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2016年12月10日
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 世界を巡るトップホース立ちの戦い
 いよいよ2016年の掉尾を飾る、戦いの舞台は勿論こちら!

 香港!!



 本邦初公開?!
 シャティン競馬場「ゴール板の裏側」
 お客さんからは見えないはずの裏側にも、ちゃんとデコレーションが施してある。
 裏側も目に入る取材陣への配慮だとしたら、さすが香港ジョッキークラブ。



 今年もやって参りました。
 12月11日(日) 香港・シャティン競馬場で行われる
 
 香港国際競走

 今年から始まった海外レースの馬券発売も、年の最後を飾るのは何と!

 1日に4個レース発売!!

 4つ中2つは日本のレースと時刻もまるかぶり。
 レース番号とか発走時刻にくれぐれもご注意下さいね。


 では、4つのレースをドーンと予想しちゃいましょう!!


【シャティン4R 香港ヴァーズ 芝2400m】

◎ ヌーヴォレコルト
○ サトノクラウン
▲ スマートレイアー
注 フレイムヒーロー
△ ハイランドリール
△ イースタンエクスプレス

 昨年覇者で今年タイトル2つと実績断然上位のハイランドリールは、△どまり。
 逃げた方が成績がいいビッグオレンジが彼よりも内側の枠に入ったこと、例えばファウンドとの2トップで臨めた一連のレースとは異なり孤軍奮闘となりノーマークにはなりづらいことなど、今回は厳しい条件もそれなりに揃っていると見ます。

 何より、昨年と違うのは日本から3頭もここを目指して出てきているということ。
 日本の馬が、芝の2400m路線でそうそう後れをとるわけにはいきません。
 凱旋門賞とは違い、舞台は日本の馬も実績を出してきている香港。日本の馬を主力に取るべきでしょう。

 その中で、白羽の矢を立てるのはヌーヴォレコルト
 ブリーダーズカップは全く走らず大敗しましたが、その後のサラトガでの滞在と「最後併せ馬のいい調教代わりになった」(斎藤誠調教師談)前走が馬にとってむしろいいリフレッシュの場になり、かなりいい状態での香港入り。調教でも、鞍上が抑えるのに苦労するほどの気合い乗りと状態の良さを披露していました。
 その後の凡走ですっかり忘れられていますが、この馬昨年の香港C惜しい2着だよ…



 15日木曜日のヌーヴォレコルト  追い切り前の馬場入場時の姿

 あとは、復活を期する「世界の岩田」に全てを託します。

 馬券的には、印のついた馬への3連単1着と馬連の流し。
 ハイランドリールを買わないのなら、あとは実績的にそこまでではないヨーロッパの馬よりも、日本の馬たちを買うべきではないかと。スマートレイアーがこの距離に出てくるというのは少々驚きですが、どんな走りをするのかの期待感も含め注目。

 穴で狙うのが香港の2頭で、とりわけフレイムヒーローは全体的に見れば格下ですが、前走香港ジョッキークラブカップの内容を評価します。元々が香港でのレースでも人気薄での激走馬で、今回もう一丁にがあれば好配当を連れてきてくれるかなと。


【シャティン5R 香港スプリント 芝1200m】

◎ テイクダウン
○ レッドファルクス
▲ ビッグアーサー
△ 馬番1番~5番の香港の馬全部


 要するに、穴でテイクダウンを狙います。



 ピントがちょっと合ってないけど…
 7日水曜日の芝コースでのテイクダウン

 馬体重にして600kg以上の巨漢馬。しかしゲートを出てからの反応は素軽く、オーストラリアでは楽々と先行してゴール前の末脚勝負、並んでの根性比べに持ち込んでの強さを発揮します。力の比較が問題ですが…走り振りには魅力十分。
 春の香港・チェアマンズスプリントを勝ったシャトークアもオーストラリアの馬で、これに比べると実績は少ないのですが、そこは若さでアタック!4歳馬。巨漢馬の鋭い走りがシャティンの観衆だけでなく日本の競馬ファンをも驚かせることを期待します。

 抜け目が来るのがいやなので、来そうな馬を一通り買います。
 今の香港のスプリント路線は、展開次第で場外変わる力拮抗の状態ではないでしょうか。
 外枠になったビッグアーサーが前々で運べばペースはそれなりに流れると思うので、有利なのは差しではないかとは思うのですが…一応先行馬も入れておきます。


【シャティン7R 香港マイル 芝1600m】

◎ ネオリアリズム
○ エイブルフレンド
▲ ジョイフルトリニティ
△ サンジュエリー
△ ビューティーオンリー
△ ロゴタイプ


 ここは、サトノアラジンを買いません。
 前走は不利があったとはいえ、1600mの本番で期待されながら2度とも結果を出せなかったのは、やはりディープインパクト産駒なのに大型に出ているこの馬の「ウィークポイント」が現れているものなのではないでしょうか。1400mの前哨戦であれだけ強烈に来るのに、1600mでは少々不細工な競馬になってしまうのが、不満ですよね…差して3着ぐらいはあるかも知れませんが。

 ネオリアリズムは香港では「モーリスに勝った馬」としても紹介されていますが、その2000mの逃げよりも、前を追い掛けていって勝ち馬との一騎打ちに持ち込んだ前走マイルCSの走りを、鞍上のプレー振りとともに評価します。ああいう競馬、日本のジョッキーはメンタリティの部分も含めてなかなか出来ないですよね…。



 9日金曜日のネオリアリズム

 香港の雄・エイブルフレンドは故障のため1年近く休んで、ここが叩き2戦目。復帰戦に選んだジョッキークラブスプリントはちょろちょろと伸びてくるだけの感じで正直ひと息のレース振りでしたが、この距離を使ってきたこと自体が「まさに一叩き」と考えれば、モーリスのいない今回軽視するわけにも生きません。状態面が全てでしょうが、そこは結局予見できないので、馬の見せてきたパフォーマンスを重視します。

 あとは、香港の馬では若手に期待してジョイフルトリニティ。前走最後方から外を回して一気のレース振りは、ハマったときの魅力としては十分。勿論香港2冠馬のサンジュエリーも前走それなりの競馬はしていましたので、それなりに重視します。

 ロゴタイプは、今回が「走る」日ならいいのですが…気分次第、というところもありそうですから。

 まさかのジョイフルトリニティの逆転1着の3連単は、おもしろ半分で抑えてみます(笑)。


【シャティン8R 香港カップ 芝2000m】

 エイシンヒカリが1番枠を引いたとき、日本のファンの皆さんはキタサンブラックを思い浮かべたでしょうか…。
 そんなに、うまくいくか??

◎ ステファノス
○ ブレイジングスピード
▲ ラブリーデイ
△ モーリス
△ シークレットウェポン
△ クイーンズリング
△ デザインズオンローム


 要するに差し馬。エイシンヒカリのペース駆けを誰が阻止するか、ですが…モーリスが早めに勝負に行けば、ほかの馬にもつけいる隙があると見ます。

 で、今度こそ、ステファノスで!



 8日木曜日のステファノス

 勝ち味に遅いのは事実ですが…この鞍上に変わって、レース振りがらり一変もあるかもという期待感。

 あとは、モーリス以外は有力差し馬の中で先行集団から近い順にセットしてみました。
 ヒモの頭数が多いので、メリハリまでつけるかどうか…。

 ま、エイシンヒカリが走ってしまったら、何もないんですが、この予想では(苦笑)。


 さあ、明日の香港国際競走も、馬券を買って存分に楽しみましょう!
 グリーンチャンネルは無料放送。スカパー!688chか、BS234chでお楽しみ下さい。
 BSなら一般の受像器でも見られますよ!





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最終更新日  2016年12月11日 00時03分44秒



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