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カテゴリ:アルゼンチン
ボトルはやや重厚で栓も樹脂コルクにしては長め。 アルゼンチン カルチャキ・ヴァレー カファジャテ Calchaqui Valley Cafayate ミッシェル・トリノ・コレクション・マルベック2008 Michel Torino Coleccion Malbec ミッシェル・トリノ マルベック100% 3割をオーク樽6ヶ月熟成 アルコール度13.5% 輸入:株式会社スマイル 購入価格:718円 色はやや濃い紫。 香りはブラックベリー、プラム、チェリー、コーヒー、カカオ?バニラ? 味は渋味と酸味。余韻に薄い甘味と軽い苦味。 うおおっ!これはキタ!! 味の凝縮感が口内の全方位に展開される。 香りはちょっと粉っぽくて落ち着きに欠けるが、なかなかの拡がり。 濃厚な口当たりと余韻の流れが実に印象的。 味自体は渋味基調の結構普通のマルベックの味っぽいが、口当たりの瞬発力で勢いをつけて一気に口内を駆け回っていく。 余韻は思ったよりもあっさりしてて深みや奥行きを感じる前に離れていくが、変にしつこさを感じさせるよりは、この位で徐々にフェードアウトさせた方が飲み易さの演出としては成功だと思う。 その代わりにか、アルコール感の余韻(?)は意外に伸びて物足りなさを感じる前にいくらか補足が為される。 香りにたまに青臭さも出る時があり酸味の出方も少々安っぽいが、実際価格は安いので文句のつけようがない。 最初の一口のインパクトが凄い。この価格からは想像を超えた濃厚さを感じさせる。 グラス2杯目以降で冷静に味を確かめると、実際はそれほど強い味ではなさそうなんだがw、最初の口当たりの爆発でもう完全に持ってかれた・・。 香りはやや値段相応の粗さで酸味の使い方も拙い部分はあるが、それを補って余りあるパワーがある。 ただこれは熟成して云々というワインじゃなさそうなので、ドンッと味が迸る若いうちが華のワインかな!? チャカナ・マルベックの時もこの濃厚さに似たような感動を感じたが、流石にあちらよりは値段なりに香りと味の出方のバランスに難が有る。 もちろん1000円を大幅に下回って、この味を出したのならもう賞賛の言葉以外に無いが。 最近はアルゼンチンもマルベックの濃厚さを活かす方向で動いてる勢力もある様で、自分には楽しみな傾向ww。 値段以上。 1300円位の変なチリカベでは相手にならない。少なくとも1580円のカルメン・レゼルヴよりは明らかに上。(品種も味構成も違うから比較にはさほど意味は無いけど) 最初の口当たりだけなら2600円クラス、最初の1杯の味だけでも1500円クラスと闘える爆発力を感じた。 ★楽天検索 トリノ マルベック★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009/05/24 05:15:32 AM
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