テーマ:たわごと(26807)
カテゴリ:けいじか
「右」・「左」
という漢字、あなたは正しい書き順で書いていますか? 最近常識を問うクイズ番組が流行っていますよね。 正しい書き順で書く事が、綺麗な字を書くために必須なんだって。 私はこの二つの漢字はちゃんと知っていました(ほっ) これを見ているって事は、パソコンか携帯で見てるって事ですよね。 キーボードに手を載せた時(携帯の方は想像してくださいね)、手(腕)の形はハの字になっていますよね。 ご飯を食べる時も、目の前に手を置く時に自然にハの字になるようになっているみたいです。 この時の手の向きが、「右」・「左」の形になっているんですよ。 「右」 (手首から見て)十字の左上の方が掌と考えて、『ノ』が1番目。 「左」 ↑に習って手首から右上に十字が来る、だから『一』が先。 説明、分かりにくかったらゴメンなさい(;^^))))) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ところで、表題の「ゆんでとめて」ですが、「弓手と馬手」だったんです。 わかりました? 弓手が訛って「ゆんで」、読んで字のごとく弓を持つ方の手、つまり左手です。 馬手の方は、馬の手綱を取る手、右手の事なんです。 流鏑馬(やぶさめ)という競技、左手に弓を持って右手に手綱、のはずですが、実際は掴んでいないかも知れません。 色々ググって見ると・・・ 鎌倉時代に武士が馬上で行った稽古(流鏑馬・犬追物・笠懸)の1つで、現在は神社の神事で行われる。 流鏑馬は、やばせむま、とも解し、また、流鏑と書くのは鏑を飛ばすことで、馬を駆けさせながら鏑を射る意味を文字化したと言われています。 または・・・ 馬に乗りながら鏑矢を射流して板的を射当てる競技であるかのように解説されているらしい。 が、流鏑馬本来の姿は、今から約千四百年前に神事として起こった「矢馳馬」(ヤバセメ)の訛化である。 広義には騎射の一種ではあるものの、それは決して競技に類するものではなかったと伝えられている、らしい。 で、どちらにも共通しているのは、 約200m~250mの馬場に3つの的を立てて、狩装束姿の騎手の進行方向左手に(弓手側を見て)的が来るようにして、馬を疾走させて連続して矢を射る。 ということ。 因みに、 武士の表芸として弓馬の道とされて、戦での主兵器であった。 また弓は霊器として敬われていた。 現在でも破魔弓として信仰のなごりがあるが、ただし弓が矢と取り違えされている(破魔矢) 以上:ウィキペディア、小笠原流弓馬術礼法、武田流弓馬道等から(順不同)引用。 Googleでもっと流鏑馬を調べてみる ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ しかし、「右」と「左」でこんなに話が飛んでいくとは、思わなかった・・・ ちょっと戻りますが、 「右」という字を分解すると「ナ」と「口」です。「ナ」は手の象形、「口」はくちの象形です。 すなわち右手とは食べ物を口に運ぶ手という意味です。 つまり「右」 は一字で右手のことを示しているのです。 では「左」はどうでしょう。これは「ナ」と「工」から成立しています。「ナ」は 右と同じく手。 「工」はものさしのような工具の象形です。 これも「左」一字で左手 の意味があります。 「左」とはものさしをきっちり固定している手のことなんです。 ここから類推すれば右手は動的な働きを表し、左手は右手を補佐する静的な働きを表現していることになります。 これも、 游氣風信 No52「まるごとひとつ・野口三千三・増永静人 」 から引用しました。 もう夏はとっくに終わってしまったので、使っている方は少ないと思いますが、「扇子」も右手で使うものですよね。 柄の方(尻の方)は硬い竹を使っているので、「扇子」は刀の代わり武器にもなるし、 自分の前に置く事で相手との距離を置く(謙る事)にもなるそうで、左手はあくまで補佐の意味しか無い。 ちょっと乱暴な書き方ですが、インドに限らず、アジア諸国、アフリカでも左手は不浄の手であり、他人に触ってはいけない。 用を足しに行った時に、お尻を洗う手ってこと。 だからご飯の時は、右手でしか食べない。 そう、手でご飯を食べる習慣のある所は皆、右手で食べるように出来ているんです。 握手も右手、武器を持たない手で、握手、武器を持たない手で、一緒にご飯。 因みに、私は左利きです( ̄∇ ̄ノ ~* お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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