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ポジティブに生きたいけれど・・・     CHERRY’s DIARY         

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November 3, 2008
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カテゴリ:家族のこと
11月3日は祖母の命日である
もう30年近く前に亡くなった父の母の記憶が
実はあまりない
なくなる1年ほど前に認知症のようになって
父のことがわからなかった
「遠くから良く来てくださいました
 ところでどなたでしたか?」
というようなことを言われて
父が涙を流していた姿を子どもながらに覚えている

次の記憶は祖母のお葬式だった
九州の田舎で当時まだ土葬だった
時代劇で見る大きな桶のようなものに
座った状態で遺体を入れて土の中に埋める
埋める前に穴を掘ったら人骨が出てきて
「これがお前のおじいちゃんだよ」
と言われ、骨をつかまされ
「お酒をかけてあげて」と親戚に言われかけた

名古屋で生まれ育った私には衝撃的な出来事だった

時は流れ、私があのときの父の年に近い年齢になった

父はあのころ自分の親の死とどんな思いで対峙していたのだろう
子どものころに死に別れた父親の骨に
どんな思いでお酒をかけたのだろう

そのときは自分のことばかりで気づけなかったことに
時がたち、考えることができるようになった

明日父の病室を尋ねて
「昨日、おばあちゃんの命日だったね」と声をかけてみよう

・・・おとうさん、長生きしてね・・・






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Last updated  November 3, 2008 06:36:27 PM
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