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次々東京に美術品がやってきてるので、
逆に、どれがいつまでかわかんなくなってきちゃった。 ので、大慌てで 来週末で終了しちゃう、 モダン・パラダイス展いってきやした。 ええと、竹橋にある、東京国立近代美術館です。 ええと、ポスター等にもなってる ゴーギャンの「かぐわしき大地」は、 ゴーギャンが南の楽園とあこがれていったタヒチで 初めのころ書かれた絵なんだって。 で、今回の展覧会は どこの美術館所蔵のものがやってきたの??? って、この「かぐわしく大地」もそうなんだけど、 多くが倉敷の「大原美術館」 別ポスターに 「しばらく倉敷を留守にします」ってのがあって 笑っちゃった。 いま、大原美術館はどうなってるの??? って、インパクト展開催しとるがな! うーん。行きたくなったなー。 それは置いといて、 西洋と東洋の名画を並べて比較するって形式になってるんだけどね。 ちょうど、同じような時代で、同じような題材でとかでおもしろいの。 いちばん始めが、モネの睡蓮なんだけど、これと菱田春草の四季山水の比較になってるの。 モネは浮世絵が大好きで、ジベルニーのおうちにもってるんだけど そのジベルニーの庭園が、モネの睡蓮があるお庭なの。 で、そのお庭には日本の太鼓橋に似せた、赤い橋がかかってたりするんだよね。 その一瞬の光や、水面に反射してるのを書いてるのが睡蓮じゃん。 で。菱田春草のほうは、日本がとはちがって、 光の動きで輪郭がぼやけてたり、くっきりしてたりするのを書いてるんだけど、 それってモネがやってた、印象画の影響にみえるんだって。 なのに、モネと違うのは 一瞬をとらえてるんじゃなくて、四季の移り変わりを、巻物にしてひとつの絵として書いてるとこ。 同じ、光を追い求めた画家なのに、 全然とらえ方もちがくて、おもしろんだけど。 それだけじゃなくて、 モネの睡蓮は、大原美術館所蔵 菱田春草の四季山水は、東京国立近代美術館所蔵(今回の展覧会の開催美術館) このふたつの美術館のコラボからうまれた企画だってのが またおもしろいなーって思うのよ。 岸田劉生の「麗子肖像(麗子五歳之像)」と アンリ・マティスの「画家の娘-マティス嬢の肖像」ってのも 書かれてるのは1918年あたりでほぼ一緒。 題材も、どっちも自分の愛娘なわけじゃん。 だからこそ、そのときの画家のいちばんの画法で、愛情こめて書かれてるんだよねー。 で、ぜんぜん画法が違うわけさ。 他にも、ピサロの「りんご採り」や ピカソの「頭蓋骨のある静物」って見所も 大原美術館からきてるっす。 モダンパラダイスのHPから割引券印刷してくと 100円お得になるしね。 それに、今日始めて知ったんだけど、 東京駅あたりって、電気で走ってるシャトルバスが無料であって、 これが、土日祭日の、モダンパラダイス展開催中は、 この近代美術館までいってくれるの。 電気で走ってるってだけあって、静かーな感じ。 15分間隔で走ってるから、行きも帰りもお世話になりました。 案外、たくさんバス停あってびっくりしたよ。 東京駅から、皇居の周りぐるっとしていくんじゃ、 へとへとになっちゃうから、 このバスにちゃちゃっとのりこんじゃうのかいいんじゃない? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年10月09日 21時45分36秒
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