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カテゴリ:南西地方:カオール
実にシンプルなラベルイラスト 南西地方 カオール シャトー・パイヤス2005 Chateau Paillas シャトー・パイヤス マルベック主体、メルロー (マルベック90% メルロー10%?) ステンレスタンク熟成18ヶ月 アルコール度13% 輸入:株式会社ベルーナ 購入価格:1450円弱(送料込みの3本セットで4780円) 色はくすんだ濃い紫。 香りはインク、プラム、カカオ、革、山椒? 味は渋味と苦味。余韻に苦味と薄い甘味。 香りはそこそこパワフル。 抜栓直後は味が妙に軽く感じられたが、20分程度でいくらか重みが出てくる。 渋味が目立つが突出はせず、適度に苦味が絡んで味に特徴を作る。 苦味が味の起伏を抑えて平坦で退屈しそうな気配はあるが、そこを余韻の追撃で押し込んでいく。 ワイルドな味であるとも言えるが、少々強引で大ざっぱな味構成。 何か普通のワインの味でもありそうだな。 「マルベックのワイン」というのは分かっても、「カオールのワイン」っぽさがイマイチ弱い。 樽を使ってないのが原因なのか、良くも悪くもどこかストレートな味わいで、飲み易さはあるが深みが乏しい。 味だけなら1200円前後のスペインワインにも近いところがある。 とりあえず味はカオールっぽさに物足りなさを感じつつも、不味くはなく普通に飲める。 香りは苦味や酸味が重みを連想させて存在感を生み、この点は素直に評価出来る。 もう少し果実の香りや甘味を感じられればバランスと厚みを感じられそうだったが、美味さが出てくる手前で停滞してる様で煮え切らないのは残念。 とりあえず値段相応。 「カオールワイン」とは考えず、いくらかユニークな「マルベックワイン」と考えれば納得いく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012/08/20 01:55:15 AM
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