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2013.06.02
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進撃の巨人 第9話「左腕の行方 ――トロスト区攻防戦5――」


「おまえ達の肉を上手く削げねえだろうが」

エレンの巨人化ーーー
いろいろ思うところや気になる部分はありますが、とにかく今回は兵長登場に心躍ります♪(〃∇〃) てれっ☆


それと、昨夜の「ランク王国」で最新刊以外も軒並みベスト10に入っていて、改めてアニメ化で注目されているのを実感しました!

(*^^)/。 ・:*:・゜ ★,。 ・:*:・゜☆オメデト



今回の戦いで、兵士の被害が大きかったのは調査兵団が不在だった事も大きかった。

「今回はどんな巨人に会えるかな~?」

リヴァイ班のハンジ・ゾエ(朴さん、ようやくナレーションだけじゃなくなりました\(^o^)/)など高揚した顔つきで。
奇行種だったらとウットリ。

rivai-hanji

「ここだ」

ハンジを奇行種扱いのリヴァイ。
ああ!彼にだったらこんな風に髪を鷲掴みされてみたいかも(〃∇〃) てれっ☆

だが、そうやって彼らが出ていった後、巨人達が襲ってきたのだ。

こうなると、まるでその時を待っていたかのようですね。
もしかして、巨人ってタイミングを把握出来る・・・とか?
いや、その前にエレンのように巨人化した者も含まれている・・・とか?


人類の英知の集結ともいえる調査兵団。
しかし、そんな彼らを持ってしても、毎回3割を超える損害が。
そのくらい人類と巨人の間には力の差があるのだーーー


おまえらなんかリヴァイ兵長がっ!

その言葉通り、一撃で巨人を倒すリヴァイ。
イルゼに集めさせた増員に目の前の3体のうちの1体を任せ、もう2体は1人で切り込んでいく。

また別の巨人にはハンジがまるで子供の相手をしているかのように。しかし、的確に巨人の急所を押え倒す。


rivai2

「おまえ達の肉を上手く削げねえだろうが」


先ほどリヴァイが倒した巨人にやられた部下は血が止まらない。
虫の息の中、人類の役に立てたか?それだけを問うてくる。
血だらけで差し出された手を取り、十分に役に立ったと言う。
それはこれからも!

「約束しよう!俺は必ず巨人を絶滅させる!」

部下は息を引き取った。
リヴァイの言葉は必ず最後まで聞いただろう。安心した死に顔だった。


「リヴァイ、退却だ」

そこに声を掛けてきたのはエルヴィンだった。
不服そうなリヴァイに、巨人達が街に向かっている事を告げる。




「クソォ!クソォ!」

泣き叫ぶアルミンが向こうに見える。
しかし、巨人の口の中から出る事は叶わず、無残にも口は閉じられた。
その際に千切れた左腕は下へと落ちていく。

そしてエレンは真っ赤な場所にいた。そこには自分より前に食べられた人間達の死骸がプカプカと浮いている。

「俺たちは5年前とは違うんだ・・・」

気が狂いそうな中でこの5年間、必死に訓練して、必死にいろいろ考えて・・・

「母さん 母さん 母さん

自分の目の前で溶かされていく女性兵士の声に母を思い出すエレン
どうして自分達は命も夢もこんなにアッサリと奪われていくのか?と問いかける。
そして号泣する。

「諦めてたまるか!駆逐してやる、一匹残らず」


巨人の胃の中に落ちて尚諦めないエレンの意思が変化を生む。

エレンを飲み込んだ巨人の身体の中から巨人の腕が飛び出す。
そして、あの巨人と化したエレンが食い破って外へと出てきたのだ。

『駆逐してやる この世から一匹残らず』

もっと・・・もっと殺す・・・殺したい!・・・・もっといっぱい!!

「エレン?」

ここで、アルミンに声を掛けられやっと正気を取り戻すエレン。
しかし、そこには大勢の兵士に取り囲まれる形で、アルミンに支えられて立っている自分。

「知ってる事を全部話すんだ!きっとわかって貰える」

殺したいとは巨人の事なのに、エレンのさっきの言葉で自分たちを喰い殺そうとしていると決めつけている兵士たち。
それだけではない。剣をエレンに向けている。
恐ろしいモノでも見るようなキッツ

「いったい、これはなんなんだ?」



ユミル達に自分達の状況を説明したコニー。
ここに戻ってこれた者以外は巨人の餌食になった事を知り、ユミルとクリスタは青ざめる。
そしてその場にエレンがいない事も驚かせた。
エレンは無事と伝えたコニーだったが・・・

ユミルに訊ねられても、ジャンだけじゃなくライナー達もみんな下を向いて誰も答えない。

104-3

「俺たちには守秘義務が課せられた」

だから言えないーーー
でも、すぐに人類全体に伝わるだろう それまでに人類が生きていればの話だが。



「無事だ!」

巨人と人類の戦いの最前線に立っているハンネス。
仲間の安否を気にする部下にエレン達の事を問われ即答する。

1人は高い戦闘技術を持ち。
1人は強靭な精神力
そしてもう1人は賢い頭を持っている

生きる術を持っているあの3人なら必ず生きている 言い切るハンネス。

だが、その3人は確かに生きてはいるが、反逆行為と仲間に攻め立てられていた。

「率直に問う。貴様の正体はなんだ?」

人か?巨人か?

さっきからまるで訳がわからない。
化け物を見ているかのような目。自分向けられた剣と大砲。そして今の質問。

「質問の意味がわかりません!」

ここでキッツからエレンが巨人の中から出てきた事実を突き付けられる。
そして、エレンを得体のしれないモノと罵る。
キッツの傍に立つリコも、他の兵士たちもエレンに砲撃する事を進言する。


「私の特技は肉を削ぎ落す事です」

エレンを守るように立ち、それまで黙って聞いているだけだったミカサが口を開いた。
もちろん、その意味は巨人に対してではなく、エレンを殺そうとする仲間に対してだった。
怯えるキッツにミカサは兵士100人分に匹敵する。失えば損害になると耳打ちするグスタフ。

「人間と戦ってどうするんだよ?」

エレンを助ける事以外考えられずいきり立っているミカサに話し合おうと止めるアルミン。

「恐怖だけが伝染してるんだ!」

アルミンもミカサも・・・
巨人じゃないと思ってるのは自分だけ?
記憶もなく身体が重くて動けないエレン

「巨人の体内から俺が出てきた?」

巨人に飲み込まれ、あの死骸が浮いている場所にいた事も全てが夢だと思っているエレン。
だいたい、それじゃ千切れた腕が生えたという事になる。

「それじゃ、まるで巨人じゃねえか!」

すると、キッツが先ほどと同じ質問をもう一度する。
答えは慎重に考えねばならない。じゃないと死ぬのは自分だけじゃない。ミカサもアルミンも・・・

そして思い出す。幼い頃からこの2人と共にいた事を

「人間です!」

だが、その言葉を聞いた途端、キッツの様子が変わる。
今まで怯えきっていた表情が消え、誰もが自分を悪魔だと証明するのは難しいと呟くながら、砲撃を命じるために右手をあげる。

それを見て慌てて上へ逃げようとエレンの腕を取るミカサ。
その際に首から下げていた鍵が目に入る。
父が秘密にしていた地下室の鍵。

「地下室に行かねばならない事を!!」

肌身離さず持っていろと言った父。
そして、エレンが地下室に行かねばならない?

だが、その鍵を見た時、エレンは唐突に記憶が蘇っていく。
父が自分に打った注射のせいで引き起こされた記憶障害。
その注射を打つ寸前、涙を流し今じゃダメなのだと。必ずウォールマリアを奪還したら地下室に行けと言っていたのを。

「この力はその時役に立つ筈だ!」

使い方は彼らの記憶が教えてくれる。
いつか地下室に行けば真実がわかるーーー!

そう言った父の言葉を全て思い出した。
突然、ミカサの肩の上でエレンが暴れ出す。

「ミカサやアルミン。みんなを救いたいなら、おまえはこの力を支配しなくてはならない!!」

必ず辿りつけと叫んだ父。



とうとう、3人に向けて砲弾が開始された。
2人を掴んだエレンが突然親指を噛む。

ellen9

その途端、形成されていく巨人の骨格。
そして爆音。

「やったか?」キッツがそう思った次の瞬間・・・

e-titan

ミカサとアルミンを砲弾から守るように立つ巨人の姿だった




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Last updated  2013.06.02 19:05:26
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