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カテゴリ:アメリカ
アメリカ ワシントン州 コロンビア・ヴァレー Columbia Valley ヴィントナー・エステート・カベルネ/メルロー2003 Vintners Estate Cabernet Merlot バジャー・マウンテン・ヴィンヤード Badger Mountain Vineyard カベルネソーヴィニヨン67% メルロー24% カベルネフラン9%(有機栽培) アルコール度13.8% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1280円 色は透き通ったどどめ色。 香りはブラックベリー、土、アンズジャム、ゴム、鉄? 抜栓15分弱でブラックベリー、インク、青草、炭、チョコレート、土、ゴム? 味は軽い渋味と薄っすら苦味を伴う酸味。余韻に苦味と非常に薄い酸味。 抜栓100分前後で酸味と軽い苦味。余韻に苦味。 軽い口当たり。 やや高目のアルコール度だが喉越しもスムーズで大人しい。余韻で少し舌の奥が熱く感じる程度。 味自体は悪くない。むしろ飲み易い。 ワインというよりも、ジンをオレンジとグレープフルーツのミックスジュースで割ったみたいな味。 時間経過で香りに青臭さが出てきて違和感も出てくるが、 元がそんなに強い香りじゃないから思ったより受け入れられる。 抜栓100分前後で酸味が強まり、ワインらしさは増すが余韻の苦味も増して汚くなる。 透明感を感じる飲み易い味ではあるが、ジュースみたいで張りが無い。 喉越しの大人しさも少々物足りず、高目のアルコール度設定を活かしきれてない。 バランスは結構良いんだけど、伸び代を残したままでピークを越えた様な煮え切らなさがある。 全体的に「勢い」が無いというか、上辺だけで中身が中途半端。 これならカベルネソーヴィニヨン単独の方が、クセはあっても飲み手を強く惹きつける個性を感じられた。 この飲み易さ、バランスの良さは素直に認める。 だが、好みの問題もあるとはいえ単一品種ボトルのストレートな魅力を思うと、このワインはどうもパッとしない。 値段相応。 ただ同じ値段なら単独品種のワインを選ぶし、カベルネとメルローのワインならボルドーに好みの味が死ぬ程ある。 不味くはないけど、このワインでは力不足。 前日のコメントでも書いたけど 1:シラーのワインが美味しい土地である。 2:カベルネソーヴィニヨンとメルローの2種類のブレンドで作られたワインである。 3:カベルネソーヴィニヨンとメルロー、それぞれ(或いは片方だけでも)単独で飲めば美味しいワインである。 この3つの条件を満たすワインは自分の好みと明確にハズレる、という法則がほぼ確立した。 法則と言うには試飲例が少ないとは思うが、流石に素人レベルの自分でもいい加減気付いてきた。 偶然にしては印象に共通点がありすぎて、気のせいと単純に割り切れない。 オーストラリア J.J.マクウィリアム・カベルネ・メルロー2005 味が辛い。香りが辛い。余韻が浅い。香りが何とかなれば総合評価はまずまず。 チリ ヴィニャ・マイポ・カベルネソーヴィニヨン・メルロー2007 渋味が弱い。香りが青臭い。余韻が浅い。香りさえ何とかなれば総合評価はまずまず。 ラングドック レ・ドメーヌ・ポール・マス・カベルネソーヴィニヨン/メルロー2006 渋味が弱い。軽さを感じる。余韻が浅い。バランスは良かったので総合評価はまずまず。 南アフリカ ニールエリス・カベルネソーヴィニヨン/メルロー2005 味が辛い。渋味が弱い。香りが青臭い。香りが辛い。香りさえ何とかなれば総合評価はまずまず。 ワシントン ヴィントナー・エステート・カベルネ/メルロー2003 渋味が弱い。軽さを感じる。香りが青臭い。余韻が浅い。バランスは良かったので総合評価はまずまず。 今回のバジャー・マウンテンのに関してはカベルネフランも混じってるようだから正確ではないが、これはもう確信してもいいだろう。 これからはもうボルドー以外のカベルネ/メルローのワインは信用しないことにした。 これがテロワールの相性ってものか!? 次回はシラーかメルロー単独のボトルで。これが美味かったらもう確定www お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009/03/11 04:17:15 AM
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