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2013.05.02
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カーニヴァル 第5話「ピエロの処方箋」


「傍観してらんないわけがあるんだよ」

死体の傍にいたのはツバメではなくヨタカーーー
それを見てしまったガレキは?




ツバメを追いかけていった先で目撃してしまったヨタカの姿・・・


「お腹が空いた・・・」

指についた血を舐めながら攻撃してきたヨタカ。
さらに背中に小さいながら羽が!

yotaka


「ナイちゃんと一緒に村を出て!」

しかし、頭に血が上っているガレキはヨタカの所に行こうとする。

「今、話は出来ないよ
やられる前に言う事きいて」


とにかくヨギは2人に逃げるよう言って、ヨタカと戦う為飛び立つ。


「私たち、家族よ」

自分を拾ってくれたツバキがガレキという名前を付けてくれた時にそう言った。
そんな彼女にくだらないと言った自分。
でも、その後も彼女たちの祖父が気を使って廃品の部品をヨタカに届けさせたり。
食事時に現れないからと呼びに来たり。
用もないのに姿が見えないとツバメがヨタカと探しに来たり。
拳銃を扱い、危ない地区に出入りしている自分を探しに来たヨタカ。

「俺に近付くな。無関係でいろ。
俺の選択はいつも3つ。 雑魚かカモか敵だ」


そんな風に遠ざけてきた。
そんなガレキに対し、彼らは常に家族として扱ってくれていた・・・

「ガレキがバラバラになったら恐いから」

やはり、ヨタカのもとに行こうとするガレキに縋りつくナイ。
一緒に行こうとするナイに、ナイの目的はカロクだろう。その為にも余計な事に関わるなと。

「傍観してらんないわけがあるんだよ」

ガレキなりに大事にしてきた人たち。だから・・・



その間にも空中では攻撃が続いている。
自分の上着をナイに放り、ヨタカのもとに走っていってしまうガレキ。


ガレキの言った「余計な事」とはなんなのか?考えながら、ガレキの言った廃墟にトボトボと向かっていたナイは何かをキャッチする。
変な男に絡まれているツバメを発見する。
ツバメの手にはまた血が!
しかし、その事は気にも留めず、男を突き飛ばしてツバメの手を引いて逃げる。



その頃、ヨタカと交戦中のヨギ。
羽からしてまだヴァルガとしては未熟と判断したヨギは、攻撃をかわしつつ捕獲に成功する。彼を殺したくないと考えていた。
しかし、ガレキの名を出した途端、ガレキへの思いからか?本格的にヴァルガになってしまう。

羽が大きくなり、子供の頃のように髪が伸び、顔に模様が!!



「さっきの人恐かった」

ツバメと逃げおおせたと思ったナイ。
自分も恐いでしょ?と言うツバメに、「ポカポカしてるよ」と言って微笑むナイ。

「ツバメちゃん、あったかくて綺麗」

そして、ガレキがずっと無事でいて欲しかったと思ってた事を伝える。
それを聞いて、嫌われていたわけじゃなかった事がわかり
嬉しそうに微笑んだ2人だったが・・・

「いいねぇ。若い子は微笑ましいよね」

いつの間にか、さっきの男が追い付いていた。



武器になりそうなモノを奪い、追いかけようとしたガレキの目の前にヨタカの攻撃にやられて落ちていくヨギを見つける。

ヨギの傍に降り立ったヨタカ。
ヨギが自分を殺そうとしなかった事を不思議に感じる。
それ以上に相手が誰なのか記憶が無い。
その場に連れて来られてしまったナイとツバメ。しかし、ツバメの姿など目に入っていないようなヨタカ。

「僕の研究が、より充実するよ」

嬉しそうな男。
ナイは逃げようとしながら、ヨタカの足元にヨギが倒れている事を発見する。


「パーティをしよう!」

愉快そうに言った男だったが、そこに追い付いたガレキが男の頭部を蹴り飛ばす。



「なんだよ、その姿・・・」

ヨタカもガレキは認識出来るのか?お互いに睨み合う。
そこに吹っ飛ばされた男が笑いながら立ち上がる。

「てめぇ、誰だ!」
「育成ゲームが好きでプレイ中。双子のデータが欲しかったんだけど・・・」

そのワードで、この男こそツバキを騙し殺した男と気付くガレキ。
しかし、いろいろ真相は違っていた。

実は、薬に疑問を持ったヨタカは、なんとツバメの分も薬を飲んでいて。
だからツバメは共鳴こそすれヴァルガにはなっていなかった。
しかし、報奨金目当てに薬を飲み続けたヨタカが初めて変化した際、暴走してしまい、そんな弟を守ろうとしたツバキが死んでしまった。
直接的にツバキを殺したのはこの男ではなかったのだ。
しかし、そんな事は関係ない!鉄パイプを振り下ろすガレキ。だが、その男は指1本で止めてみせる。

なんと!この男もヴァルガだったのだ。
正体を見せ、ガレキに襲いかかろうとしたその瞬間☆男の右腕が飛ぶ。
ヨギだった

しかし、左手の剣1本では男を捉えきれない。


「ヨタカ、命令だ。ここにいる全員殺せ」

その言葉に羽を広げ立ち上がる。
そんなヨタカに抱きつき、必死に止めようとするツバメ。

「ヨタカはしない!そんなのしない!!」

すると・・・

「・・・しない。殺さない 嫌だっ!」

そう言って、ツバメの身体を抱きしめたのだ。
なんと!共鳴はツバメから⇒ヨタカへもしていたのだ。そのために、辛うじてヨタカは人間とヴァルガの中間にいられたのだ。
その結果を面白そうに分析する男。
そしてヨタカに問う。貧しいだけの人生の何が魅力だったのか?
それに対し、ヨタカは「そんなんわかんないの?」と男を馬鹿にする。
ツバメとの笑ったり泣いたりいろいろある楽しい毎日から得る意味にも気付けないなんて・・・

「アンタ、気の毒だな」

その言葉に、一気にヨタカに興味を失った男。
しかし、ヴァルガの進化には逆らえないとヨタカに強制的に進化させようとする。苦しみながら抗うヨタカ。
止めようと斬りかかるヨギ。しかし、逆に取り押さえられてしまう。


「ガレキ・・・俺を殺せ」

自分が完全体になる前に!
少しずつ抗えなくなり、片手はツバメの首を絞め、片手はそれを止めようとしている。

「もう・・誰も傷つけたくないんだ」

ギリギリのところで人間としての気持ち。大粒の涙。
とうとう、止めていた方の手までもがツバメの首に!

「頼む!ガレキぃー!!」

ヨタカの頼みに、ヨギの剣を取って駆け寄ろうとしたガレキだったが、その前にヒラトのステッキが突き刺さる。

yotaka2

光に包まれ、少しずつ消えていくヨタカの姿。

「すまねえ
ツバメ、遠くに飛んでけ!」


微笑み、そう告げると  消えた





もう、前回、ツバメがヴァルガだとしたら助けられない事は聞いていながらも、ヨタカがヴァルガ化したのもツバメを助けるためで、そしてツバメがいてこそ人間としての自我を保てられて。でも、少しずつ抗えなくなっていったヨタカ。
しかし、最後まで愛し大事にしてきたツバメのおかげで、完全なヴァルガにはならずに逝けた事。
これだけが救いでしたが、あまりに悲し過ぎるお話でした。
最後はヒラトが送ったのは、ガレキに殺させたくなかったという優しさだったんでしょうか?

そしてあまりにも酷いこの男。
また大川さんがイイ感じに悪役ボイスでした・・・





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Last updated  2013.05.02 23:32:41
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