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カテゴリ:コート・デュ・ローヌ
ヴォークリューズはプロヴァンスに属する地域らしいが、造り手がローヌの人だから多くの人や店がローヌカテゴリーに分類するんだけどどっちがいいんだろ? コート・デュ・ローヌ ヴァン・ド・ペイ・デ・ヴォークリューズ VdP de Vaucluse ドメーヌ・デ・トゥール・ヴォークリューズ・ブラン2004 Domaine Des Tours Vaucluse Blanc エマニュエル・レイノー Emmanuel Reynaud クレレット100%(?) アルコール度12% 輸入:野村ユニソン株式会社 購入価格:1584円 色は綺麗な金色。 香りは石灰、スイカの皮、線香? 抜栓10分で夏みかん、オリーヴオイル、火打石、未熟なメロンやスイカ、シロップ、カシューナッツ? 味は苦味を伴う酸味に軽い甘味。余韻にあっさりした苦味と穏やかな甘味。 おお、綺麗な味だな。 評判が良いワインなので期待して飲んだが、評判良いだけのことはあった。 やや無機質な香りがメインだが、皮の厚い果実(スイカ、メロン)の皮の様な香りもある。 抜栓10分程でそこそこ拡がりが出てきて、この辺から味ももう少し明確に出てくる。 最初に飲んだ感じは綺麗でも味自体は結構普通の味か、とも思ったがこの苦味の扱い方が非常に上手い。 この苦味感で葡萄の酸味と甘味を引き立てつつも、自分(苦味自身)はいつの間にか姿を消して果実の邪魔をしない。 余韻でもこの苦味の引き方は健在で、最後までその存在感を主張しつつも出しゃばらない。 この総合バランスと苦味の他者を持ち上げる黒子っぷりは感動もの。 酒の全体のヴォリューム感は値段なりの質で結構軽め。 でもこの適度な軽さが味のバランス感覚と飲み易さの象徴なので、これは短所ではない。 これでOK。ちょっと特殊なニュアンスはあるが、完成度は非常に高い。 抜栓1時間・・というより温度上昇(13~15℃位?)で少しずつ味に重みが出てきた。 味の流れが鈍くなった印象もあり、当初の苦味を持て余し気味にも感じるが、 軽めの質に飲み応えが生まれた様でもあって、どう変化しても悪い様にならない。 あ、でも香りは少々ケミカルなニュアンスが出て安っぽさが混じる場合があるかも。 良くも悪くも均整がとれた無機質な印象の味で、味自体は綺麗だが特徴は掴みにくい。 香りと合わせて飲むと、スイカやメロンに夏みかんを混ぜてオイリーな印象を出した様な不思議な味。 香りの印象で引っ張っていくワインなのかな!? これはこれで悪いものではなく、味構成のバランスが良いので白ワインとしての違和感は何も無い。 香りの感じ方で味の印象をいくらか左右される部分はあるが、元の味が変に特徴を感じさないニュートラルな味なので変化や感じ方が評価のブレに繋がりにくい。 最初から最後まで全方位・万人に対応可能な脅威の完成度。 これでもう少し馴染みのある香りと厚みを感じる味覚を出せれば、抜栓1時間以内ならプイィ・フュイッセなんかと同等の働きを期待できそうな味。 よほどしつこい味の料理でもなければ大体何でも合うはず。 値段以上。 同価格帯の下手な白ワインでは相手にならない。 香りの出方次第では2000円前後クラスのカリフォルニア・シャルドネとも互角に闘えるとすら感じた。 ★楽天検索 デ・トゥール ヴォークリューズ ブラン★ 今更ながらに白ワインの画像はどう撮ったらいいのか迷いが出てきた。 素人が5年以上前の型の中古デジカメ撮影で悩むも何も無いとは思うが、 記録の精度を高めるという意味では出来る範囲では善処していきたい。 方法1:今まで通り150ml以上入れて傾けて撮る。(従来踏襲案) ・濃い色のワインは濃淡が分かり易い。 ・薄い色のワインは光の関係で色彩のバランスが判別しにくくなる。 方法2:ボトルと一緒に真横からとる(新規路線案) ・ボトル画像と一緒に撮れるので容量の節約が可能。 ・1よりはピントを合わせやすいのでワインごとの画質の差が出にくい。 ・見られるのは大まかな外観だけ、やはり微妙な色合いがフラッシュ次第で変動する。 ・ラベルから離れるのでデザインや文字が見づらくなる。 方法3:両方撮る(理想案) ・中距離の外観と近距離の濃淡具合の記録はより正確に ・ブログのフォト容量が食われる 方法4:気にしない。(その都度適当に案) ・こまけぇことはいいんだよっ! しかし当初の目的を見失ってる ・統一感が無くなり、記録が見辛くなる恐れがある。 方法3が出来れば理想なんだけどフォト容量は節約していきたい。 基本的には方法1で、色の透明感が強い(薄い)ワインは方法2の方が、いいかもしれない。 最終的にはカメラの性能との相談になるわけだが、後日改めて今までの記録を見返して、自分の色の表現とカメラの画像とを対比させてまとめてみようと思う。 大体、金色、黄色、黄緑色で3タイプ。(グラデーションを考慮すると7~8タイプ?) そこから濃い、薄いでさらに2系統。 あとは細かなニュアンスでいくつか変動。 せっかくだから、赤ワインもこの機会にちょっと見直してみよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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