|
カテゴリ:ラングドック:1000円未満
ラングドック・ルーション ヴァン・ド・ペイ・ドック ヴァルモン・ルージュ2007 Varmont Rouge ポール・マス・ワイナリー Paul Mas Winery カリニャン50% サンソー20% グルナッシュ20% メルロー10% ステンレスタンクで4ヶ月熟成 アルコール度13% 輸入:株式会社スマイル 購入価格:660円 色はやや濃い紫。 香りはカシス、プラム、土、紫蘇、黒砂糖? 味は甘味を伴う渋味。余韻に薄い渋味と苦味。 うおぉ~ビックリする位の軽薄さ。 香りにはフルーティーな印象があり口当たりでも一瞬存在感を出すが、口内ですぐに水の様な無機質な味に変わる。 抜栓10分程でカシス系の甘い香りよりも土の香りの方が目立ってくる。 味の幅は狭く、余韻には苦味が居座ってスッキリしない。 味の付いた水みたいで、飲み応えは皆無。 30分位の時間経過でいくらか落ち着きが出てきて、気休め程度だが厚みが出てきて挽回する。 ただ、この味の質でボディーを出しても気休め以上にはならんよな。 良くも悪くもこの軽さがウリなのかな? 価格は安いし、軽いワインが好きな人ならこれはこれで認める部分はあるのだろう。 軽い味を目指すならもうちょっと酸味の感覚を出してくれれば自分にも受け入れやすい味になっただろうが、このままだと味が平坦かつ単調過ぎて粗が目立ち、イソジン2歩手前位の味に。 渋味が軽く、余韻も浅くて自分の好みと一致しない部分が大き過ぎる。 水代わりのグラスワイン的扱いならまだギリ分かるが、一本通しで飲むにはパワーや特徴に欠ける飽きやすい味。 shinakunさんが言うには「ブルゴーニュグラスで飲むのが美味い」とのことなのでブルグラスで飲んでみたが、香りの出方は変わらないが、苦味感が薄まった感じで飲み易さは増したとも思える。 でも薄い味の質がさらに薄まったかの様にも受け取れ、「美味くなった」とまではいかないかなぁ。 ヌーヴォーのつもりで出荷直後に飲めれば、果実の新鮮さを武器に多少の欠点はそこそこ押し切れたのかもしれない。 イタリアワインの感覚で、トマト系の料理があれば足りない酸味感を補強する方向で働き、上手くバランスが取られるようにも期待できるかも。 あとはオリーブオイルで香りと甘味を補填すれば何とかなりそう。 値段以下。 380~500円位で頑張ってくれ。 同価格・同傾向の味ならイタリアに勝てない。 600円以上出して特にこのワインを選ぶ理由が無い。 ★楽天検索 ヴァルモン★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012/08/20 01:05:55 AM
コメント(0) | コメントを書く
[ラングドック:1000円未満] カテゴリの最新記事
|