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ぼくと ママと Big ladyと・・・

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2010年11月02日
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カテゴリ:Dogs

 

JCのこと。。。

改めて、記録というか… 記述というか… きちんと文章に残したくて 記します。



JC-2009-01-0010_01.jpg

2009年1月。 前の前の冬。

PC越しに1枚の写真を見ました。

その写真には、冷たい部屋の中にいる1匹の茶色い大きな犬が写っていました。

何もかも諦めたような表情。どこを見ているのか?どこを見てよいのか?わからない瞳。


写真の撮影場所は、某愛護センター。

そして、その犬の 命の期限 は 限られ、迫られていました。

「 この写真を見なければよかった 」 正直、思いました。

でも、そう思う反面、

「 もしかしたら、誰かが この仔を何とか助けてくれるかもしれない 」 と思いながらも同時に

「 一時預かりでも、我が家で この仔をなんとか出来ないだろうか?」

と 無意識に思っていたのだと思います。


そして数日後の2月1日。

その仔は 医療ケアを終え、“一時預かり”として 我が家へ来たのでした。

名前は、先代のゴールデン:KC(ケーシー)から一文字とって JC(ジェイク)と付けました。

我が家での初めての生活に 恐る恐る ビクビクしながら、いじらしいほど頑張っていました。

緊張して、横になって休むことも出来ず、ずっと立っていました。



それでも、何週間… 何ヶ月か経つと 少しずつ慣れてきて、お散歩を楽しむようになりました。

無理のない表情豊かな自然体のJCが現れてきました。


レスキューされた仔達は、心も身体も傷ついている仔が多く 持病のある仔もいます。

残念ながら、JCにも病気がありました。

レスキュー直後の医療ケアで 口元に悪性腫瘍(メラノーマ)が発見されていたのです。

すぐに切除手術をし、再発を防ぐ為の手段を選択しました。

“ 術後1年以内に再発しなければ 転移の可能性は低くなる。なくなる。”

その言葉を信じて 1年。

強運のJCは、奇跡的にも 再発せず、乗り切ってくれました。

それでも神様は意地悪で、次から次へと JCに病気を連れてきました。

昨年、尿崩症の疑い。 そして今年、心臓の病気:三尖弁閉鎖不全症。。。

走るために生まれてきたようなJCに 走るな! とでもいわんばかりの心臓の病気。

悔しくて 悔しくて・・・。



一時預かりとして、我が家へ来たJC。

何度か 希望者さんからの お話もありました。

とても良いお話もきました。

JCが まだ若く、持病もなければ 話は別かもしれません。

でも、お互いの条件や 当時のJCの体調などから難しい状況判断でした。

心を鬼にして送り出すことが、JCにとっての幸せなのか?

それとも、このまま環境を変えないことが幸せなのか?

同時に、“JCを我が家に正式に受け入れること = いつかJCを看取ること”

ということも考えました。

犬を飼う, ペットを飼う ということは、その仔の命を預からせてもらうという事。

いつか 看取るということ。

簡単なことではない。安易な気持ちでは出来ない。

その大きな器を、私には持つことができるか?

そんなことを ずっと考えていました。


そして 今年の夏頃、JCを正式に我が家へ譲渡させて頂くことを決断しました。

どんなことがあっても守ろう。守れる。 という自信がついたのかもしれません。

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1102

この決断が正しかったのか そうでなかったのか、それは今はわかりません。

でも、寒い冬の冷たいセンターの部屋の中にいた 痩せ細った茶色い犬が、

今 こうして もう一度 ヒトを信じて、寝そべっている姿を見ていると・・・

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1102

ありがとう。JC。

そして、JCを受け入れてくれた ZORRO。

JCを慕うようになった Ronnie。

ありがとう。。。



そして、A.L.I.S 代表:金木さん。Kさん。

レスキュー直後の手続きでお世話になったDママさん。 スタッフの皆様。

改めて… ありがとうございました。






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Last updated  2010年11月03日 03時36分42秒
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