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カテゴリ:乳がんのこと
今になって、思い出しては
本当にその選択でよかったのかと思うことがある それは乳房全切除(おっぱいを全部とってしまった)したことだ もちろん、私のがんは浸潤がんで、 おまけに乳りん近くまで乳管内進展していたため、 全摘出の適応だったのだが、 最近では、術前抗がん剤治療で 本来全切除しなければならない人の多くが 部分切除できている あの時、医師も手術前抗がん剤の選択は聞いた ただ、 『乳がんは抗がん剤が良く効くがんだが、 効かない人もまれにいる その場合、抗がん剤をした期間、がん細胞は大きくなる』 という説明を聞いて あのときの私は、下の子どもがまだ1歳だったこともあり、 『子どもがまだ小さく、死ぬわけにいかない 抗がん剤が効かないリスクを考えて全摘出を』 とお願いした そして全摘出と同時再建をした 2年たった今、その選択が良かったのかどうか 揺らいでいる もちろん終わったことはどうにもできないのだが、 女性性が失われた気持ちから どうにも心のそこから自信がもてないでいるのだ どんなにいろいろなことをして 生き方を楽しもうとしても どんなに自分を取り囲む家族や友人のありがたさに 生きている意味を噛み締めても 女性としての不全感が心のおくからわきあがってくるのを 抑えられない だから、患者会で同じ立場の人と 気持ちを分かち合うとほっとする 同じ苦しみと同じ思いを抱えながら それぞれが懸命に素敵に生きている 生きている それだけで十分すばらしいのだと 心のそこからいつか思えるといいなあ。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 18, 2009 08:17:57 AM
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