テーマ:今日聴いた音楽(75115)
カテゴリ:Music
最近意識的に人と会うようにしているが、先週は今までで最も多く知らない人と会った週かもしれない。月曜は米国人の人材育成コンサルタントと会い、火曜は異文化コンサルタント兼大学教授からアセスメントツールの紹介を受け、水曜は某グローバル企業の人事部長と雑談、木曜は異業種交流会、金曜は社会福祉法人主催の勉強会出席。
これまでは人と会うことに対して何らかのベネフィットを計算してから会うかどうかの判断をしていたが、ちょっとその制限を外してみた。ベネフィットの計算というのは、時には自分を守ろうとしたり、Uncomfotableなことがあるかもしれないことを恐れたりしていたという心理もあったわけではあるが、あまりそういう計算づくではなく、単に自然に人と会って別れるという行為にもっと慣れてみることにした。 さて、その効果が少しづつでも何らかの変化があるのではないかと期待している。少なくとも一つづつの出会いは意識的に自分の世界観を試す(成長させる)他流試合だと思っている。 姉に高田漣がFIGAROで連載している内容が掲載されているBlogの紹介を受けて、その幼少の頃からの豊富な人脈とそれが彼自身の音楽家としての成長に及ぼした影響、彼の音楽歴を通じた音楽的興味の広がりに思いを馳せ、図書館で2003年3月27日に、NHK-FMの人気音楽番組「LIVE BEAT」用に公開録音された音源を収録したCDを借りた。 日本でもこういう音楽が生き残りかつ親子に伝承される時代が来たと思うと日本も捨てたものではないな、というのが端的な感想。入退院を繰り返していた高田渡の職人芸のような歌とMCが深く楽しい。観客もこの親子の二度とないかもしれないライブを真剣に聴き、それを意気に感じる高田との唯一再現不可能な出会い。 俳句のような短い歌はダラダラしたラブソングへのアンチテーゼ。「日本語は英語には訳せない」は西洋文化に強い影響を受けた60年代アーティストの葛藤の帰結。高田渡は2005年4月に急逝。 高田漣のBlogは Ren Takada at FIGARO お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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