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珠洲市の食、物、人の交流拠点設立に関する準備の役割を終え、ひさしぶりにスローライフの田舎暮らしを満喫している今日この頃。みなさんいかがお過ごしでしょうか。
■2年間を振り返ってみる■ NPO法人能登すずなりの事務局の設立から道の駅すずなり指定管理者になるまでの2年の道のりはなんとも険しい道でした。 すべてのことが新たなことを創造するばかりでとにかく勉強になったこの2年でした。最初にお声いただいた行政職員の方にはこんなやりがいのある仕事をご紹介いただき感謝しております。 ■行政主導・事務局体制の見直しと事務処理方法習得 1.任意団体珠洲市観光協会の解散に基づく引継ぎ作業 (現金主義、予算主義による未払金、未収金の概念の無さに驚く) 2.行政職員との対応の仕方 (民間とは意識レベルがまったく違うことに驚く。 行政職員だった父のアドバイスと人徳が私にとっての2年間は非常に助かった) 3.交流居住事業補助金対応 4.行政区域をまたいだ広域連携 ■地域活性化方法のキーワード 1.新たなる”体験型観光”の創造 2.過疎化や人口流出がとまらないこの地への”田舎暮らし”に憧れる移住者の受入 3.農山漁村地域のコミュニケーション能力向上のための”人材育成” (保守的な人の意識を動かすことが非常に難しい) 4.自主的に事業を起こすインストラクター”ネットワーク”の形成 ■事務局長業務で得たこと 1.人を管理する立場での職責 (これまでの仕事のスタイルを変化させる難しさ・市民への情報化の教育が必要) 2.会員組織内での会員コミュニティーの形成が必要 (行政主導で意思決定することがことごとく崩壊する地域性を理解) 3.「資金繰りが大変だ」という意味を理解 (予算はあるけど、お金がないことを経験) 4.会議の場で発言することの重要性 (行政主導組織の意思決定は会議の場でしかできないことを理解) (いくら自分の思いを行政職員にいったところで何もはじまらないこと) この2年間で意思決定することが遅すぎる組織の中では私の能力は発揮できないことを理解。 委任してもらえればもっとスピードUPできるのにな~と思いながらも時間が解決してくれる問題なのかなと思い、少し様子をみることにしようと思うのでした。 また自力で生計をたてることに。 5年前とは違って、人脈と知恵がある状態は非常に強みだ。 --------------------------------- この2年で何をすれば地域が活性化するかが見えてきた。 ネットショップ運営による地域活性化よりも、何倍も速い田舎の活性化は、 田舎の人が自主的に動く仕組みづくりを構築すること ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ これこそが地域活性化につながることが理解できた。 ■H22年度SCOT事業計画 法人経営に着手 広域連携組織形成に従事 体験プログラムの商品化 体験型観光の受入システムの構築 --------------------------------------- 追伸) NPOの事務局の任務を終えて、道の駅すずなりグランドオープンのセレモニーのクス玉が割れた瞬間のあの感動、忘れられない。 新たなるスタートの拠点に人を送り込むことが、 私にとっての職責だと考え、新たなるステージへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[NPO法人能登すずなり(能登最先端珠洲市)] カテゴリの最新記事
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