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カテゴリ:BLコミック・小説
山田ユギ:原作
「 【出版社ペーパー付★】誰にも愛されない【完全版】(下) 長谷川×上野編」 竹書房 「あの人だと思って抱けよ」 自分にさえ隠そうとしていたものが、今、暴かれた――… 生まれて初めてかなわないと思った。そんな奴に惚れたら俺が俺でなくなる気がした… 【 Story 】 児童書の編集・長谷川は、仕事の合間に留学時代のルームメイトであり翻訳家の日下が営む古書店の店番を手伝っている。 ある日、雰囲気のある美貌の青年・上野が客としてやって来た。やがて店の常連となった上野を飲みに誘った長谷川は、その晩、上野に迫られてしまう。その気はないと断る長谷川に態度を一変させた上野は――!? 不自由を知らない男・長谷川と毒舌美青年・上野の、カラダから始まる大人のラブストーリー!! 完全版・下巻は未収録エピソード+描き下ろし、計111ページをコミックス初収録!! 今回のメインの2人は長谷川×上野 日下のチェコ時代のルームメイトであり、現在、日下の担当編集という間柄。 突然現れた雰囲気のある美貌青年が日下の店にチョコチョコと顔を出すようになり。 長谷川は、日下の原稿待ちの間、店番を頼まれたりする為上野と知り合い言葉を交わすように。 抜き打ちで日下の様子を見に来たら、日下の表情で誰と一緒なのかわかってしまって中に入れず。 そんな時、通りかかった上野に誘われて飲みに行く事に。 ところが、気付けばいつの間にか上野のマンションにいて上野に乗っかられていて・・・。 無意識に「綺麗だ」なんだと褒めまくり、挙句今夜は飲みに誘ったりしたものだからすっかり上野を誤解させていたのだ。 んで、結局その夜は叩き出されて。 その後、長谷川を見ると露骨に機嫌が悪くなる上野。 ところが、以前、上野に売った「池上銀」のサイン入り本のトラブルで何が何でも上野と会う必要が出来た長谷川。 しかし、事情を話すとアッサリ手放してくれる事になったのだが・・・ 自宅に長谷川を招き入れると、「あの人(日下)だと思って抱けよ」と言い出して。 そう、長谷川は誰にも・・・いや、自分自身も隠していた日下への感情を上野に暴かれた瞬間だったーーー。 身体から始まった2人の関係。 その後、池上銀のサイン入り本を取り戻そうとした客が、ミステリー作家の原貴仁だとわかり。 そこから池上銀が上野のペンネームだと知り。 原と上野の修羅場を目の前で見守ったり、紆余曲折あって少しずつ恋人らしくなっていった2人。 それでも、被っていた猫をはぎ取ってみれば、かなりの口の悪さとツンデレ美人の上野。 今まで、いろんな意味で苦労知らずの長谷川。 それでも、長谷川という人間が見た目を裏切る人の良さと、育ちの良さ故?とイイ人っぷりを発揮すれば、そこは上野も正直にならざるを得なくて。 そんな2人にいろいろ出来事が。 上野は、街中で作家時代に担当だった中山と出会い、また書かないかと誘われる。 今の池上銀が読みたいと。 一方、長谷川は父親が倒れて父の会社を継ぐか否かの問題が。 それを偶然耳にした上野は別れる事を覚悟してそのまま今の会社を辞めて実家に戻る事を勧める。 「いくつになっても世界と向き合えない子どもなんです」 涙を流しながら中山にそう告げる上野の言葉がギュッとなります。 諦めきれず上野のマンションにやってくれば、玄関先で中山との2ショットを目にしちゃうし・・・なんとまぁ間の悪い(^^ゞ 上野はそれを利用して別れを決定的にしようとしますが。 一度は帰った筈だった長谷川が心を決めて戻ってみれば、玄関先で動けず泣いている上野を見つけ、そのまま押しの一手で「絶対別れない」と宣言。 結局は誘われるままに再び作家活動を始める事にした上野が長谷川の実家の名古屋まで追いかける事となりハッピーエンド。 長谷川の最後の仕事が日下の本というのも、イイですね。 上野を選んだ時点で吹っ切れてるでしょうが、これでキッパリ日下への感情は切れたと思いますし、いろいろ縁があった日下だからこそ、この辺は粋な終わり方だなと思いました。 それにしても、普段、毛を逆立てて威嚇してる感じすらする上野が、長谷川がいない場所では実に頼りなげでグルグルさんで。 まぁ、長谷川が手放さないのがわかる可愛さで。読んでるこっちも一緒にデレるしかない!(笑) そしてそして・・・ 日下と長谷川のチェコ時代の知り合い・司郎と恋人のヤーヒムの話。 日本と1/4チェコの血が入っている司郎。 ヤーヒムとはこの15年の間に数えきれない程別れてはくっついてを繰り返してきた。 身体の相性だけはイイと言いつつ、結局は司郎もヤーヒムが好きで、支えで。 まぁ、とにかく昔からユギさんの描くオッサンが好き過ぎて(〃∇〃) てれっ☆ リアルオッサンでここまで色気があって素敵な年の取り方してる人ってそうそういないんじゃないかと思うんですが(本日、芸能人の今と昔のギャップウンチャラって番組を見たので余計に(^^ゞ)、それだけにどれだけゴッツ濃いぃHシーンをぶち込んでこられても、若いカプと同等・・・いや、むしろ親父臭まで匂って来そうな濃厚Hは軽く昇天しかかりました(笑) しかし、カバー下とペーパーでの司郎の長谷川ナンパシーンのふつくしい事! ああ!この2人だったらどんなだったんだろう?と想像するとちょっと見てみたかった(おいっ) いやいや、関係を崩したいのではありませぬよ! 単に興味を惹かれる美しさだったと言うだけです( ̄^ ̄)えっへん ↑よろしければ1クリックお願いします 励みになります お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.11.24 00:18:52
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