ポジティブに生きたいけれど・・・　　　　　ＣＨＥＲＲＹ’ｓ　ＤＩＡＲＹ　　　　　　　　　

乳がんの患者会を立ち上げして２年半が経った

当初は私自身も抗がん剤治療の真っ最中で

最初の会の規約を考えているときは、

吐き気も強くて大変だった

主治医や病院の看護師さんの協力もあって

２から３ヶ月に１回開く患者会には

常時２０人以上の人たちが集まり親交を深めている

新しく乳がんにかかって不安の大きい仲間が毎回、

何人か参加する

最初は、会の明るい雰囲気にびっくりしているが、

それらの人たちも、厳しい治療を終え、

不安の時期を経験して今を生きていることを知り、

会の終わりごろになると表情も和らぎ

『きてよかった』と言ってくださることが多い

今では、患者会から飛び立って、

自分の人生の再構築をして頑張っている人もたくさんいる

地域の吹奏楽団に入り、フルートを日々頑張っている人

仕事を再開し、フルタイムで働いている人

ＰＴＡ活動に精を出している人

・・・がんになっても、ならなくても人間は必ず死ぬ

がんという病気は残された命をどう生きるかを

一人ひとりに問うてくれる気がする