見た宜野座は腕が引き千切れるのもかまわずコンテナから抜け出し、父に駆け寄る。
その姿をニヤつきながら見ていた槙島の顔の横を銃弾が掠めていく。
銃声を聞きつけてきた狡噛だった

「とっつぁん!!」

宜野座の縋るような目。そして視線を下げると血だらけで虫の息の征陸が。
それでも・・いや、征陸のためにも振りきって槙島を追う。


「バカヤロー!なんで犯人を逃がした!
なんで・・アンタは刑事だろう」


なんて不器用な子・・・この期に及んでもこういう風にしか言えないんだよね。

masaoka

「やっぱ、親子なんだなぁ
目もとなんざ、俺の若い頃の俺にソックリだ」


gino10

それだけ言うと目を閉じ息を引き取る

「親父・・・なんでだ・・・遅過ぎるだろうがぁー!!」




「ついに、まがい物の正義を捨てて本物の殺意を手に取ったか」


期待した通りの男だったと楽しそうに笑う槙島

「貴様は特別な人間なんかじゃない。ただ、世の中から無視されてきただけのゴミ屑だ」

孤独に耐えられなかっただけ。ガキと一緒と言う狡噛の言葉に、孤独なのは自分に限った事じゃないと返す槙島

「みんな小さな独房の中で自分の中の安らぎに飼いならされてるだけだ」

槙島の姿を見つけた狡噛は引き金を引く。
だが、それは鏡に映った槙島。
背後から飛びかかってきた槙島は狡噛の持つ銃をはたき落とす。
ならばと隠し持っていたナイフを出すと、槙島も折り畳みナイフを取り出し構える。


四者四様の現場に朱が走るーーー




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Last updated  2013.03.23 20:48:59
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