まさか、メルボルンカップを日本に居ながらにして、馬券を買って楽しむことが出来る時代がこんなに早く来るとは…夢のようです、ほんとうに。
資料画像 メルボルンカップ当日のフレミントン競馬場
早い時刻から立錐の余地もないほど、多くのお客様方が訪れます
ハロウィンなんか目じゃないぐらい、競馬場の「地べた」の方では様々な「ファッション」のひとびとがお祭りの日を楽しんでいます。
何なんだよ…このコスプレ(笑)
日本で楽しめるようになったと言っても、メルボルンカップは是非とも現地でその雰囲気に触れたい競馬イベントのひとつ。私も、いまからでも行きたいぐらいです。
それが叶わない分、キッチリ予想をして馬券を当てて、メルボルンカップが楽しめる素晴らしい時代そのものを謳歌しましょう。
今回、凱旋門賞の時と違って、馬の情報がよくわからなくて…という方も多いのではないかと思います。しかし!馬券を当てるために知るべき事、調べるべき事は全く同じ。オーストラリアの競馬は、最近では情報面でもネットで一通り調べることが出来ますし、レース映像もニューサウスウェールズ州とヴィクトリア州の主要レース(すなわち、オーストラリアの主要レース)に関してはキッチリ見ることも出来ます。調べ物の「コツ」さえ掴めば、むしろ馬券的にも面白いところを拾うことが出来るかも知れません。
◎ エクソスフェリック
○ アルマンダン
▲ カレンミロティック
△ アワアヴァンホウ
△ ウィックローブレーブ
△ フーショットザバーマン
△ サージョンホークウッド
◎エクソスフェリックは、イギリスではアブドゥラ殿下の馬としてサー・マイケル・スタウトの下で走っていた馬。オーストラリアに移籍して初のレースとなったコーフィールドCは、やや後ろの位置取りから最後は脚を使っての好走でした。見た目以上に前の馬に有利に働いたコーフィールドCを差して好走のの内容を評価しつつ、オーストラリアでの2戦目での上積みにも期待。今回は早めに仕掛ける先行馬が多いのもこの馬には好材料と見ました。メルボルンC3勝と勝ち方を知っているダミアン・オリヴァーが騎乗。
○アルマンダンは、前回フレミントンのG2バートカミングスで鮮やかな差し切り。内々をうまく立ち回ってレースのうまさと末の確かさを示しました。デビュー直後1年、その後2年の長い休みもあって、まだわずかキャリア11戦。連勝の勢いはここに来ての充実の証とも見ます。こちらも騎手が優勝経験者のケリン・マカヴォイ。
▲カレンミロティックは、枠が外目になった上に、今回多いタイプの「渋太さ勝負の先行馬」。期待感も込めてこの印にしましたが、騎手トミー・ベリーがどのように操ってくれるかが鍵を握るのではないでしょうか。ここ10年、カップ初優勝のジョッキーが生まれていますが、このトミー・ベリーあたりは優勝する資格は十分と言えるでしょう。
△アワアイヴァンホウは◎と同厩舎同馬主。コーフィールドCはその僚馬の後ろでいわゆる「踏み遅れ」の形で届かず。昨年のカップは10着と敗れましたが、レース振りからは差しの展開になっての一発ならありそうな感じ。ドイツでバーデン大賞などのビッグレースを制してきた底力に期待。
△ウィックローブレーブは、昨年マックスダイナマイトでカップ2着の調教師と騎手のコンビ。前回あっと言わせる逃げ切りだった愛セントレジャーの評価は正直微妙でも、フランキーですから…(笑)。この人がカップを勝つところも見てみたい!ちなみにこの馬、過去の戦歴を見ると、4~5歳時に5連勝。昨年6歳時が3連勝と、勝つときは固め勝ちする馬。前回の勝利で「モード」に入ったという見方もあるかも知れません。
△フーショットザバーマンは、泣く子も黙るクリス・ウォーラー厩舎にヒュー・ボウマンのコンビ。とりあえず入れておかなきゃいかんでしょう。今季1着はありませんが、今年のシドニーカップでも活躍するなど、やはりこの距離ならの期待。前回のムーニーヴァレーゴールドCは前々で運んで一旦先頭と、いままでとは異なる新味を見せたような気がします。
△サージョンホークウッドはコーフィールドC10着。このレースはカップの前哨戦としては好成績を取らなくてもいいので、心配には及びません。その前のザメトロポリタン(ランドウィック2400m)は好位から抜け出していい勝ち方でした。
買わない主な馬の理由は、以下の通り。
もっともらしくまとめてみましたが、実際のところは走られたら仕方ない馬ではあるのかも知れません。
ビッグオレンジ
昨年と同じ臨戦過程で、昨年より1.5kg増量(5着)
計算上は買う理由なし。
ボンダイビーチ
英セントレジャー2着から挑んだ昨年の方が状況は良かったのでは?(16着)
今年はハンデも3.5kg重くなった。
ハートネル
コックスプレートでウィンクスを破るのが最大目標だったんですよね…きっと
あれだけ走って、更に今回!という期待が成り立つのかどうか。
そのそもこの条件が合うかどうかもわからない馬なので
ジャメカ
好成績続きで調子もいいのでしょうが…
勝ったコーフィールドCはジョッキーがゴールする前から立ち上がってガッツポーズ。
あれほど喜んでいたところを見ると、前回勝ててもうお腹いっぱいでは?(笑)
キウイ
前哨戦として名前は挙がるジーロングC。
しかし、実績を素直に考えるとやはりローカル重賞の域を出ないのではないかと。
逃げたかった勝ち方も、迫力は感じませんでした。
この馬よりは、ハンデ分考えてもカレンミロティックの方が強いのでは?
さあ、どんなレースになりますか。3分あまりの興奮を楽しみましょう。
グリーンチャンネルの中継放送は11月1日(火)の12時開始。13時のレーススタートまでの間、レースの予想コーナーなどの情報も盛りだくさん。そんな情報も検討に役立てて頂きながら、馬券的中を目指して頂ければと思います。