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ken2137のワイン記録(たまにワインじゃないのもあるけど)

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2009/05/20
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カテゴリ:南西地方:カオール
Ch.St-Didier-Parnac2005.jpgCh.St-Didier-Parnac2005 glass.jpg

南西地方 カオール
シャトー・サンディディエ-パルナック2005 Chateau Saint-Didier-Parnac
リガル家 Franck et Jacoues Rigal
マルベック70% メルロー30%
アルコール度12.5%
輸入:日本リカー株式会社 購入価格:1680円


色は透き通った紫。
香りはブラックベリー、土、杉、古畳?埃?
 抜栓30分で腐葉土、杉、プルーン、唐辛子、パセリ?
味は渋味と苦味を伴う酸味。余韻に酸味と苦味を伴う渋味。

色はさほど濃くない。むしろ薄いとも思える。
香りはシンプルで悪い香りではないが、ベリーに土と木の香りで大分ゴチャゴチャしてる。
味は渋味基調の普通の赤ワイン。

いわゆる“カオールワイン”特有の重さは出さず、サラっとした口当たりで飲み易さを演出。
余韻にいくらかクセがあり、香りの個性とも相まってそれらしい存在感を示す。

良くも悪くも統一感の無いこの香りが粗雑な印象を生んでいて、下手すると安いACボルドーに感じる事も。
カオールにはよく有る余韻の独特のクセも、悪く言えばしつこさと紙一重。
カオールワインに理解がある人なら多分問題は無いが。

 抜栓30分前後で香りに大きな動きが発生。
 果実系の甘い香りが弱まった事で土系統の香りを基準に統一され、落ち着きが生まれる。
 正直こうなると、逆にこれは人を選ぶ特殊香りに大きく傾く気はするが
 シュッド・ウェストワインらしい香りの範疇で収まってるとは思う。
 好きな人ならむしろ向上要素にも思えるはず。

最初は香りと余韻ががやや半端に騒がしい(忙しい)普通のワインだが、抜栓30分前後辺りで思い出したかの様にシュッド・ウェストのワインとして覚醒wし始める。
カオールワインとしてはやはり味の重みが頼りなく感じ、物足りなさも少なくない。
だがまぁ、赤ワインとしては飲み易さに地域特有の個性もあって信頼感は確か。
比較的万人向けのカオールで、この辺は2004年とあまり変わらず

値段相応。
カオールとしての物足りなさと時間経過前の普通さを考慮すると、1800円台が上限だな。
高価くても2000円の壁を越える事はない、ある意味正直な価格設定。


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最終更新日  2012/08/20 01:57:48 AM
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