カテゴリ:ミュージック・ピープル
この歳になって初めて「ダンシング・ミスト」を1曲通して聴いた。
菊池雅章セクステットのライブ・レコーディングのタイトル曲だ。 ラジオ番組の「FMテイク・ジャズ」のテーマ曲として聴いてから、既に50年近くたっている。 実はそれ以来、頭の中ではあの特徴的なリフとゾクゾクするサックスが時々鳴っていた。 それ程印象的な曲なのに曲名は知らず、しかも何故かナベサダの曲だとずっと思っていたため、長い間たどりつけなかったのだ。 それが、ひょんな事からネット上で見つけ、Youtubeで確認し、CDを手に入れたのだ。 「FMテイク・ジャズ」は、日本人のジャズを聴くきっかけとなった番組であり、その後鈴木勲や菅野邦彦のファンとなるきっかけとなった番組だ。 当時も菊池雅章のことはもちろん知っていた。 個人的には、ナベサダ、ヒノテルに続くくらい有名なジャズメンだったと思う。 ただし当時「日野=菊池クインテット」というレコードを買ってみたが、鈴木勲や菅野邦彦ほどの衝撃はなく、その後レコードを買うこともなくCDも持っていない。 また、実は菊池雅章にエレクトリック・ピアノのイメージもなかった。 まァ、ちょっとした勘違いと固定概念が生み出した不幸な出来事と言えるかもしれない。 それにしても、あのサックスが峰厚介(ソプラノ)だったとは痛恨の極みだ。 峰厚介はレコードもCDも数枚持っている好きなプレイヤーだし、ネイティブ・サンのライブにも行ったことがあるのに…。 ともかく、50年近く続いていたモヤモヤがスッキリした。 長年「ダンシング・ミスト」にたどりつけなかった鬱憤ばらしに、26分17秒する曲をリピートで4回連続で聴いてやった。 編成違いの「POO-SAN」のCDも買ってやろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021/05/06 05:06:09 PM
コメント(0) | コメントを書く
[ミュージック・ピープル] カテゴリの最新記事
|
|