テーマ:心のままに独り言(8753)
カテゴリ:けいじか
男と言う生き物は、なぜ花の名前を覚えないのか。
自分の利益にならなければ、覚える(メモリ)するのが勿体無い。 多分、そういうところか。 私は、昔からこの花が好きだ。 ググる途中、どこだかのサイトでも私と同じように考えている人が居るんですね。 この香りを「トイレの匂い」だって言われちゃ、この季節になる度悶々としてしまうじゃない・・・( ̄∇ ̄ノ ~* そうじゃなくて(;^^))))) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 昔付合っていた人が結構、匂いに敏感な人だった。 特にこの花はナントカ、と、うんちくを垂れ流す訳でなく。 ただ、「裏のマンションの生垣に、クチナシが咲いたよ」というだけ。 鼻が利くとはまるで犬みたいじゃないか? まぁ、私も人に犬並みだな、と。 昔、ちまたでアーミー系の服が流行っていた頃、知り合いの店でMA‐1が10着位あった事が。 それも2着(シルバーと紺)以外全部オリーブ色だったの。 私のと、もう1人くらいがサイズが小さかったのですぐわかったけど、残りは同じサイズだったので、さあ困った、誰のか解らない。 その頃はその位流行っていたって事で。 で、嗅ぎましたよ私が。 面白い事に、その人の家にも行った事がないのに、部屋の感じとか解っちゃうんですよ。 勿論、エスパーとかじゃないです(笑 面白いけど、まだ良く知らない他のお客さんでも、そのジャケットを持つと、解っちゃうんですよ。 後で、ポケットに領収書とか、違うメーカーのジャケットだったりして自分のだと解ると、皆さん感心すると言うか、呆れてると言うか・・・・・・ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 随分長く付合ったものの、私の精神状態はどんどん酷くなるばかりだったので、かなり苛々していました。 トイレの中でひとり、どうしようもなく涙が止まらない日々が続いていました。 何も出来ず、面白くも楽しくもない日々が、苦しくて、胃がぎりぎりとしめつけて、どんなに薬を飲んでもめまいや片頭痛もいっこうに治らない。 私はいったい何者なのだろう? 私は何故、こんなに生きているのが辛いのだろう・・・・・ あれからちっとも同じ夢から解放されず、また今晩何とか眠っても、あの場面で私は大きな衝撃を受けるのだ。 ついに、私はこの家から出ていく事を決め、鍵を返した。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ それから季節は巡り。 ある時、久々にフリーメールをチェックしていたら その人からと思われる転送メールが。 ……………………………………………………………………… 夜ベッドに入ると窓の向うから金木犀の香りが漂って来ます。 君は、この香りが好きだったよね。 あれから1年経って今年も咲いたよ。 ……………………………………………………………………… 今日数年ぶりに、見に行ったサイトにこの言葉があった。 花 別れる男に、言いなさい。 「花の名を1つ覚えておくように」 花は毎年必ず咲きます。 川端康成 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ この金木犀って、幹の肌が、皮膚の堅い動物の「犀(さい)の皮」に、似ているんだそうだ。 また“犀”の字は「固い、鋭い」の意味あって、とても堅く、そろばんの珠や印鑑の材料、家具などに用いられているのだとか。 この木は、中国原産で、日本には何故か雄株が殆どらしく、銀杏の様に実はつけないんだって。 誰か、金木犀の実を見た事ある人居ないかな。 金木犀の花言葉は 『気高い人』『あなたを気付かせる・・・』 ちなみに銀木犀は 『初恋』 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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