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裁判員制度が今日から施行されますね。
以下は裁判員制度への批評ですので、不快に思われた方はスルー推奨。 まず、選出対象は20歳以上。 該当者として選ばれた人は、ほぼ強制的にやらされるようです。 そんな事やりたくないと思っても辞退するのは難しいです。 拒否出来る条件が極端に狭いのです。 この制度では、「民間から見た人道的判断」というものは多少得られるでしょうが、そのために裁判という闘争の中に強制的に放り込むのもどうかと思います。 また、裁判員が担当しない事件は以下の通り。 「裁判員や親族に対して危害が加えられるおそれがあり、裁判員の関与が困難な事件」 内容的には「暴力団関連事件」らしいです。 当然ですね。 でも、それ以外にもリスクって付きまとうのは当然わかると思います。 それでも民間人を巻き込んでやるような事なのでしょうかね? しかも、残酷な事件を直視しなければいけないため、心理的負担も多大なものでしょう。 20歳くらいの大人になるかならないかの時点で凶悪事件の採決をやらされたら、精神衛生上良くないに決まっています。 鬱になるでしょうね。 選出については裁判員候補予定者名簿というものを作って、その中からって事らしいです。 それが流出したらどうなるかわかりますよね? どこから情報が漏れるかわかったものではありませんし、それが原因で無関係な人を巻き込む危険性だって考えられる。 国民を守るための国が、逆にリスクを負わせているという事実は本末転倒と言えますね。 しかも、法律に詳しくもない民間人ですから、公平な判断と言ってとても出来るとは思いません。 個人の生活だってありますし、あまり関わりたくないのが現実です。 次の一文も酷かった。 有給休暇を除いて、経営者が休職している労働者に給与を支払わないことは違法ではない。 有休使わせる制度ですか? 裁判員制度用に有休が支給される場合ならいいのでしょうが、無い場合は酷い。 この不況の中で、企業に取っても負担でしょうに…。 職場の人間を引き抜く訳ですから、補助金くらい払ってあげてもよくないでしょうか? ほぼ強制的にやらされるらしいですし。(拒否出来ない=強制労働) あ、この場合は「零細企業の場合、労働者が裁判員に選任されて休職することで損害を受ける」という項目に該当するのかな? それとも零細企業限定? フリーターや派遣はどうなんでしょうね? ニートは働けばいいと思うけど。 ともかく、可決したのは国会議員ですし、民間に負担を押し付けないでもらいたい。 可決した議員の給料から民間に特別補償金っぽいものを払ってくれてもいいくらいですね。 可決した議員に一言だけ言いたい。 「まずは国民の立場から考えてみようね」 問題点など無視するように、無責任な可決を行うくらいなら辞職をお勧めします。 わざわざ参加しに来た裁判員に対する待遇もあまり良くないみたいです。 意に沿わない事を強制的にやらされる上に、支給される日当すら少ない。 日当は、出頭もしくは職務やそれらのための旅行に必要な日数に応じて支給され、裁判員及び補充裁判員については1日当たり1万円以内。 宿泊料はについては出頭等に必要な夜数に応じて支給され、1夜当たり8,700円もしくは7,800円と定められているようです。 裁判員の精神的負担や経済的損失を考慮すると日当が少ないとの批判も多いですね。 また、「呼び出されたにもかかわらず、正当な理由なく出頭しない者は、10万円以下の過料が課されることがある」とあります。 強制労働に従わない人からお金むしり取りたいんですね。 そんな制度滅んでしまえと言いたい。 しかも、やる気のない人に押し付けてもいい加減な採決しかしないでしょうしね。 そんな司法が容認されるなら、この国終わりじゃないですか? 「国民に身近な司法を」と謳っているが、ぶっちゃけいらない。 というか、国民に浸透するとは到底思えない。 疎まれる制度なんて作って何が楽しいんだろ。 そのうち司法が崩壊しますよ。 某世論調査では60%近い人が制度は必要ないと答え、責任や負担の重さなどから70%を超す人が参加したくない意向を示しているようです。 私もその中の一人ですね。 人に裁判員の職務を強制することは、日本国憲法第18条(自由権)に反する恐れがあるらしいです。 裁判員への参加義務は教育・納税・勤労の義務には当たらないことから、憲法に存在しない義務を国民に課す法律は憲法違反であると指摘されているようです。 法務省は、「裁判員制度は意に反する苦役に該当しない」と解釈しているそうですね。 ※苦役:労働。重労働刑。懲役。 もうこの時点の論争で終わってますね。 国民が嫌って言ってる時点で苦役に該当するのに。 希望者抽選制にすれば多少は緩和されるかもしれませんがね。 私が得た情報から判断するとこんな感じです。 国から義務を押しつけられ、生活を乱され、リスクを負わされ、国民に損害しか与えない。 国が損害を被らなければ良いという考えの元に設定された司法の範囲だとしか考えられない。 裁判員の参加対象に、国に対しての損害賠償が入っていないのは最たる例。 しかも、国民の不利益なんて考えてもいないような制度。 不利益なんて挙げるときりが無いです。 いいところなんて全然無いですね。 むしろ、精神的に暗い感情を増大させる事もあり、被害を受けていると言ってもいいですね。 何のために裁判官を選出してるのやら…。 結局参加させても変わらない、むしろ悪化すると思うのは私だけでしょうか? 凶悪事件限定とかどんな拷問ですか。 どちらにしろ私が該当した場合、やる気は全然出ないです。 私が該当する事が無いように祈る他無いと言ったところですね。 皆さん、この制度についてどう思いますか? それではまた次の日記で。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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