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世の中ではあまり話題になっていないようですが…オーストラリアに渡っているトウカイトリックが、いよいよ今日のコーフィールドCで彼の地での初戦を迎えます。 報じられているように、今年から海外からオーストラリアへの遠征馬は、メルボルン郊外のワラビー競馬場に整備されたホースセンターに滞在することとなります。滞在という意味ではこれまでのサンダウンでの経験が通じない上、検疫上の問題で馬も人も外から見ると大変面倒で厳しい環境での生活を送っているとのこと。 ところで、トウカイトリックの最終目標は、11月2日に行われるメルボルンカップ。今回のコーフィールドCは、コックスプレートも含めていわゆるスプリングカーニバルの重要レースなのですが…ここからメルボルンカップへ向かう馬にとってはやはり目標が先であることは間違いありません。 これは他の馬たちにも言えることですが、その目標が先にあるということは、馬の体調面仕上げ面でのことだけではありません。もう一つ問題になるのが、ここで好走した場合のペナルティ、つまりハンデ戦であるメルボルンCで課せられる追加重量です。 コーフィールドC自体も総賞金250万豪ドル、1着賞金150万豪ドルと高額賞金レースで格もG1。ここで勝つことも勿論非常に価値あることなのですが、メルボルンCを考えた場合には、単なる好走はむしろあまり喜ばしくない結果をも招いてしまうこともあるわけです。 トウカイトリックの陣営がこの辺をどのように考えているのかはわかりません。馬自身は、今回の2400mよりもメルボルンCの3200mの方が合っているように見えますし、陣営はその長距離を目当ての遠征であるともコメントしています。 ライブで走りを見る方法がないのですが…明日の日中は心の中で応援をしていたいと思っています。
一方、イギリス・ニューマーケット競馬場では、チャンピオンSが行われます。10Fの最強馬決定戦となるこのレースには、数々の大レースを制したヴィジョンデタが出走します。 一昨年のフランスダービー馬、昨年は暮れの香港Cを含めG1を3勝した超実績馬が、ここと、そして連覇を狙う香港Cの2走に競走生活の掉尾を飾るべく挑戦。昨年は凱旋門賞にも出走して5着という実績を残していますが、その距離よりも2000m前後の方がこの馬には合っていると陣営は考えているそうで、今年はこの路線に的を絞って来ました。 今年の英・チャンピオンSには、昨年覇者のトワイスオーバーも出走。両馬の激突が多いに注目されるところです。
そう言えば、先日ジャパンカップの予備登録馬も発表されました。 メインステージがアジアに移る、暮れに向かっての世界の競馬シーン。今年も楽しみにして行きたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年10月16日 02時37分26秒
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