自己注射トレーニング~1回目
さて、いよいよ、自己注射のトレーニングに突入です。勢い込んで、午前の診察受付終了間際に駆け込んだ!のですが・・・≪診察≫血圧・・・130-70聴診器・・・「きれいな音ですよ」西「それじゃ、自己注射のトレーニングですが、 ・・・時計を見ながら・・・ この次から、始めましょう」私「え~~~っ?先週、この次に、っておっしゃったので 物凄~く、期待して来たんですけど・・・」西「もうじきお昼で、看護婦さんもお昼休みに入るから、 この次にして貰える?」私「じゃ、午後、改めて来たら、やってもらえますか?」西「では、4時か4時半ごろ来て下さい。」という訳で、患者さんが少なくなった頃のお昼直前に、という、私の気遣いがまったく仇になり、お陰で、夕方、もう一度病院に来る羽目になりました。≪自己注射トレーニング≫担当はT看護師さん。点滴用のベッドの上に、自己注射のキットを並べ始めました。箱は3つ。1、エンブレル自己注射スターターキット ○エンブレル自己注射ガイドブック ○エンブレル自己注射ガイドビデオ ○配置用マット ○補助具:Eステーション2、自己注射デモンストレーション用 エンブレル薬バイアルセット ○エンブレル薬バイアル 4本3、自己注射デモンストレーション用 注射器セット (4包) ○注射器 1本 ○注射針 1本 ○コネクター 1個 ○アルコール綿 2枚ガイドブックに沿って説明されながら、自分で、各器具を使って、手順どおりに・・・配置マットの上に、 ○エンブレル薬バイアル 1本 ○注射器 1本 ○注射針 1本 ○コネクター 1個 ○アルコール綿 2枚を並べるこのマットが優れもので、滑りにくく、必要なものをすべて置いて始められます。普段目にしている医療器具の専門用語も新鮮で、内心ドキドキしつつ、真剣に取り組みました。エンブレルの入っているビンのことを、「バイアル」注射器のことを「シリンジ」注射器の中の棒は「内筒」と言います。エンブレルという薬は、粉状で、蒸留水で溶かして注射します。簡単に言うと、バイアルの中のエンブレルの粉を、蒸留水で溶かし、注射器に吸い上げて、注射針を取り付けて、決められた場所に注射する。のですが・・・病院で看護師さんがする方法と、自己注射の場合のやり方はずいぶん違っていて、手が不自由だったり、手の力が弱い患者さんにも対応した補助具(Eステーション)もありました。まず、注射器の中には、すでに蒸留水が入っていて、コレをバイアルに注入するために「コネクター」と言うものでドッキングさせ、粉を溶かして、また、注射器に戻す作業をこの状態のままで行います。もちろん衛生面には、特に気をつけて、触ってはいけない場所を確認。≪コネクターの取り付け≫1、バイアルのキャップをはずすエンブレルのバイアルのピンクのキャップが、自力では外れなかった。バイアルが入っていたプラスチックのケースの端に、バイアルを逆さに差し込み、よく挟まった所で、横に倒したら、うまい具合にキャップが外れた。注:バイアルのゴムの部分には手を触れない。2、アルコール綿のアルミ袋を切り、アルコール綿を取り出し、ゴム栓を消毒する。感想:先にアルミ袋を切っておくといいかも。3、注射器を包装から取り出す。4、コネクターを包装から取り出す。5、エンブレル専用自己注射練習用シリンジ(つまり注射器)の緑のゴムキャップをはずす。これは、すこし回しながらしたので、まあ、どうにか外れた。6、注射器の先端とコネクターの注射器側をしっかり差し込む注:シリンジの内筒を押さない。≪バイアルの取り付けと薬の溶解≫1、バイアルとコネクターをジョイント左手でバイアルを支え、注射器を逆さにして、上からコネクターを差し込み、取り付けます。カチッと音がするまで押せば大丈夫でした。2、蒸留水をバイアルに注入内筒をゆっくり押し下げ、溶解液をバイアルに入れる。この時、注射器とコネクターの接合部分から液が漏れた。はめるときに力が足りなかったのかも。入れ終わって、手を離すと、中筒が若干持ち上がった。バイアルの中の空気が、注射器内に移動した、ということ。3、薬を溶かす。左右にゆっくり揺らす。(3回)円を描くように回す。(10回)よく溶けたのを確認する。5分経って溶けてないときは、もう一度繰り返す。泡立たないように。泡立ったときは、泡が消えるのを待つ。≪薬液の注射器への吸引≫1、バイアルを下にして、再度注射器の内筒を押し下げます。注射器の中にあった空気を、バイアルに押し戻す。2、内筒を押したまま、バイアルを上にして持ち、 バイアル内の薬液を注射器に吸引する。バイアルに薬液が残ったときは、つめで弾きながら吸引。≪注射針の取り付け≫注射器から、コネクターを取り外す。注射針の包装をはずし、注射器に注射針をしっかり取り付ける。これで、注射の準備完了。≪注射器内の気泡抜き≫注射針の根元を持って押さえ、針キャップをはずす。しかし、何度やっても、注射針ごと外れてしまうので、Eステーションを使うことにした。コレを使うと、いとも簡単に針キャップが外れた。Eステーションを注射器を置く台にすると便利。内筒をゆっくり押し上げて、注射機内の気泡を抜く。≪注射≫ここで、トレーニングの段階では、自分に注射を打つことは出来ないので、病院で用意したパットを使う。注射部位を、アルコール綿で拭く。感想:先にアルミ袋を切っておくといいかも。注射針を10~15度くらいの角度で刺し、ゆっくり注射液を注入。アルコール綿を当てて、注射器を引き抜く。5分ほど、押さえて置く。注:決して揉んではいけない。 針先に注意する。≪使用済みの注射器≫コーヒーなどのビンに、注射器をそのまま逆さに入れ、針キャップ・コネクター&バイアルも入れる。ビンを倒さないように注意する。2週間に1回か、1ヶ月に1回、病院に持っていくと看護師さんが、専用容器に捨てて、ビンを返してくれる。≪チェック≫自己注射のトレーニングは、看護師さんの指導の下にキットを使って行うが、使い方や、注意点を十分に理解しているかどうかを、看護師さんがチェックして、OKが出ると、自己注射キットを2週間分、処方される。らしい。今日の反省点◎注射器にコネクターをはめ込むときの 力の入れ具合が、足りなかった。という訳で、トレーニング1回目終了~~~~!根性で、2回病院に来た甲斐がありました。次回は、今日の反省点を踏まえて、満点をとるぞ~~~!