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2014.02.20
XML
カテゴリ:BLCD
橋本あおい:原作
「between the sheets」
新書館



※ コミコミさんは売り切れ表示となっていたので楽天ブックスさんも貼っておきます。

【送料無料】between the sheets [ 橋本あおい ]

「上等な食事と上等なワイン。――これに上等なセックスがあったらパーフェクトですね」
「上等かどうかは君が決めるのかな?」
「当然です」

誰からの誘いも受けない眉目秀麗な魔性のバーテンダー・高史と出逢った外資系ホテル社長・一瀬。 歯の浮くような甘い愛の言葉を囁き、言葉巧
みに高史を口説いてはにこやかに躱されるやりとりを楽しんでいたけれど――!?







君のすべてが俺を溺れさせるよ。

誰からの誘いも受けない眉目秀麗な魔性のバーテンダー・高史と出逢った一瀬。言葉巧みに口説いては、にこやかに躱されるやりとりを楽しんでいた一瀬だけど――!?

外資系ホテル社長×魔性のバーテンダーの、スイートラブロマンス♪

★メーカー初回特典:描き下ろしプチコミックス



【キャスト】

一瀬:浜田賢二
高史:阿部敦
坂入:樋口智透
福原:山中真尋
ほか





というわけで、お初作家様です。
絵はもしかしたら挿絵とかで見たかもしれませんが、しっかり意識しては初めて。

しかも、BLCDのキャストで衝動買いという(笑)
でも、せっかくなので・・・というわけでコミックスも一緒に購入してみました。


一泊5万を下らないという高級ホテルの社長と、10人も客が入ったら満杯という小さい店を経営しているマスター兼バーテンダーというカップル。

一瀬は、普段、乗らないタクシーにたまたま乗り、たまたま気まぐれで降りた場所からたまたま歩いていて見つけた店で見つけた男が高史。
なかなかの美貌の持ち主で、彼がチョイスする酒の上等さとサービスと美貌で、男女関係無く客の大半は高史目的。
しかし、決して彼は客を踏み込ませないというかどんなにアプローチしても絶対にノッてこない。
客もその辺はわかっているから、会話のキャッチボール的に受け取っていて。

そんな彼が、一瀬が提案した誘いに何故かノッてきた。
理由は

一バーテンの自分ではなかなか入れない店だったから。

一瀬は気になっている高史との楽しい会話のキャッチボールと、美味しい食事と酒を楽しんだが、それ以上に高史は楽しんだのか?はたまた酒に酔ったのか?
このままさようならではなくHも求めてきた。
身体を重ねてしまうと店で見せる彼と、Hの時の乱れよう・・・高史のギャップにすっかりのめり込んでいって。



海外暮らしの経験もあり、ホテル社長。
一瀬はボンボンなんですかね?
一瀬のひととなりがあんまり見えない作品だったのでわかりませんが、とにかく一瀬という人間もただ「金持ってんぞぉ」だけでなく、教養も見た目もなかなかにゴージャスな奴みたいで。
だから、今までは来る者拒まず、去る者追わずという遊び人特有な恋愛しかしてこなかったようで。
ついでに金持ってるから、今まで、金にモノ言わせる恋愛ばかりだったみたいですね(^^ゞ

そういう意味じゃ、庶民派代表?的な高史とはかなり感覚にズレが(笑)

それでも、一瀬からすると初めて1人の相手に執着してニヘラとしたり、落ち込んでみたり、悩んだかと思えばポジティブにアクションを起こしてみたり。
なかなか素直に気持ちを表してくれないというか、自分の行為にイチャモン付けてばかりの高史との恋愛を、イイ意味の恋愛ゲーム感覚でやり取りしています。





普通、こういう手のモノは「受け」にありがちな行動パターンな気がしますが、完全にこの作品は攻め様がいろいろ動きます。
それに振り回される受けという感じ。

しかし、高史の言動についてあれこれ考えて。さらには隠す事なく秘書の福原の前で恋愛話をペラペラ話しちゃうもんだから?世話好き苦労性母さん?な福原がいろいろアドバイスしたりして(本人、呆れ顔)1つずつクリアーにしていく一瀬に対し、幼馴染で酒の仕入れ先である坂入(高史が過去に告白した相手ながら、現在一児のパパ)は高史の様子を楽しんじゃっててアドバイスらしい事をしないから、高史はどうして自分がこんなに一瀬に対してイラつくのかわかっていなくて。


↑では魔性とありますが、
確かに、普段のクールで一線引いてる印象から一転、Hでは乱れ捲りという点では魔性ですが、
図星をさされるとムキになったり、怒ると言葉が乱暴になったりなんて面は、結構ガキ臭くて、高史は結構可愛いヤツだなぁと思いました。
40近いくせにまともな恋愛1つ出来ていなくて。
でも、そうスレてるわけでもない・・・・けど・・・・な一瀬はどう表現したらいいものなのか?(^^ゞ


そうだなぁ・・・
あんまり波風が立つ内容ではなかったし、2人のやり取り中心なのでコミカルで楽に読める一冊ではありました。
ただ、高史の設定はしっかりしてるのに対し、一瀬が私の中ではちょっと中途半端だったかも。
まぁ、確かに30代後半と言ったって、所詮男なんていつまでも子供(失礼)とも言えますが、それでもあまりにこんな人が社長でイイんかな?という気にも(笑)
お互いに相手を思ってはいるものの、どこか「恋愛ゲーム」を楽しんでるっぽいやり取りがダメな方にはどうかな?という印象。

肝心の絵は「おっ!」と感じる部分と「うーん」なところと混在してる印象で(^^ゞ
ただ、主役2人が見た目(あくまで見た目です!)が直高似だったのはお気に入り(笑)

あくまで見た目ですが、似て...

エロ度は結構高めですが、私の中では適度な印象で。
正直書くと、「お薦め」とまではいかないけど「面白い一冊」だったという印象かしら?





さて、肝心のCDですが・・・
こんな展開なので、もしかしたら木吉風な喋り方かな?と思ってましたが、木吉をもう少し大人にしたような感じ?(腐っ)
こうなると、キレると口が悪くなる点を含めてお相手の声が細やんだったら萌え萌えな1枚になったかもしれません(〃∇〃) てれっ☆

でも、よく考えたら「バクマン。」の叔父と甥じゃないですか!(腐っ)
そう思ったら「うわーっ!」ってなっちゃいました(笑)

あべしのBLCDは、今まで脇キャラのしか聞いた事がなかったので、メインはこれが初。
しかも、Hシーン多め作品だったので気になったのはアレの時の声。
うん。まぁ、上手くまとめてらっしゃったかな~?
高史の年齢がイマイチわかってませんが、でも、あべしの硬い声と怒鳴ったりしてる時のヤンチャ系ボイスを上手く演じ分けされてたと思います。
高史はHシーンになると饒舌でAVか?という程いろいろ強請る子なので、その辺は大変だっただろうなぁ(^^ゞ


逆に浜田さんは受けも攻めも合わせて数枚聞いているので、こちらは安心して聞けました。
一瀬のコミカルな発言は絵で見せてる部分が多かったので難しいかと思いましたが、その辺はそつなくてさすがでした。


もう1人楽しみにしていた樋口さん。
彼が福原でもよかったかな~?
山中さんもさすがの上手さだったのですが、樋口さんは坂入のような「ガハハ系」よりも少し硬めの声の方がセクシーで素敵ボイスで好きなので・・・勝手にそう思っちゃいました(^^ゞ
樋口さん、シリアス系作品でメインこないかしら?



バックステージトークが入っていない代わりにブックレットにメイン4人のコメントが載ってました。
特典のプチコミックも、年末年始をどう過ごすかの2人のやり取りが相変わらずでクスっとしながらも甘い内容でこちらも楽しめました。





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Last updated  2014.02.21 11:28:47
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