学童の3年生のやんちゃな男の子、積み木の箱を額に当てて なにやら妙な動きをしています。
ゆっくりとした動きを見て分かりました。獅子舞です。獅子のお尻になりきって踊っていました。
お祭りから何日も経つのに。
神社近くの2つの地区は 男の子は3年生になると参加することになっています。
夏前から稽古があり、お祭り1週間前は連日。
学童に来ている子達は帰宅後即行かねばならず、10時近くまで練習だったそうです。
おかげで学校でも寝不足状態。でも何百年も続いている獅子舞なので この時期だけは学校も黙認らしいです。
さらに例大祭前々日の夜から土日は各家を一軒ずつ獅子舞で回り、ご祝儀をもらうのだとか。
他の3年生のお母さんによると「朝7時集合で夜11時まで帰ってこないのよ。頭の中にはずっとお囃子が鳴り響いているって。夢の中でも踊っているみたいで 寝てるのに体は舞っていたわよ」ってぐらいお獅子一色になるそうです。 大変だぁ。
でもその地区の男の子達は3年生になるのを楽しみにしていて 熱心にお稽古に通うそう。
お祭りが終わったあとのご褒美や打ち上げの焼き肉を楽しみにしている話も聞きますが、男の子集団でやり遂げることがいいんでしょうね。その地区の男の子達はお祭りを境に結束が強まるそう。
大変だけどそういう伝統の中で育っていけるなんて うらやましい気がします。
ちなみにご褒美は 段ボール山盛り2箱分のお菓子。もうひと地区は現金5千円が子供に配られたそうです。
うちの地区はお祭り自体が一時無くなってしまったぐらいなので、御輿に鐘太鼓ぐらいの気軽なお祭り。
トラックの荷台で練りまわり、
お楽しみ会で盛り上がった子どもたちはもちろん
おしゃべりに花を咲かすお年寄、
わいわいと食べ物屋台を仕切るおじさんおばさん達。それぞれに楽しそうな1日でした。
ダンナたち裏方は大変そうでしたけどね。
お疲れさま。