いよいよ今日６月１６日から、イギリス・アスコット競馬場では

ロイヤルアスコット開催

　ヨーロッパを中心として、トップホースが華やかに、そして激しく覇を競う１週間。世界中の競馬に関わる人々、世界中の競馬ファンの耳目が、このアスコットに注がれることになります。

　とりわけ、今日の初日はいきなり

Ｇ１レース３連発

　最初のレースはクイーンアンＳ（１６００ｍ）。
　ドバイデューティフリーの勝ち馬グラディアトゥーラスが、満を持しての登場です。同レース３着でその後も結果を出しているアレグザンドロスとともに、注目を集める一戦。
　同レース出走組が「実はレベルが高かった」との声、このレースで完全証明されることになるのかどうか、楽しみです。

　続くレースはキングススタンドＳ（１０００ｍ）。グローバルスプリントチャレンジ第２戦です。
　３月１月に同シリーズの初戦、ライトニングＳ（オーストラリア、フレミントン競馬場）を制したシーニックブラストが、ここに照準を定めてきました。迎え撃つヨーロッパ勢を撃破して、シリーズ連勝となれば、今年はシリーズチャンピオンの誕生が楽しみになります。

　今日の３つめは、３歳のセントジェームズパレスＳ（１６００ｍ）。
　愛２０００ギニーの勝ち馬マスタークラフツマンが、やはり最大の注目でしょうか。英２０００ギニーでシーザスターズの２着したものの、そのアイルランドでは一敗地にまみれたデリゲーターの捲土重来なるのかどうかという再度の対決からも、目が離せません。

　そのほかにも

明日１７日　プリンスオブウェールズＳ（２０００ｍ）

　昨年の仏ダービー馬にして、今期は前走ガネー賞で２つめのＧ１制覇を成し遂げたヴィジョンデタに対して、前走アレグザンドロスを僅差退けたヴァーチャル、前走イスパーン賞でスターダムにのし上がった、日本産サンデーブレークを父に持つネヴァーオンサンデーなど、多士済々の組み合わせ。

明後日１８日　ゴールドＣ（４０００ｍ）

　このレースの常連イェーツが、勝てば驚きのこのレース４連覇。ドバイシーマクラシックの勝ち馬イースタンアンセム、毎年イェーツの後塵を拝し続けるジョーディランドが、ついに念願の当レース勝利を掴むかどうか。

金曜日１９日　コロネーションＳ（３歳牝馬１６００ｍ）

　仏１０００ギニーの勝ち馬イルーシヴウェイヴ、英１０００ギニーの勝ち馬ガナーティ、愛１０００ギニーの勝ち馬アゲインと、登録段階ではそろい踏み。楽しみな激突となりますかどうか。

土曜日２０日　ゴールデンジュビリーＳ（１２００ｍ）

　中３日でグローバルスプリントチャレンジ第３戦。
　先立つレースの結果次第で出走馬自体は定まりませんが、何と言っても注目は香港から果敢に遠征しているセイクリッドキングダムでしょう。前回シンガポールで完全復活をアピール。ここで結果を出すようであれば、アジアの競馬にとって偉大なる歴史を刻むこととなります。

　というわけで、どれをとっても金太郎飴のように好メンバー、好レース必至。

　結果は、インターネット上至るところで速報されると思いますし、実況の音声だけなら海外の色んなサイトで提供されております。

　是非とも、世界競馬最大のお祭りの一つ、ロイヤルアスコット開催をお楽しみ下さい。
　私も今年は、日本からレースの行方に注目をし続けます。