Walk on the Wild Side

さて同窓会である。

残念ながら男子校だったため男ばかりだのだが、皆歳をとってきてそれほど鬱陶しい訳でも無い。中高6年間同じメンバーだったこともあり、大学時代の同窓会とは随分違う。何が違うかと言うと、それぞれの個性を作り上げていく過程を同じ環境や出来事を通じてお互い見てきた点なのだと思う。つまり自分を自然と曝け出していたということ。大学時代は既に出来上がりつつあった個性がさらにエゴイスティックになっていくことが多いため、ここまで曝け出すことは自分に関して言うと少なかったように思う。

当時の数学教師による模擬授業と言うのが面白かった。彼にとっては最初に受け持った学年だったこともあって思いで深かったようだ。模擬授業でやったのが「Tan1度は有理数か？」という問題で、彼によると「自分の見た大学受験史上最高の問題」だそうで、実際「ギネスブックにも最も短い数学の受験問題」として掲載されているという。もちろん（？）理解できなかったが、何か最近使っていない脳の一部を使ったようで懐かしく感じた。



懐かしく感じると言えばSharon Jones & te Dap-Kingsである。4/6に新作”I Learned the Hard Way"が発売されるが、先のSXSW（South By Southwestという毎年3月にAustin Texasで開かれる一大ミュージックイベントで今年で18回目）でのフルLiveをLive from All Songs Considered Podcastで聴くことができる。

元々同バンドの前身であるSoul ProvidesはJames Brown風のInstrumental曲や他のVocalistとDeep Funkを演奏していたのだが、このSharon Jonesと出会いNew Yorkで名声を築いたバンドは解散、新バンドとしてDap-Kings結成などの紆余曲折を経て、2001年に1stアルバム”Dap Dippin'"を発表、以前ご紹介した3枚目の”100 Days, 100 Nights"は音楽各誌でも高い評価を受けていた。

Liveを聴くとまるでJames Brown張りのSoul Review Show。Sharonは観客に喋り捲るは、歌の方もパワー全開。PrinceがやっていたSoul Review Showとは違って新しい音では無いが、伝統芸を見るようで安心して聴くことができる。

NPR All Songs Consideredは
SXSW 2010: Sharon Jones And The Dap-Kings, Live In Concert
最新アルバムは
I Learned the Hard Way