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カテゴリ:ボルドー:1500円未満
久しぶり(1年半以上ぶり)のシャトー・ド・アリ2005 ボルドー シャトー・ド・アリ2005 Chateau de Halie ジネステ社 ヨリック・ラヴォー氏(醸造) Ginestet Yorick Lavaud メルロー44% カベルネソーヴィニヨン32% カベルネフラン23% マルベック1% アルコール度13% 輸入:重松貿易株式会社 購入価格:1153円 色はややくすんだ濃い目の紫。 香りはブラックベリー、カシス、革、インク、カカオ、べっこう飴? 味は渋味と苦味を伴う酸味。余韻に苦味を伴う渋味 香りは安ボルドーなりになかなかパワフルさを思わせる。樽の感覚もあるかな? 味本体は軽く感じる時もあるが、口当たりと喉越しで重さを演出してて物足りなさはさほどでもない。 味は適度な苦味が葡萄の渋味と酸味を補強して軽薄な印象になりそうになるのを防ぎ、正統派ボルドーのイメージを崩さない様にバランスを取る。 人によっては重いのか軽いのかハッキリせず違和感を覚える人もいそうだが、ボルドーファンなら悪いようには受け取らないはず。 でも今の渋味の安っぽい平坦さとしつこさはちょっと気になるかな。 この辺は若さの勢いと果実感でカバーすべき(してた)点なのだろうが、経年変化で若干ボディバランスにも乱れが生じてると思われる。 1000円ボルドーなりにパワーの点では流石に年相応に衰え気味か・・。 でもリリース直後時の重さとインパクトはなりを潜めたが、味の枠はしっかりしてて全体の質はまだ健在。 安いなりにベテランの老獪さみたいなものが現れている。 まだ変化の中盤過程にいる気配があり、今は谷間にさしかかる時期。 今後の経過で平坦に感じる渋味を酸味や苦味と同列に揃え、香りに甘いイメージが伴えば全く別の魅力を放つワインに化けそうな雰囲気がある。 コルクには埃位の大きさだがキラキラした酒石が付き、ボトル側面には澱が張り付いてる。 安ボルドー呼ばわりは失礼な気もしてきたなwww 自分は2005年のACボルドーの中でも最高傑作の一つと思ってるから、この位の主張はしてくれても当然かw 買いかぶりの部分もありそうだが、安ワインでもまだ3年後5年後と期待させる伸び代を感じさせるのも魅力。 値段相応。 といっても、まだ1200円位の力量はあるか。 デビュー直後は1500円クラスでも通用する実力があったから、まだ昔取った杵柄の片鱗は感じられる。 数年で味のバランスを新しく取り戻せれば再び返り咲く事も不可能ではないと思う。 ★楽天検索 シャトー・ド・アリ★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012/08/15 06:20:22 PM
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