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カテゴリ:アメリカ
アメリカ ワシントン州 コロンビア・ヴァレー Columbia Valley ヴィントナー・エステート・シラー2003 Vintners Estate Syrah バジャー・マウンテン・ヴィンヤード Badger Mountain Vineyard シラー100%(有機栽培) アルコール度13.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1280円 色はくすんだ濃い紫。 香りはカシス、チェリー、胡椒、インク、カカオ、檜?レモンティー? 抜栓30分位でブラックベリー、胡椒、炭、チョコレート?バニラ? 味は渋味と軽い苦味。余韻に苦味を伴う薄い酸味。 ・・・普通のシラーだな。 ベリー系果実の甘めの香りにシラー特有の胡椒の香りが合わさる。 味の構成も渋味を起点とした正統派赤ワイン。 味に常に苦味が絡んで飲み口が汚く感じる時がある。 抜栓20分前後でインクの香りが強まり、苦味の感覚も目立ち気味に。 果実の香りで足りない甘味要素を補填するタイプの様なので、この変化はバランスを崩す良くないポイント。 ところが苦い香りが強まると今度はベリー系の甘い香りと結びつき、チョコレートやべっこう飴の様な香りに変わって余韻の伸びを演出する時もあるから悪い所ばかりでもない。 この構成を計算して造ってるんならスゴイだろうけど多分偶然だよな!? これは普通のシラーワイン。 時間経過後だと香りのバランスが乱れてくるので早めに飲むのを推奨。 この香り変化がプラスに働くこともあるが、それを前提に飲むのは期待しすぎ。 でもまぁ、こんなもんでしょ。 値段相応。 といっても味は普通過ぎるので、気分的には精々1000円位のレベルか?と思わないでもない。 ただ、カベルネソーヴィニヨンもそうだが5年以上経過してても品質にさほど衰えた部分が見られないので、この価格にしては耐久力はなかなかのものと思う。 その点を考慮すれば、これはこれでワインとしては決して悪くないんだろうね。 「ワシントンワインは個人的にはシラーが結構いい」というぱんだしゅりけんさんの意見、そして昨夜の“カベルネ/メルローのMY法則”の事もあって、そこそこ味に期待して飲んでみたが結構普通。 「シラーワインが美味い土地 の カベ/メルワインは口に合わない」は成立しても 「カベ/メルワインが口に合わない土地 の シラーワインは美味い」とは必ずしもならないようだ。 (そりゃぁ土地の問題とワインの好みの問題をごっちゃにしてるトコに無理があり過ぎw) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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