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カテゴリ:焼酎・他蒸留酒
カナダ オンタリオ州 グリムスビー キングスゲイト・リザーヴ Kingsgate Reserve モリソン・ディスティラーズ Morrison Distillers モルト、グレーン アルコール度40度 輸入:三国ワイン株式会社 購入価格:698円(750ml) 香りはあまり出ないな。 ウーロン茶(焙じ茶?)、シンナー、檜、玉ねぎ? 【ストレート】 かなり柔らかい口当たりで口内でも穏やか。 飲み易くはあるが、何だか白湯の様にアタックが弱くて少々飲み応えに欠ける部分も。 余韻はジンワリと拡がり、水で薄めたメープルシロップの様な甘味を残す。 良くも悪くも存在感が希薄で、どうもしっくり来ないかな。 【ロック】 お!?もうちょっと味に特徴が出てきて主張するようになり、いわゆるウィスキーらしい美味さが出てきた。 粘性を伴った甘味が明快に感じられるようになり、ガムシロップ入りのアイスレモンティーの様な清涼感も生まれてくる。 甘味感を越えて苦味の領域に踏み込んでくる時もあるが、それも標準的なウィスキーの持つ苦味の範囲内。 【水割り】(酒1:0.1~3) 10~50%の水量で多少香りが拡がるが、味のアタックはストレート時とあまり変わらず。 1:1のトゥワイスアップだと味も香りも平坦で逆に個性が無くなる。 1:3~4で味は普通のウィスキー水割りだが、ストレート時の余韻のメープルシロップ的な甘味が生き残り、最後の最後で個性を発揮してくれる。これは結構悪くない。 氷有りだと余韻の甘味感が鈍く感じるが、味も冷気で締まって味覚にクリアーさが際立つ。 総合印象を考えると氷の有無で大きな違いは無い。 むしろ季節柄を考慮すると氷有りの方が爽やかで良い感じじゃないかな!? カナディアンらしく、「軽さ」と「柔らかさ」を活かした飲み易いウィスキー。 ストレートだとウィスキーを飲んでる気がしなくなりそうなので、まぁ最初の一口はストレートで飲んだとしても、それ以降はロックか水割り(酒1に対し水は3以上)がオススメ。 ソーダ割りにしても良いかもしれない。 ほのかな甘味が味を綺麗に整えつつ、炭酸が水割りよりもっとダイレクトに清涼感を打ち出すはず。 自分は、普段はソーダ割りはウィスキーの根っこの味わいを壊しそうであまり飲まないのだが、このウィスキーに関してはソーダ割りの意義を感じられる。 開栓後2~3日経つとストレートやロック時のソフトさが弱ってきて、 喉越しにドライな当たりが目立ってくる感じ。 ストレート・ロックの良さが殺されてくるみたいで、 こうなるとソーダ割り1本に絞った方が飲み易さは向上する方向に行くと思う。 値段以上。 これは余裕で1300円以上取れるんじゃなかろうか・・? カナディアンクラブ程の完成度と汎用性は無くとも、ウィスキーとしては飲み手をあまり選ばない中々の出来。 不人気故のディスカウントストアー叩き売りなのだろうが、698円は実に安かった。お買い得。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009/06/12 04:08:31 AM
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