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カテゴリ:アルゼンチン
アルゼンチン メンドーサ サンタ・イザベル・マルベック2008 Santa Isabel Malbec ボデガス・ニエト・セネティネール Bodegas Nieto Senetiner マルベック100% アルコール度13% 輸入:ドウシシャ 購入価格:500円(1本580円が2本で1000円) 2006年12月に飲んで酷評したワイン。(うきうきワインの玉手箱で購入) コルクからしてショボすぎる。600円の値段以下。まず味がダメ。 酸味・甘味・渋味全てがスカスカ。全く特徴がわからない。ただの赤い水。 品種や熟成の特徴なのかもしれないが、これでは飲み甲斐がない。 フルボディの味わいと言うが実際はミディアムボディ以下。 余韻も余韻というよりは口内にまとわりつく感じ。 デキャンティングすると香りが大きく広がり、口当たりも柔らかく、 初めて特徴がでてくるのだがミディアムライトボディ並みの軽い口当たりに変化。 試しに一度飲んでみるのはいいが二度買おうとは思わないでしょう。 あれから2年強。近所のスーパーに2008年ボトルが安売りしてたので拾ってみた。 色は鮮やかな濃い紫。 香りはイチジク、プルーン、インク、コーヒー、バニラ? 抜栓20分でイチジク、プルーン、カフェオレ。 味は薄い渋味と軽い酸味。余韻に薄い甘味と苦味。 香りは果実の感覚を強く感じる。 味そのものも決して悪くない。 しかし味の厚み、ボリューム感が皆無。感じた味覚が一瞬でしぼむ。 かつての自分が「全てがスカスカ」と表現したのもわかる。 2008年ボトルは、デキャンティング後でも味・香りはそれほど変わらず。 抜栓20分で味も余韻もしつこさが出てきて、軽薄なのにしつこいという妙な方向に。 香りは意外と生き残る。 香りにはそこそこだがマルベックらしい存在感がある。 あとはこの味をどこまで好きになれるか?どこまで妥協できるか?で評価が決まる。 “赤い水”と紙一重のペラペラな味を相手にどんな魅力を感じ取れるかの勝負。 ちなみに自分は苦手。抜栓20分後はさらに無理。 これなら最下グレードのサンタ・イザベルNVの方がまだ飲める。 2006年時の感想は今にして思えば、「瓶差による劣化状態だったのかもしれない」とか考えてた。 だが今回の事で、元々の地力に乏しい安ワインで劣化してようがしていまいが大した違いは無いと判明w。 始めからこういうワインだった。 まぁこの価格で品質の“維持”はともかく、“向上”を望むのは簡単な事じゃないよなぁ。 値段相応。 正直500円でもどうかな!?と思わんでもないが、良い部分が無いわけじゃない。 底辺レベルとはいえ、商品としての安定感wwwがあるのはアッパレと思う。 自分の口にはあまり合わなかったが、好きな人ならいつでも安心して買えるよね。 400cc残しで次の日(約25時間後) 前日はしつこく感じた酸味が落ち着いてきて、いくらか質が向上した。 香りにはインクの様な香りが強まった気配があるが基本的に変わらず。 味はフルーティーなコーヒーみたいな感じで、「スカスカの赤い水」からは卒業。 2日目にしてようやく500円相応で納得の位置に。 一緒にお好み焼きを食べたが、オタフクソースの甘味とマヨネーズの油のボリュームが上手くワインと合ってくれた。 甘味とボリューム感といえばこのワインに足りない要素だから、それを補う形で働いてくれた様だ。 多分味が濃厚でしつこい料理と相性が良いのだろう。 ★楽天検索 サンタ・イザベル マルベック★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009/02/02 03:04:44 AM
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