いよいよ、明日に迫ってきました!
ドバイワールドカップデー
すでに各種メディアで、各レースの注目馬については詳しく伝えられているようですので、私はそれぞれのレースから「ひょっとして、あるかも?」というぐらいの穴馬をご紹介したいと思います。
レースをご覧になる際の参考にどうぞ。
アルクォズ・スプリント(芝直線1200m)
直前の3月5日に同じ距離コースで行われた特別戦を勝ったジャッドストリート(JUDD STREET)を指名。当時は不利な1番枠でしたが、ジリジリと内にコースを取って主導権を掴み、最後は2頭のたたき合いをハナ差で制する根性を見せました。
ゴドルフィンマイル(タペタ1600m)
グロリアスノアの走りも楽しみなんですが、ここはスカイサーファーズ(SKYSURFERS)に期待してみます。2戦2勝で注目された前哨戦のバージナハールは、ジリジリとしか伸びず5着。いわゆる逆張りで、この敗戦で逆に注目度合いが下がったところを、今回走ってしまう、みたいなところがあればと思っています。一応、レート最上位タイなので、もしかしたら人気薄ではないかも知れませんが。
UAEダービー(タペタ1900m)
注目されるのはUAE2000ギニー圧勝のムザー(MUSIR)でしょうが、ここは初距離の不安も同居。そこで3着、前哨戦アルバスタキヤ2着と前進しているデッラバーバ(DELLA BARBA)はどうでしょうか?アテなりに走るタイプですし、他の人気馬に北半球産馬が多いことを考えると、斤量背負ってもこうした馬の台頭の方が楽しみに思えます。
ドバイゴールデンシャヒーン(タペタ1200m)
ちっとも穴じゃないんですけど、ここはロケットマンを見るレースでしょう。ハナ宣言のローレルゲレイロが飛ばしていけば、昨年のクリスフライヤースプリントの時のように番手で控えることも出来る馬。スピードの絶対値が違うと信じています。
ドバイデューティフリー(芝1800m)
ノーマークじゃないかと思いますが、4歳馬のザユージャルキューティー(THE USUAL Q T)に、波乱の香りがプンプン匂います。芝では7戦6勝。1800mで1分45秒を切った11月のオークツリーダービーをはじめとして、時計は十分持っています。世界の強豪相手に度肝を抜くパフォーマンスを期待したいです。
ドバイシーマクラシック(芝2410m)
メンバーが揃って混戦ですが、前哨戦のドバイシティオブゴールドで3着だったゴールデンスウォード(GOLDEN SWORD)にしてみます。敗れたそのレースは、早めに抜け出したところを後ろからつかまる形で、展開のあや。飛ばす逃げ馬がいますけれども、それでも前につけられる脚質は有利でしょう。今回はギリギリまで溜めて、ゴール前でちょっとだけ前に出るような競馬をすれば、勝機もあるのではないでしょうか。
ドバイワールドカップ(タペタ2000m)
人気になってしまうような気がしますが、ジターノエルナンド(GITANO HERNANDO)にしてみます。通算成績が8戦5勝2着2回。ここ3戦は人工馬場で3連勝で、2走前のグッドウッドSは、昨年のこのレースの勝ち馬ウェルアームドも前年に制している、ゲンの良いレースでもあります。年明け、イギリス・リングフィールドのポリトラックを1回叩いてきていて、臨戦過程も文句なしでしょう。
レースの模様は、勿論グリーンチャンネルでお楽しみ下さい。
スカパー!では、無料放送でお楽しみ頂けるそうです!
ドバイワールドカップデー2010衛星中継
3月27日(土) 22:30~27:30
解説者 又野 一仁(JRAハンデキャッパー)
現地解説 秋山 響(海外競馬ライター)
司 会 小島 友実、坂田 博昭
皆さんとご一緒にレースを楽しむその時を、いまから心待ちにしております。