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2015.03.15
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デス・パレード 第10話「ストーリー・テラー」


「貴女を裁定する時がきました」

いよいよ、黒髪の女の裁定が始まるーーー。


公式HPより

黒髪の女の言葉をきっかけに、デキムは意図的に死者を極限状態に追い込む裁定方法に疑問を抱くようになる。その疑問をデキムはノーナに報告し、裁定者の任を降りようとする。しかし、ノーナから黒髪の女の裁定はどうするかと問われ、逡巡するデキム。一方、黒髪の女は自身体に変化が生じていることに気が付く。それは彼女に残された時間がわずかであることを示していて……。揺れる二人の前にやってきた客とは。




今回のゲスト声優は谷育子さんでした。



やはり終盤に差し掛かり、今まで後回しになっていた黒髪の女のお当番に。
今回、どこまで思い出せるのでしょうか?






「名前はまだない。あなたは裁定者なの」

デキムが裁定者となった日
裁定者とはいかなるものかノーナから説明を受けた日

「裁定者・・・」




1つ 裁定者は裁定をやめる事は出来ない

2つ、裁定者は死を経験する事が出来ない  人間に近づいてしまうから

3つ、裁定者は感情を知る事が出来ない  彼らは人形だから


そう唱えるノーナのもとをデキムは訪れ、裁定者の仕事に対する疑問をぶつけ裁定者を辞退しようとする。
そんな彼に、黒髪の女の裁定はどうするのか?と問う。


その頃、女の身体に異変が。肌が崩れ落ち始めたのだ。


「もう、期限が迫ってる」

なんならノーナ自身がやろうか?と言われれば自分がやるしかないわけで。
現在、記憶を消されている女。しかし、デキムはクィーンからの記憶の転送を拒み、あくまでゲームの中で引っ張り出せた部分だで裁定しようとする。

「本心を知ったところで理解出来ないかもしれないけどね」

厳しいけれど事実でもあるノーナの言葉に握る手に力が入るデキム。




「そんな気分じゃない」

ベッドに寝転んでいた女に声をかける。
皮膚が剥がれているのに気付いたデキムは人間だった事を既に思い出していたのかと問う。
沈黙は肯定

「貴女を裁定する時がきました」




バーにいると、今回の裁定にノーナがよこしたもう1人の客が訪れる。
デキムはこの客の記憶に関してもデータを貰っていない。


uemura

今度の客は老婦人。
今までの客と違い、のんびりした雰囲気で、デキムの言う条件を全て受け入れる。
それにしても、ゲームを決める際に出てきたボードの女の子の絵に見覚えがあると言い出すが、結局思い出せず。



今回のゲームはババヌキ

ババヌキは2人じゃできないという事でデキムも加わり3人で行う事に。
ここで面白いのはトランプ柄がプレイする人物と深い関係があるという事。

実はこの老婦人・上村は生前漫画家で、トランプの柄の中にはその時の登場人物の絵もあった。
連れ寄った夫も。
となれば、バラバラになってるけれど黒髪の女に関係しているモノも入ってるわけで。

「私、自分の名前がわからないんです」

ゲームの前に自己紹介し合った3人だが・・・
改めて自分の名前が思い出せない事を考える女。

デキムがペアになって捨てたカードは第4話で出てきた2人の客の絵ですね。

とても楽しそうな上村からデキムが引いたカードはこけし(笑)


こけしと言えばギンティなわけですが・・・
そのギンティにも実は裁定の意味の件で聞きに行ったデキム。

「意味などない!俺たちは裁定するために・・・だから裁定してるんだろ!」

いや、ギンティ、それじゃ答えになってないよ(笑)
まぁ、彼は裁定者という立場に疑問を持っていないんだね。でも、マユの件はどうなんだい?(ニヤリ)

deki-gin2

「おまえ、人間みたいなやつだな」

人間とは死んだ途端、生きる意味を考え出す。
だが、生きる意味などない いつか死ぬから生きるだけと言った。そこに考える意味などないと。

ginty5




今までのゲームと違い、とにかく静かに坦々と続けられる。
デキムのもとにきたカードはスケートシューズの絵柄。ジッと見つめる。


そのカードを女が引いた。ジョーカーだった。
ハッとした表情の女



「裁定の方法に疑問を?」

ノーナはクィーンのもとにやってきていた。
目的は編集前の女の記憶を出してもらう事だった。



順調な上村が、引いたあるカードに目を留める。

uemura2

「まるで魔法ね」

しかし、それについては何も語らず。
そのカードでペアが完成し、上村が一番で抜ける。



「正直に教えて欲しいんだけど、 ここってあの世なの?」

実は、最後に引いたカードのキャラクターは次回作で出す予定のキャラで、彼女の頭の中にしか存在しないもの。
だから上村はここが現世ではないと気付いたのだった。

「多分、それは知らなくてイイの」

敢えて、自分の最後は思い出さなくていいと微笑む上村。
逆に、自分の思い出深いものが描かれたトランプでゲームが出来て「夢のようだった」と礼を言う。
その言葉に驚くデキム。
子供がいなかった上村夫婦にとって自分が生み出した漫画のキャラが子供のようなもの。
それと再会できたからと。

「私、イイ人生だったわ」


「素晴らしいですね」
「人生・・・」


女の言葉にゲームがまだ終わっていなかった事に気付いたデキムはゲームを再開させる。



やっと女の記憶を見つけたクィーンに、ノーナは再編集を頼む。
もちろん、現世のお酒をちゃんと用意して。



女が引いたカード・・・それは夢に出てきた女の子の絵だった。
それをやはり夢に出てくる男の子のカードとペアで捨てる。

「あら?」

また上村がそのカードに気を留める。
今度は「CHAVVOT」を思い出す。
だが、上村は作者ではなかった。

「あなたが気持ちを伝える時、どうやって伝える?」

言葉と言うデキムと女に、上村はワザとチャボに耳が聞こえない設定にしたのは、気持ちを伝えるのは言葉だけではないと知らせたかったのでは?と話す。
笑顔や悲しい顔など、言葉は違っても全国通じると。

「ママぁー!!」

突然、女は幼い頃この絵本を読んでと母にねだった時の記憶が蘇る。
この作品の何が好きなの?と母に問われ、笑顔のところと答えた自分。

onna7


「ママもちーちゃんとおんなじ♪」



「私、知幸っていうの」


とうとう、名前を思い出した。
身体を震わせ、お母さん・・・と呟く彼女。
だが、顔を上げた知幸の表情は晴れやかだった。




「これでゲームは終了となります」

ゲームは知幸の負けで終わった。
やはり彼女の手元に残ったのはスケートの靴。
次回、関わってきそうですね。



知幸はもう少し残るという事で上村のみエレベーターに乗り込んだ。
しかし、扉が閉まる直前、ババヌキのルールについておかしいと言い出す。

「ジョーカーって本来は切り札って意味なの。最後まで取っておいてなんぼでしょ?」

彼女のやさしい言葉に微笑む知幸



上村の行先は「転生」だった。




「私、どうやって死んじゃったの?」

名前は思い出せても、死に至った経過は思い出せていない知幸

「やはりこのやり方ではダメなんですね」





ビリヤードをやっているオクルスの所に呼び出されたクラヴィス。
すると、顎の蕾?が開き、それが伸びてクラヴィスの顔をすっぽり覆ってしまう。


「ちょっと見せてもらうよ」

当然、知りたかったのはノーナがコソコソと何をやっているか。
クラヴィスの記憶を覗いて全てを知ったオクルス

「裁定者に人間の感情を? 無駄な事を」





「やはり人間はいつか死ぬから生きるわけではないんです。
生きているからいつか死ぬんです
生きる事には意味がある 裁定も同じなのです
裁定は生にも死にも寄り添って行われなければならない 人間に寄り添って行われなくてはならないものなのです

その為に人間の感情を!


その傍からまた皮膚が剥がれていく。

「知幸さん、私に全てを教えてください」






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Last updated  2015.03.15 17:01:34
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