「Ｎゲージで架線集電用の部品（架線、パンタ・車輛）が売られていないのは何故？」という
質問に対する回答を見て納得しました。

１９９８年頃、鉄道雑誌に架線集電の投稿がありました。
しかし、伝承する人が現れずに忘れ去られたようです。

考えられる理由
　・再現するのが大変　　・・・　技術力（電気工作、機械工作）　バネ作成、架線張り　等
　・資金の問題　　　　　・・・　金属で架線柱作ったり、架線張るのに金がかかる
　・メンテナンスが大変　・・・　架線、車輛のメンテナンス作業が大変だから！
　・最初の車輛の送り込みが面倒くさい
　・モジュールの保管場所・保管方法　・・・　嵩張るから！
　・架線の保全＆メンテナンス　・・・　切れたら修理が面倒くさい


自分も正直に言うと「趣味でなんでこんな面倒くさいことをしなければならないのか？」と
思うことは何回もありました。

架線集電にゴールはないです！　　モジュール・レイアウト同様「スクラッチ＆ビルド」
です。

コントローラみたく完成してゴールなら頑張りますが、架線集電・ディテールＵＰと
モジュール・レイアウト製作とＡＴＳ（ＡＴＣ）導入にゴールはありません！！

自己満足で良しとしようと我流で架線集電モジュール（システム）を作るから、当然
後継者もいないし、メーカー（トミックス・カトー）も架線集電に関しては無関心です。

個人の趣味で凝った事をやっても仲間はマネしないし改良しないし伝承もしません。

一番の問題は「再現性が低いこと」と「お金がかかること」と「製作が面倒くさい」の
３点です。

ＹouTubeの架線集電（パンタの製作、パンタの改造）を見れば納得します。
技術力が全てです。　　金属（真鍮版、真鍮棒）を切り出して、穴を開けて、組み立て
して・・・　動画を見ているだけで嫌になりますよ！　　素人にはマネができません！！

自動運転、ＡＴＳ・ＡＴＣ、パソコン制御も同様の理由で一部の模型鉄にしか伝承しません。
技術力、電気の知識、機械の知識、コンピュータの知識がないと素人に再現は無理です。

話は変わりますが、昨日海外のＹouTubeの動画を見て驚愕しました。
個人で真空管（２極管か３極管）を自作してアンプを製作している動画です。

ガスバーナー、真空ポンプ、電源装置を仮に揃えたとしても素人に真空管はつくれません。
真空管の仕組みをしらないと電極の形状・配置、ヒーターの配置方法がわからず失敗します。

日本の電子工作好きな人で自作の半導体製作装置（ゲルマニウム結晶つくり）、ダイヤモンド
カッター等を揃えてゲルマニウムトランジスターを自作する人はいませんよ！

莫大な費用をかけて工場みたいな広い部屋でトランジスターを自作して、６石ラジオを
製作しても無駄な努力、時間を費やしただけで作ったラジオ以外何も残りません。

３ＤプリンターでＮゲージ車輛、橋、建物を作ってもヤフオク等で販売して元手を回収しないと
空しいだけです！

自分もいつか３Ｄプリンターを購入しようと思っていますけど！

貨物列車（コンテナ列車）の沼にハマるのは勝手ですが、底なし沼に引きずり込まれてもがく
前に自分の欲望にはストッパーを設定しておきましょう！
ウエザリング（汚し塗装）にもゴールはありませんから！

自分自身の限界を再認識しましょう！
欲望にもゴールはありません！！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　終わり